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片思いのうちに知っておきたい!恋愛関係で共依存にならないための心構え


恋愛関係で共依存にならないための心構え

「周りはあの人のことダメな男っていうけど、私はとっても好きなの」

「彼がお酒やギャンブルをやめられないのは、彼の心が弱いから仕方がないの」

「私がついていないと、彼もっとダメになっちゃう……」

こんなこと言っている女性、あなたも見たことありませんか?

もしもあなた自身がそういう女性だったなら、イエローカードどころではなく、レッドカードを差し上げます!

上記のような関係を、心理学では「共依存(きょういぞん)」と呼びます。

今回はとっても恐ろしい、恋愛関係における共依存について。

片思いの今のうちにぜひ知っておいてもらいたい内容です。

共依存ってなんだろう?とっても怖い関係性への依存

「共依存」とは、ある特定の人間関係自体への依存を指します。

これだけでは少しわかりにくいので、例をあげましょう。

たとえば、暴力を振るう男性と、なぜかその男性と別れない女性という関係。

周囲からしてみると

「なんであんなに辛い思いをしているのに、別れないの?」

と不思議でなりません。

しかし、当の女性にそう聞くと、本記事の冒頭で示したように、

「私がついていないと、彼もっとダメになっちゃう……」

なんていう答えが返ってきます。

これって、女性のほうも辛そうにしていながら、彼と別れる気がない、というかむしろ別れたくない状況ってことですよね。

ちょっと順を追って考えてみましょう。

もしも、暴力を振るう男性がこの女性と別れたとして、彼が病気になったり、自殺したり、犯罪を犯して刑務所に入ったりして、本当にダメになってしまったとします。

すると、彼女は「私が彼を見殺しにしてしまった」と考えます。

裏を返せば、「私が存在して彼の世話をしている限り、彼はなんとかダメにならないでいられる」という状況であるということ。

つまり、「男性を生かすも殺すも彼女次第」ということなんですね。

だから彼女は男性に暴力を振るわれ、一見虐げられてはいるものの、彼女の方が実は彼のことを支配しているというわけなんです!

もちろん男性の暴力は許しがたい問題ですが、彼女自身が自分のことよりも彼を優先し、「彼の世話をすること」が彼女の人生の目標になってしまっていることこそ最大の問題なんです。

こういった愛情に見せかけた支配のことを、「共依存」と呼ぶのです。

イネイブラー(世話やき人)って何? 日本のイネイブラーには女性が多い

先ほどの例のあげた女性のような、いわゆるどうしようもない人(多くはギャンブルやお酒などの依存症の人)を支援し、愛情に見せかけた支配を行う人のことを「イネイブラー(=世話やき人)」と呼びます。

この世話やき人、日本では女性が多いと言われています。

この理由は、日本において「耐える女」は美徳だとされる文化が存在しているからのようです。

いくら辛くても苦しくても、

「彼の暴力に耐えて一緒にいことが私の愛の証明だから」

などと言って、彼と別れないんですね。

しかし、先ほども述べたとおり、「彼の世話をすること」がイネイブラーである彼女の人生の目標になってしまっており、彼女自身は自分の人生を歩んでいないです。

つまり、彼女は耐える女を演じながら男性を支配し、その他の自分は空っぽ……。

空っぽの自分を認めるのは嫌だから、よりいっそう、男性に固執するのです。

男性のためにもならないことは明らかですよね。

イネイブラーにならないために、自分の人生を生きよう!

では、イネイブラーにならないためにはどうしたらいいでしょうか。

それはあなたがあなたの人生を忘れないようにすることです。

どんなにあなたに好きな人がいたとしても、その人とあなたとは赤の他人です。

これは本当にそうなんです。

どんなに仲の良い夫婦でも、所詮は別の人間なのですから。

こういう風に書くと冷たく聞こえますが、別の人間だからこそお互いに無い魅力があり、日々の発見や刺激があるということなので、全く悪いことではありません。

だからまずは

「相手と私とは全くの別の人間である」

ことを認め、そこからスタートしましょう。

だから、赤の他人である恋愛相手がどんな状況でどのような問題を抱えていても、それは決してあなた自身の問題ではないわけです。

相手と自分とを同一のものと思っているから、相手の問題を自分の問題のように捉えてしまう。そして、相手の起こした問題の後始末を、本人にやらせるのではなく、自分がやってしまう。

そして、いつの間にか相手の世話をやくことがあなたの人生にすり替わってしまう。

あなたは自分の人生の目標を立てなくてはいけません。

別の記事でも書きましたが、

「恋はボーナス!」

です(参照「片思いの勝利の秘訣は『追いかけさせる』!目指せ特別なオンナ」)。

誰かに恋をするということは、「あなたの人生は元から欠けていて、恋愛が加わって初めて完全になる」わけではなくて、「あなたの完全な人生の彩りとして、恋愛が入ってきた」だけ。

彼のことが大好きで、そのことでいっぱいになってしまって世話を焼いて自分の中身は空っぽ。

そういう女性よりも、自分の人生を歩む女性のほうが魅力的で、幸せを手に入れることができるのです。

だからあなたは自分のことにもっと時間を割いていいんですよ。

そもそも、恋愛は勝ち負けではありませんから、支配するとか支配されるとかいった発想はおかしいものなのです。

片思いの相手ができたなら、支配の行動が「愛」という言葉で表現され、ごまかされていないか、チェックしましょう。

そしてまた、あなた自身の行動が支配になっていないかもチェックするのです。

あなたがあなた自身の人生を歩むことが、共依存にならない唯一の有効な手立てなのです。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。