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歌舞伎の女形から女らしさを学ぼう!テクニック4つ


歌舞伎の女形から女らしさを学ぼう

「ガサツな自分から脱却したい!」

そう考えているあなた、どのような努力をしていますか。

ちょっとした仕草を心がけることで、他人から「女性らしい人」という評価を得ることができます。

そこでぜひお手本にしたいのが、歌舞伎の女形なのです。

歌舞伎の女形の仕草を知って、あなたも女らしい所作を目指してみませんか?

ちょっとしたまねから始めればOKなんですよ。

歌舞伎の女形って?――女形の役者は女らしい立ち居振る舞いの研究者だ!

最近では、市川猿之助さんが「ワンピース歌舞伎」なども演じたこともあり、若い人でも歌舞伎に親しむ人が増えてきたようですね。

歌舞伎を普段観ない人でも、歌舞伎は男性役者のみが演じるということはご存じでしょう。

男性が女性役を演じるため、歌舞伎の女形(主に女性役を演じる男性のこと)は、「女らしい立ち居振る舞い」を日々研究しています。

ですから彼らのまねをすれば、たちまち女性らしい仕草が身に付くのです。

スタイルが良くないと女らしく振る舞えない?――女形は男性の体なのに女らしく色っぽい

よく女性で

「私はスタイルが良くないから……」

「胸がないから……」

などと言って女性らしく振る舞うことを諦めている人がいます。

もちろん、よりよいスタイルアップを目指して努力するのはいいこと。でもその前にできることだってあります。

歌舞伎の女形は男性なのにもかかわらず、すごく色っぽい!

男性である女形は、本来筋肉質な男性の体をしています。

そしてもちろん、胸も全然ありません。

しかし、それでも色気を感じさせるのは、以下のような所作を心がけているからです。

女形のテクニック1、少し体を傾けるように座る・なで肩を意識する

男性の身体は骨ばっていて筋肉質で、ごつごつとした形をしています。

これを和らげるために、歌舞伎の女形は体を傾けるようにしています。

具体的には、体をややひねるように座る。肩を常に落とし、なで肩になるように心がけるなどです。

言われてみれば、かの名画モナリザも同じで、なで肩で少しひねった座り方で、女性らしさが出ていますよね。

女形のテクニック2、ゆっくりとした口調

女形の役者は、高い声を意識していることはもちろんですが、ゆっくりした口調も特徴です。

せかせかとした早口は、話す相手を追い立てるような印象を与えます。

逆にゆっくりした口調は聞きやすく、余裕のある女性の印象となります。

女形のテクニック3、華やかな服装

演劇としての歌舞伎はもともと「ひと目でヒーローか悪役か役割がはっきりとわかる」ようになっています。

女形も例外ではなく、たとえばお姫様ならすぐそれとわかるようになっています。そのため、服装や化粧はとても大事です。

実は私たちも日常生活では、驚くほど見た目で判断されています。

女性らしい格好をすることで、「私は女性です」というイメージを周囲に強く与えることができるのです。

「なぜか女性として扱われない」と悩んでいる女性は、まずはぜひ服装を見直してみましょう。

女性らしい服装をすることで、仕草までもが洗練されていくことも多々あります(スカートの裾を気にしておしとやかに座る、事前に膝に載せるハンカチを用意するようになるなど)。

女形のテクニック4、クロスの法則

最後に、恋愛テクニックでもよく聞かれる「クロスの法則」です。

クロスの法則とは、1とも通じますが、主に手足などの身体をひねる動作が、男性をひきつけ、私たち女性を魅力的に見せてくれるというもの。これを歌舞伎の女形もやっています。

たとえば、左耳のピアスが落ちていないか確認する時、左手で耳たぶを触ったほうが手っ取り早い。

しかし、クロスの法則では、これをあえて右手で触ります。そうすることで、腕がクロスしますよね? これが男性には優雅で色っぽい動きに見えるのです。

「2、ゆっくりとした口調」でも説明したとおり、せかせかとした印象は女性らしさに欠けます。そのため、時には無駄とも思えるクロスの法則が、魅力的な女性と映るのです。


「自分にこんなテクニックできるかな!?」

なんて思いました?

しかし歌舞伎の女形と違い、あなたはもとから女性です。

ですから、上記に説明したことを徹底しなくても、少し真似してみるだけで一気に女性らしくなれます。元から柔らかい身体を持っていますものね。

歌舞伎の女形は毎日「男→女」という壁を乗り越えているのに対し、あなたはずっと女。

あなたのそんな身体には上記で示したような美しい動きがよく似合うはずです。

最後に

いかがでしたか。

いくら歌舞伎の女形に学ぶとは言っても、演技しろということではありません。日常生活に生かせる程度のことを、ぜひ取り入れて、女性らしい仕草を物にしましょう!

これを機に歌舞伎の観劇に訪れるのも、ぜひオススメですよ。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。