片思いの男性に気をつかうのって結構難しいですよね。
「毎回話を聞いてるけど、本当にうなずいてあいづち打ってるだけで大丈夫なのかなぁ?」
とか
「男性を立てるとは言っても、毎回おごってもらっていいのかなぁ?」
など小さな悩みは尽きないものです。
特に、片思いの男性とのデートでのお金問題は切実です!
今回は片思いの男性とのデートでの、奢ってもらっていいのかという問題をすっきりさせましょう。
デート代は男性の奢り!?それとも割り勘!?価値観が違うとモヤモヤの原因に
デート代について、世の人々の意見は2つに分かれています。
1、「デートは男性が奢るべきだ! 女性に奢らない男性は情けない奴だ!」という意見
このような意見は主にバブル世代以上か、それよりやや下の年代の人に多いようです。
女性に奢ることもできず、割り勘なんていう男性を情けないものだと感じる価値観ですね。
このような意見を女性が言うこともあれば、男性が言うこともあります。
2、「今の時代は男女平等! もちろんデートは割り勘でしょ!」という意見
このような意見は、今のアラサー以下の年代の人が持っていることが多いようです。
あくまでも男女は平等であるから、女性に奢ることにあまり意味が無いと考えます。
こちらの意見も、男女ともに持っていることがあり、当然「奢られたくない!」と考える女性もたくさんいます。
いずれの意見も間違いではありません。
しかし、持論を大切にする人が多いので、違う意見を持った人同士がお付き合いをするとなると、デートでモヤモヤすることが多くなってしまいます。
「なんで彼はいつも割り勘なの?」
「彼女は奢られて当然の顔をしてるけど、本当は割り勘がいい」
「僕は彼女に奢りたいのに、張り合いないなぁ」
という感じのモヤモヤですね。
何度も言いますけど、これはどちらかが間違っているということではなくて、単に価値観の衝突なのです。
モヤモヤが大きいということは、それだけ2人の価値観が大きく違うというだけのことのなのです(まぁ、その価値観の違いというのが、2人の関係にとって致命傷になってしまうことも多いのですが)。
お金に関することだけではなく、価値観の違いは2人が歩み寄っていかなければならない部分です。
あなたが片思いの彼とデートする時も、彼がどんな価値観を持っているのか察して、彼に合わせていくようにすれば問題ありません。
具体的には、会計の際には一歩下がって、片思いの彼の様子を見ることですね。
彼が払ってほしそうな素振りを見せたら払えばいいし、奢りたいようならそのまま奢ってもらえばいいのです。
あるいは、会計の終わった後に彼から「~円でいいよ!」など言われたらその分を払うとかね。そのことであなたが納得さえしていれば、なんの問題もありません。
恋愛はお互いの男らしさと女らしさを引き出していく作業
で・す・が。
実は恋愛というのは
「一緒にいて楽しいね♪」
というだけではなくて、お互いの男らしさと女らしさを引き出していく作業でもあるのですね。一緒にいて楽しいだけなら友人同士でもOKですからね。
「片思いの彼に奢ってもらう」ことは、片思いの彼の「男らしさ」を引き出す効果もあるのです。
これについて少し掘り下げましょう。
あなたが片思いの彼を好きになったのは、彼を「男として見た」からですよね。
そしてあなたが彼のハートをつかむためには、まず片思いの彼に「女として見てもらう」ことがどうしても必要です。
今は男性が専業主夫になったり、女性が起業してバリバリ働くこともあります。男女関係なく、自分の得意なことで生きていくのは実に気持ちのいいことです。
でも、それは男女の関係や役割がまったく入れ替わってしまったということではありません。
アメリカ最大のモデルエージェンシーである「フォード」を創設した、アイリーンという女性は、彼女の夫について以下のように言っています。
「彼は森の王者ターザンでいなければ気がすまないの。何かを指図することなんて不可能。男性と同等になりたがる女性の気持ちが理解できたことはありません。 男と女は同じではないわ。大きなことは男に決めさせればいいの。」
「仕事は熱心にするべきだけど、結婚を犠牲にする価値のある仕事なんてありません。歩み寄りが何より大切。」
アイリーンは凄腕の女社長ですが、家庭内では男性である夫を立てて彼の男らしさを引き出し、実は仕事よりも結婚生活を重視していたのですね。
女性が社会で成功している・いないとはまったく関係なく、女性は常に男性を立てたほうがいいのです(このあたりの事情については「片思い女子に告ぐ!男性を上手に頼って愛される方法」で詳しく書いているので参考にしてくださいね)。
こうすることで女性側は、男性から女らしく見てもらえるのです。
奢ることは男らしさでもある!?奢られるのは男性を立てることにもなる
「男性を立てることと、奢られることは何か意味があるの?」
そう思った人もいることでしょうが、関係は大いにあります。
現在でも日本は悲しいかな、男性中心の社会。
もしもあなたが学生だとしたらピンと来ないかもしれませんが、社会人になると、男性よりも稼ぐことのできる女性が少数派なことに気がつくはずです。だから、「稼ぐ能力」は「男らしいこと」に分類されるのですね。
そして片思いの彼に「奢られること」は彼の「稼ぐ能力」を認めていることになるため、結果として男性を立てていることになるわけです。逆に割り勘ではプライドが傷ついてしまう男性もいるくらい。
アイリーンが言ったように、大きなことは男性に決めさせればいいのですから、片思いの彼が奢ると言ったからには奢ってもらってOK。「私の方の片思いなのに、相手に奢ってもらうなんて!」と自分を下に見る必要もありません。
「そんなこと言って、単に男性に奢られたいだけなんじゃないの?」
そう思った方へ。
確かに世の中には奢られたいだけで男性とデートする、浅はかな女性もいるかもしれません。
でもいい女が片思いの彼に奢られるのは、お金や物を手に入れたいのではなくて、相手のハートが欲しいからするのです。
男性がある女性にお金を使えば使うほど、気持ちも大きくなることはすでに知られています(参考「あなたのモテ力がみるみる上がる!『恋愛投資理論』とは何か」)。
だから別にものすごい高級レストランでおごってもらう必要はないし、まして片思いの彼が奢りたいと言っているのなら、断る理由はないのですよ。
もちろん、片思いの彼が割り勘派で、あなたもそれに同意するのならなんの問題もありませんよ。それは価値観が合っているということです。
そのようなカップルの場合は「男らしさ」「女らしさ」を引き出す恋愛というよりも、親友同士のお付き合いに近くなることでしょう。
あなたが片思いの彼とどんな関係性でいたいのかも、この「奢ってもらうか割り勘なのか」という点で判断できるというわけですね。
女性にいい格好を見せたい男性は、奢る傾向にあります
先ほど、恋愛とは「お互いの男らしさと女らしさを引き出していく作業」だと述べました。
これは女性にとっても同じことで、あなたが女らしくすればするほど、男性側もあなたのことを魅力的に感じるのです。
そして、片思いの彼があなたをこの上なく女らしく・魅力的に感じたら「この女性にはいい格好を見せたい!」「喜ばせたい!」と、自分の男らしさを発揮しようとする――つまりは奢ってみせるということも多々あるわけです。たとえそれが毎回ではなくても、ね。
「毎回男性の奢り・もしくは女性の奢り」
「毎回割り勘」
といったはっきりしたルールを無理に決めておかなくても、「食事代は男性が、お茶代は女性が出す」とか「端数は女性が出す」とかゆるやかに対応していくことはできます。
要するに、あなたと片思いの彼との関係は、あなたたち2人にしか決められないのです!
片思いの彼が、こういった話し合いができる相手かどうかというのも、今後関係を築いていく上で見ておきたいポイントでしょう。
最後におまけですが、意外と多いのが「端数は女性に出してもらう」という男性です。
あなたの片思いの彼がこの男性であるかもしれませんから、ぜひデートのときには財布には小銭を多めに入れていってくださいね!
そして奢ってもらったら、カワイイ笑顔で「ありがとう!」を言うのを忘れずに。