どんなに愛し合った関係であっても、結婚しない限りは訪れる、「別れ」。
仕方がない理由でこちらから自然消滅を狙う方法もあるけど、円満に別れるためには、彼氏に別れ話を持ちかけることが必須ですよね。
あなたがもしも今の彼氏に見切りをつけ、別れ話をしたいと思っているのだとしたら、今回の記事は必読です。
上手な別れ話の作法
1、別れ話は自宅で二人きりではなく、駅チカや駅ナカなどの人が多いお店でする
別れ話はあなたや彼氏の一人暮らしの自宅などでは、絶対にしてはいけません!
人目の多い場所で行うのが基本です。
これは別れ話をしている最中に、お互いが感情的になってしまうのを避けるためです。
もしもあなたが相手に何かひどいこと・陰湿なことをされそうになっても、周囲に人の目があれば抑止力になります。
実際に何かされても、誰かにすぐ助けを求めることもできます。
まぁ、そこまで暴力的な人は少ないでしょうが、人目のない自宅などよりも、紳士的で落ち着いた行動を取ってくれる可能性は高まります。
2、会計が前払いではなく後払いのお店にする
「別れ話をどこかのお店で」と言うとカフェなどが頭に浮かびやすいですが、会計がいつなのかというのもすごく重要です。
これは、気まずいなかで相手と一緒にお店を出るのを避けるためです。
前払いの場合、二人とも会計が終わっているので、別々に出て行くには、不自然にタイミングをはからなくてはいけません。
後払いであれば、あなたのほうで自分の飲み物代だけサクッと渡し、彼が合計額の会計を済ませている間にスッとお店を出てしまいましょう。
これでその後は顔を合わせなくて済みます。
3、話す時間は夜を避ける
別れ話をするときには夜を避けてください。相手が別れ話に応じないときはなおさらですが、話が長引いてしまうことがありますよね。
それで終電を逃したなんてことがあったら大変なので、時間に余裕のある日中、特におすすめは昼にスタートするようにしてください。
これらの3つを満たすお店としては、たとえば「日中の駅チカのファミレス」などがありますね。
もちろん、他のお店でも条件を満たしていればOKですよ。
別れ話で深い話はしない――「俺のどこが悪かったのか」などと訊かれたら
上記の作法3つをお読みになって
「お互いに腹を割って話すのが別れ話なのだから、人目のある明るいお店じゃそうはいかないんじゃないの? だから、そういうお店で別れ話をするのは、相手に対して思いやりがないのでは?」
なんて思った方もいたかもしれませんね。それについてお答えしましょう。
確かに別れるにあたって、
「なぜ気持ちが冷めたのか?」
ということを、どうしても聞きたがる人がいます。
確かに、こういった話となると深い話にならざるを得ないので、人目のある場所ではしにくいものですよね。
しかし、この「なぜ気持ちが冷めたのか?」「俺のどこが悪かったのか?」という疑問には「そもそも答えなくていい」のです。
あなたのほうで彼氏に思うところがあって、別れを切り出したという事実があるだけで十分なのです。
もしもあなたのほうで彼氏の疑問に
「あなたのこういうところが嫌で、だから気持ちが冷めた」
という風に丁寧に説明したとして
「じゃあ、そういう部分を直すからよりを戻してよ!」
と言われたらどうします? どんなにそう言われても、「気持ちが冷めてしまった」という事実は変わらないから、受け入れがたいでしょう?
それに、悪いところを伝えるというのは、相手を責めているようでこちらも気分がよくありません。
彼氏はよりを戻すつもりはなく、ただ純粋に
「自分の悪いところは見直して改善し、次の恋愛で活かしたい」
と思っているだけなのかもしれません。
しかし、悪いところを改善していかなくてはならないのは、あくまでも彼氏自身です。
本当にそのように思っているのだとしたら、「自分のどこが・何が悪かったのか」という点も、自分自身で見つけるべきなのです。
さもないと彼氏は「あいつにああ言われたから改善する」という風に、他人の評価をもらってからでないと、自分の欠点を見つけられない・改善もできない男性になってしまいます。
あなたが彼氏に最後に思いやりを持つのなら、彼に簡単に答えを与えてはいけません。
あなたが別れ話でするべき内容とは?――相手に復縁の気持ちを起こさせないために
別れ話で深い話ができないのであれば、一体何を話せばいいのでしょうか。
それは以下の内容に尽きます。
- もう彼氏には気持ちがないことを伝える(相手が食い下がってきても、「気持ちはない」「もう戻れない」で押し通し、感情的にならないようにする)。
- もしもあなたに新しく「いいな」と思える相手がすでにいたとしたとも、そのことを明言する必要はない(浮気呼ばわりされては、こちらに不利になりますからね)。
- お互いに貸し借りしているものや、預かっている荷物などをどうするかという事務的なことを決める。
- 彼氏を責める物言いにならないように気をつけ、ケンカ別れを避ける。こうすれば今後何かの機会で顔を合わせた時にも気まずくなりにくいし、気分も比較的悪くない。ただし、相手があなたに対して怒っているようなら、「悪者と思われてもいい」くらいの覚悟をしていくこと。
- 相手に感謝の気持ちを伝えて、飲み物代を渡して店を出る。
加えて、当日はメイクも服装もバッチリ美しくしていくことをおすすめします。
それは相手に対して、「あなたがいなくても私は生きていけるわ」という印象を残すためです。
別れるか別れまいか、悩んだことが明らかなボロボロの顔で彼氏に前に現れてしまっては、
「彼女には僕がいなきゃやっぱりダメなんだ!」
「こんなに悩んだなんて、僕のことまだ好きなはず!」
なんていう気を起こさせてしまい、別れ話のはずが彼氏の復縁希望の話にすり替わってしまうかもしれません。
もしも流されそうで不安なら、同じお店の別の席で信頼できる友人に待機してもらっていてください。
何か目立つことがあれば応援に駆けつけてくれるでしょうし、そうでなくても精神的にとても勇気付けられるでしょう。
彼氏に別れ話をしないで、自然消滅を狙ったほうがいい場合もある?!
普通の男性であれば、上記の方法でスルッと別れることができますが、まれに自然消滅を狙って別れたほうがいい男性というのがいます。
判断基準は「きちんと話し合える人がどうか」です。
こちらが言っていることを理解しなかったり(しようとしなかったり)、まったく聞いていなかったり、自分の都合のように解釈したり……というのが、「話し合いのできない人」です。このような人の場合は、上記の作法を心がけて別れ話をしても
「なんで?」
「俺は別れないよ?」
「お前が別れたいって言ってるだけ」
と自分本位なことばかりを言い、あなたの「別れる!」という決意を受け入れてくれません。
その場合は仕方がないので、徐々にフェードアウトしていくしかありません。
連絡を極限まで減らし、会わないようにしてくださいね。
それでも相手が理解せず、「まだ別れてない!」などと言い張り、あなたにつきまとってくる場合にはもはやストーカーなので、早めに警察に相談してくださいね。