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女性側拒否のセックスレスはどうしてダメなの?問題点と解決策


女性側拒否のセックスレスはどうしてダメなの?問題点と解決策

今、日本のカップルや夫婦の多くがセックスレスだと言われています。

好き同士で付き合ったり、結婚したはずなのに、なぜかお互いを男女として見られなくなってしまうという悲しいセックスレス。

「セックスなんて面倒くさいから、ずっとしなくていいや~」

なんて思う女性もいるみたいですが……それって本当にパートナーの男性のことを考えてあげているんでしょうか?

今回は、セックスレスの基本的なデータの紹介と、女性側拒否のセックスレスがなぜいけないのかを、解決策と一緒にお伝えしたいと思います。

カップルがどんな状態になったら「セックスレス」と言うの? セックスレスの人ってどれくらいいるの?

セックスレスについて考えていくために、最初にどのような状態を「セックスレス」と呼ぶのか確認しておきましょう。

日本性科学会というところの説明だと、

①「特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がないカップル」

がセックスレスであるとしています。

特別な事情……というのは、病気やケガ、長期の出張などが挙げられると思います。

ただ現実には、

②「カップルのいずれかがセックスを望んでいるのに、セックスが長期にわたってない状態」

のことを指す場合が多いでしょう。

今回は②の意味でセックスレスという言葉を使っていきますね。

次に、日本のカップルのうち、実際に何%の人がセックスレスなのか見ていきましょう。

以下はある避妊具メーカーが2016年に取ったアンケートの結果です。

「自分のパートナーとセックスレスだと思いますか?」という質問について、

未婚の場合イエスと答えた人→29%
既婚の場合→55.2%
(20代から60代の男女14100名が対象)

カップルのうちの29%がセックスレスであり、結婚したとしても55.2%いるとされるセックスレスな夫婦になってしまうかもしれないのです……。

これってすごく高い割合ではないでしょうか?

また、2005年に行った別の海外の避妊具メーカーの調査によると、日本のカップルの1年のセックスの回数は45回で、41カ国の中でダントツの最下位!(ちなみに下から二番目のシンガポールでさえ73回)。

一位はギリシャの138回で、まさに桁違いですが、50回を下回るのは日本のみです。

(ちなみに、男女関係なくまったく性欲がないという人(アセクシャル)も世の中には存在しています。その人たちは誰に対しても恋愛感情すら持たないので、今回の話の想定からは除外しています。)

「セックスしなくても愛があればいい」? 女性側拒否のセックスレス

さて先ほどから、筆者は

「日本人ってこんなにセックスレスなんだよ! やばいでしょ!?」

という感じで書いていますが、この雰囲気にまったく賛成できない人もいると思います。

「別にセックスなんてしなくてもいいんじゃない? 愛があればそれでいいのよ」

そう思う女性もきっといるかと思います。

確かにその意見もまったく間違っていません。

が、それはパートナーもその意見に同意していた場合です。

「カップルのいずれかがセックスを望んでいるのに、セックスが長期にわたってない状態」がセックスレスなのですから、もしも女性側が

「セックスなんて興味ないよ」

「別に一生しなくても困らない」

「彼氏の○○くんは、そういうことに興味ないと思うし」

なんて思っていたところで、あなたの未来のパートナーがそれに同意と納得をしていなければ、ただ相手に一方的にセックスを我慢させてしまうだけ……問題のあるセックスレスになってしまうということに違いはないのですから!

これが女性側拒否のセックスレスですね。

セックスレスの大元の問題は性的なことではなく、思いやりの欠けたコミュニケーション

意外に思うかもしれませんが、セックスレスのカップルの抱えている問題の大元は、実はセックスではないのです!

セックスレスカップルの間には、普段のコミュニケーションで思いやりの心が欠けてしまっているのです。

性欲とは人間の三大欲求(睡眠欲、食欲、性欲)の1つです。

「彼女とセックスしたいなぁ」

という男性側の希望を知っていながら、

「まぁいいか」

「ごめんね、また今度」

「私はセックスは嫌いなの」

とスルー、もしくは断固拒否してしまうことは、

「ものすごく眠たいなぁ」

という男性に

「寝ちゃダメ。絶対に眠らせないわ」

と言っているも同然なのです。

健全なカップルの彼女であれば、彼氏が眠くてたまらない時にはベッドを整え、寝かせてあげる思いやりを持っているはずですよね。

つまり、セックスレスになっているカップルは、一方が一方にまったく思いやりを持てていない、愛情を注げていない状態にあると言えるのです。

他のどんな部分でうまくいっているように見えても、相手が我慢に我慢を重ね、いつしか不満を爆発させてしまっては、その関係はまもなく立ち行かなくなるでしょう。

ですから、女性側が「あまりエッチしたい気分じゃないな」と思ったとしても、できる限り応じてあげなくてはいけません。

それとも

「浮気や風俗でセックスをしてきてもいいよ」

と相手に言いますか?

相手にとって自分が唯一の女性ではないなんて、それこそ馬鹿らしく惨めに思いませんか?

「私の彼は別にセックスしたくないみたい」? 「きっと彼はこう思っている」はキケン!

「でも私の彼は別にセックスなんか重視してないよ?」

「彼はまじめだからそういうことには興味がなさそう」

なんてのんきに感じる女性も多いことでしょう。

ええ、繰り返すように、あなたと彼がしっかり話せていて、その結果「お互いにセックスなしでも問題なし!」という結論になっているのならいいのです。

しかし、あなたが「彼はきっとこう感じているはず」と思い込んでいる可能性もゼロではありません。

あなたにセックスのことが言い出せなくて、悩んでいるだけかもしれません。

男性は繊細ですから、ある夜あなたが「今日はちょっとエッチしたい気分じゃないの」と断ったことがきっかけとなり、セックスしたくてもあなたを誘う勇気が出ないのかもしれません。

好き同士でカップルになった以上、相手のことを思いやってあげるのは当然のことです。

もしもこれから先、女性であるあなたが拒否してセックスレスに陥ってしまうことがあったら

「何か二人の関係で、問題に感じていることはある?」

などと優しく問いかけ、話を聞いてあげましょう。

あなたが彼の欲求に見て見ぬふりを続ければ、彼はあなたを思いやりのない女性だと感じ、離れていってしまいますよ!

女性側拒否のセックスレスの解決策――セックス嫌いの女性が抱える問題をクリアにしていこう

セックスが嫌いという女性の中には、

  • 面倒くさい、仕事で疲れている
  • 体質的に濡れにくいなど、痛みがある
  • 男性が自分勝手に動くので、愛を感じられない

などということをその理由に挙げる人がいます。

確かに、このような理由があると、セックスを心から楽しむことができませんよね。

では、あなたは愛する男性に抱きしめられたり、彼と手をつないだりすることは嫌いでしょうか?

おそらく違うでしょう。

セックスは、ハグやキスといったスキンシップの延長に存在します。

ハグやキスをすることで、

「私って愛されているなぁ」

と実感する女性は多いと思います(逆に言えば、ハグやキスで満足してしまい、セックスまではいらないと思う女性も多いのかもしれませんね)。それなのにセックスだけを毛嫌いするのは、男性は不自然に思うことでしょう。

あなたが上記のような理由でセックスが嫌なら、彼にそのことを伝えなくてはいけません。

ただし、くれぐれも

「あなたのセックスが上手じゃないせいでいつも痛いの! だからセックスはしたくない」

などという乱暴なひどい言葉で相手を傷つけることは避けてください。それは思いやりのない行為です。

「最近仕事で疲れているからか、どうしてもそういう気分になれなくて」

「ホルモンバランスが崩れていて濡れにくいの」

「もっと2人の息が合うような、愛情のあるセックスがしてみたいの」

などと「自分に原因があるんだが」というニュアンスで伝えれば、彼の方でも対処法を考えてくれるはずです。

もしかしたら、あなたの理由を受けて彼があなたの身体を以前よりも気遣ってくれるようになったり、痛くないようにローションなどを用意してくれたり、女性が感じやすいセックスを研究してくれたりするかもしれません。

というか、男性が女性を大切にしてくれている時は、当然にそういったこともしてくれるものです。

セックス嫌いの女性側は「セックスなんて絶対ムリ!」と思っているかもしれませんが、実は解決策はたくさんあるんです。

それには何よりも、まずは普段から思いやりのあるコミュニケーションをとること。

ケンカではなく、お互いに冷静に素直に気遣いし、話し合える空気を持つこと。

セックスはある日突然に始まるものではなく、普段のやりとりの積み重ねで成り立つものだということを肝に銘じ、ベッドの外でも中でも男性を信頼して優しくしてあげてくださいね。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。