スキンケアという言葉と同じくらいに浸透した「ボディケア」という言葉。
でも、顔のスキンケアよりも体のボディケアはやっている人とそうではない人で二極化している印象です。
やっている人にとってはボディケアはごく普通の毎日の習慣だけど、そうじゃない人からしてみると「げー! めんどくさい!」という感じ。もしかしてあなたもそんな人?
でもやっぱりボディケアはしたほうがいいです!
今回はその理由と、ズボラもOKな簡単ボディケア方法をご紹介します。
あなたがボディケアするべき理由3つ
「体なんて見えない部分なんだから、ボディケアはする必要ない!」
そんなことを言う人がたまにいますね。
確かに、体は顔のようにいつも露出しているわけではないし、普段長袖や長いパンツを好む人であればさして気にならないかもしれません。
しかし、それでもやはり筆者があなたにボディケアしてほしいと思うのは、以下の3つの理由からです。
1、乾燥による痒みを防ぐという、健康上の理由から
季節や体質にもよりますが、肌の乾燥によって粉をふき、痒みを引き起こすことがあります。
また、体質が変化することもあり、「以前よりも肌が乾燥するようになった……」という人は20代半ばあたりから増えてきます。
ひどい時には痒みで寝付けない、かきむしって血が出てしまうなんてことも。
そのようなことになってしまったらもちろん皮膚科に行くべきですが、そうなる前に自分でボディケアの習慣をつけておけば予防できますね。
2、いざ肌見せしたいとなった時に、慌ててケアをしてもあまり意味が無いから
普段ボディケアをしない人の場合、いざ肌見せしたいシーンで慌てることになります。
たとえば、夏の海水浴で水着になる時や、大好きなあの人との初エッチ。
カサカサ・ガサガサの肌よりもツヤツヤ・スベスベの肌のほうがいいに決まっていますね。
特に男性に触れられる時には、肌触りのいいほうが絶対にいい!
でもツヤツヤ・スベスベの肌は一日にしてならず! です。
前日だけ一夜漬けのようにボディケアをしてみても、あまり効果はありません。
いつ肌を見せてもいいように、普段からボディケアを心がけましょう。
3、ツヤツヤ肌になることでセルフイメージを上げることができるから
私たちは思いのほか、自分の体に触れていますよね。
帰宅してストッキングを脱いだ時に、すねやかかとがガサガサだったら……。
あなたは自分のことを「潤いのない、乾いた女性だ」と認識します。
これってすごく良くないことす。
「水も滴るいい女」という表現があるように、いい女はウェットな雰囲気をまとっているのが魅力的なんです。
それなのに、自分のことを「潤いのない、乾いた女性だ」と認識し続けると、本当に枯れた女性になっていってしまうんですよ!(参考「『ラベリング理論』とは?女性のあなたがもっと輝くために」)
逆にあなたがツヤツヤ・スベスベの肌になれば、セルフイメージ(自分自身へのイメージ)を「潤いのあるいい女」だと認識でき、いつのまにか本当にいい女に近づいていけるわけです。
「ついでに」で習慣化する、ズボラさんでもOKの簡単ボディケア方法
ボディケアをするべき3つの理由、おわかりになりましたね。
では具体的にどんな風にしてボディケアをしていけばいいでしょうか?
「肌に何種類もローションだのクリームだのを塗るのってめんどくさいよ~」
というズボラさんでもOKなテクニックをご紹介していきましょう。
合言葉は「ついでに」です!
ハンドクリームを塗る時に、「ついでに」肘まで塗ってしまう
ハンドクリームを塗る機会があれば、その時に袖をめくり上げてついでに膝まで塗ってしまいましょう。
ハンドクリームと銘打ってはいるものの、腕や足などに使っても大丈夫なので、ボディクリームとの区分けはあまり気にしなくて大丈夫です。
ただし、人前でやるのはあまり上品ではないので、家やお手洗いなどでやってみてください。
フェイスパックをした時に、「ついでに」残った美容液で体中に塗りつける
フェイスパックをしたことがある人ならおわかりになるでしょうが、顔からはがした後も、まだパック自体にはじゅうぶんに美容液の潤いがあります。
そのまま捨ててしまうのではもったいないので、ついでに体中に塗りつけてしまいましょう。首やデコルテのあたりも忘れずに。
お風呂上がりのスキンケアの時に、「ついでに」化粧水や乳液を塗りつける
顔の皮膚も体の皮膚も、基本的に行いたいケアは一緒です。
化粧水などで潤し、乾燥を招かないように乳液などの油分で蓋をする。
たとえ顔用のものであっても、体用に流用できますので、特別なこだわりがないのなら特に分けずにお風呂上がりのスキンケア&ボディケアを同時に済ましてしまいましょう。
いくつもの機能のあるオールインワンジェルを使うのも楽チンでおススメですよ。
専用の美容液やローションなど用意して作業中など目に入った時に、「ついでに」気になるところに塗りつける
あなたが部屋でごろごろしてスマホなどを見ている時など、ちょっと目の入るところに専用の美容液などを置いておきましょう。あるいは勉強机の隅っことか。
スマホをいじりながら、右足のひざだけ塗るとか、好きな香りのものを用意して勉強の息抜きに首に塗るとかでOKです。
「専用の」と書きましたが、あなたが気兼ねなく使える安い化粧品で構いません。
普段使っているハンドクリームや乳液を小分けにしてもいいし、なんなら顔には合わなかった基礎化粧品を使ってみるのもいいでしょう。
すべてのことで言えるのは、「ついでに」を合言葉にして決して「がんばらない」こと。
「寝る時間も惜しんでボディケアをしているぞ!」という意識でいるとストレスになってしまうので、あまり力みすぎない方がいいでしょう。
上に挙げたような方法を試しているうちにボディケアが習慣化し、ケアすることを普通に思えるようになります。人によっては、どんどん積極的にやりたくなってきます。
するとしめたもので、そのあとはどんどんツヤツヤ・スベスベの肌に磨きがかかっていくだけ!
「そもそもハンドクリームなんて使わないよ」
「スキンケアもいいかげんだよ」
なんて人も、まずはできそうな部分から真似してみてください。
ボディケアには専用のクリームが必要? 高級品がやっぱりいいの?
「ボディケアするには専用のものじゃないとだめなの?」
「やっぱり値段の高いクリームやローションの方が肌にいいの?」
そういう風に疑問を思う事もありますよね。
ボディケアには専用のクリームなどは必ずしも必須ではありません。
先ほどのボディケア方法の項目でも書いたのですが、顔用・手用・体用という区分けは実はあまり気にしなくて構いません。
逆はともかくとして顔用のものを手用・体用に流用するのはOKですし、手用と体用もお互いに入れ替えて使っても大丈夫です(ただし皮膚が弱い人は皮膚科で医師に相談してくださいね)。
ですから、「この使いきれないハンドクリームどうしよう……」なんてことがあれば、迷わず体用に使ってしまいましょう! もちろん気に入っている化粧水や乳液をそのまま体に使ってもいいですよ。
また、「値段の高いもののほうが肌にいいのか?」ということについてですが、もちろん高いものには最新の成分が配合されていることはあるでしょう。
だからと言って、安いものが悪いというわけではなく、どちらかという安いものの方が成分がシンプルなのです。
ただし、高いブランドでは高級な香料などを使っていることが多い分、「あの高級ブランドのボディクリームは、他にはないいい香り♪」ということはよくあります。
あなたがボディケアにかける予算を少なくしたいなら安いもの、他にはない素敵な香りや最新の成分などを重視するなら高いものを選んだらいい、という実にシンプルな話です。