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心理学の「ストローク」を片思いの恋愛でも活かす方法


心理学の「ストローク」を片思いの恋愛でも活かす方法

人は1人では生きていけず、たくさん人と交流することで生活しています。

その中で与えたり、与えられたりする心の栄養のことを「ストローク」と言います。

このストロークを意識すれば、恋愛シーンでも片思いの相手に良い影響を与えることができ、あなたの恋の成就の可能性が上がるのです!

今回はその具体的な方法について説明します。

心理学の「ストローク」とはどんなものか

人と交流する上で、与えたり、与えられたりする心の栄養のことを「ストローク」と言いました。

ストロークにはプラスのストロークとマイナスのストロークが存在しています。

誉める、労う、感謝する、理解する、優しくなでるなどといった「自分がされて嬉しいし、してもらうと自信が出てくる!」といったものがプラスのストローク。

逆に、文句を言う、批判する、だめ出しする、怒る、殴るなどといった「されて嬉しくないし、されると自信をなくす……」といったものがマイナスのストロークです。

ストロークについて例を上げながら解説し、プラスのストロークを発信していくことで、自分もプラスのストロークを受け取ることができると書いたのが前回の記事(「心理学の「ストローク」とは?人とより良い交流をするために」)でした。

そしてこのストロークの考え方は、片思いの恋愛でも使えるんですよ!

みんなプラスのストロークがほしい!片思いの彼にも与えてあげよう

前提として世の中の人はみんな、プラスのストロークをもらいたいと思っています。

「あなたってすごいね」

「あなたは私にとってかけがいのない人よ」

「大切に思っているよ」

「疲れたの? よしよし頑張ったね」

このような言葉や行動を与えてもらいたいし、そのようなことをしてくれる人に対して好意を抱きます。

これは片思いの恋愛でも一緒なのです。

片思いの相手が、あなたがマイナスのストロークではなく、プラスのストロークを与えてくれる女性だと気がついたとき、あなたのことを選んでくれる可能性はアップします!

ごく簡単に言えば、一緒にいて居心地の良い女性と長く一緒にいたいと思うからですね。だから片思いの彼と接するときには、常にプラスのストロークを与えることにしましょう。

しかし、片思いの戦略では追いかけさせることが大切だと言うことは他の記事でも再三書いています(「片思いの勝利の秘訣は『追いかけさせる』!目指せ特別なオンナ」)。

そのため、まだ付き合う前なのに彼にプラスのストロークを与えまくり、あなたが彼にメロメロなのを伝えるのは良い考えとは言えません。

ただしそれは彼に対して辛くあたれと言っているのではありません。他の友人などと同じレベルで、プラスのストロークを与えてあげましょうね、という意味です。

片思いの彼にそこそこのレベルのストロークを与えることで、

「なんだかこの子と一緒にいたら楽しいかも。癒されるかも」

「もっと彼女に心を気持ちよくしてもらいたい」

と思うようにし向けるのです。

「そこそこのレベルってどういうことよ!」

なんて思った方も多いと思いますので、次項ではそれに答えていきましょう。

「条件付きのストローク」・「無条件のストローク」とは?

ストロークにはプラスマイナスといった区別以外にも、「条件付きのストローク」「無条件のストローク」があります。

これは本当にそのままの意味で、たとえば

「お仕事を頑張っているあなたって素敵ね」

は「仕事を頑張っている」という条件付きのストロークになります。

対して、

「とにかくあなたって素敵ね」

と特に条件を指定しないものを無条件のストロークと言います。

そしてこの二つの場合、無条件のプラスのストロークの方がより受け取って嬉しいものなのです。なぜなら条件付きの場合、その条件が変わってしまったらストロークが受け取れないかもしれないからです。

あなたも

「若い君って素敵だね」

と言われれば嬉しいかもしれませんが、

「若い頃の君も、これからおばさんになっても、どんな君も素敵だよ」

と言われた方がより嬉しいですよね? それと同じです。

片思いの恋では、条件付きのストロークを相手に与えよう

片思いの恋では、この条件付きストロークと無条件のストロークを上手に使い分ける必要があるのです。

片思いの彼が大好きなときは、「とにかく彼が好き」という風になってしまいがちです。ですからやろうと思えばいくらでも付き合う前に、彼に無条件のストロークを与えることができますね。

「あなたってとにかく素敵ね」

「どんなことがあっても味方よ」

「あなたの全てがいい!」

など他にもたくさんあると思います。

しかし、片思いの恋は相手に自分を追いかけさせなくてはいけないのでしたよね。

ですから付き合う前に無条件のストロークを与えることはやりすぎ。無条件のストロークは相手を気持ちよくさせるでしょうが、いつのまにかあなたが格下の存在になってしまうリスクもあるのです。

そこで、片思いの恋では彼に会うときに条件付きのプラスのストロークを与えることにしましょう。

仕事を頑張っている○○くん、いいね」

服装の趣味が良いから、今日はかっこよく見えるよ」

お店選びが上手なのもあって、食事も毎回飽きないね」

太字部分が条件にあたりますね。

このような条件付きのプラスのストロークであれば、あなたが本当は彼にメロメロだということを悟らせずに、良い働きかけをすることができるのです。

条件付きとはいえプラスのストロークであることに変わりはないので、片思いの彼もあなたと一緒にいて居心地が良くなります。

そしていつしか、彼の方でもあなたからの「無条件のプラスのストロークが欲しい」と無意識に思うようになればしめたものです。

最後に――無条件のストロークは交際後に与える

では最後に。私たちは片思いの彼に「とにかくあなたが好き」という無条件のプラスのストロークを与えてはいけないのでしょうか?

私たちが好きな人に思う存分、無条件のプラスのストロークを与えてもいいのは、無事に両思いになって交際が始まった後です。

交際が始まればお互いにとって唯一の存在となるので、ぜひ相手があなたにとってかけがえのない人だということを伝えていきましょう。

そのゴールを目指して、今は条件付きのストロークで片思いの彼に働きかけ、相手があなたとより一緒にいたいと思わせるようにし向けてください。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。