片思いの恋する女性のための、相談窓口です。
今回は仕事関係で出会った、指導員の男性にときめいてしまった女性からのご相談ですね。
私は30歳の女性で、教育系サービス業に就いています。
片想いをしている相手の方は、同業他社の指導員です。
私の仕事は法律上ある資格が必要なのですが、自社では取れないため、他社で取得することになりました。
その指導員さんとは最初の授業で指導していただきましたが、以降の授業で会うことはありませんでした。
苦手分野で初めてのことに緊張していた私ですが、その指導員の方は習うより慣れろの指導でのびのびと作業をさせてくれて、指導以外にも故郷のことや仕事のことなど、たくさん話してくれました。
私は先日資格を取得し、卒業となりました。
同業他社の指導員とわかった上で受け入れていただき、どの指導員さんからもよくしていただいたので、卒業後にお礼にいきましたが、そのときもお相手に会ったり、見かけたりすることはできませんでした。
先方の別の指導員の方とは、前職が同じだった縁で連絡先を交換してますが、片想いの相手の方はなにもわかりません。
もう諦めた方がいいでしょうか?
長年恋愛でときめくことがなかったので、希望はなさそうだと思いつつ、気になっています。
(織川)
メッセージありがとうございます。
「諦めたほうがいいでしょうか?」とありますので、結論から言います。
「諦める必要はありません」!
ただし注意したい点がいくつかあるので、一緒に見ていきましょう。
その上で片思いの彼へのアプローチについて考えてみましょう。
はじめに――男性からの連絡先交換の申し出の有無は、自分への興味のバロメーター
織川さんも同じように感じていらっしゃると思うのですが、片思いの彼と連絡先を交換していない点が実に惜しかったですね!
連絡先の交換はその後のアプローチの手段になるということはもちろん、相手の自分への興味の度合いを測るバロメーターとなります。
男性は、「この人だ!」と感じた女性に対しては、なにがなんでも連絡を取ろうとすることがあります(出会った場所が職場だろうが道端だろうが)。
だから、残念ながら織川さんは最初の段階で、「連絡先を交換し、プライベートでも接したい」と思われなかったということです(きつい言い方に聞こえたらごめんなさい!)。
でも! それが相手を諦める理由にはなりません。
せっかく久しぶりのときめきですから、ぜひ相手を少し追いかけて、片思いの彼に罠を張ってみましょう。
注意!片思い初期は相手への期待が高まる時期。ガッカリしないために、覚悟もしておいて
心に留めておいてほしいのが、「指導以外にも故郷のことや仕事のことなど、たくさん話してくれました」とはいえ、あくまでも織川さんは彼の仕事での一面しか知らないということです。
しかも彼とはごく短い時間しか一緒に過ごしていませんよね。
だから実際に再会したときに、
「プライベートの顔は仕事の時の顔と違っていて好みじゃなかった!」
「美化しすぎていた!」
などということも起きるかもしれません。
そのことは忘れないようにして、「私の見ていた彼はほんの一部分だ」と了解した上でアプローチを開始しましょう。
もちろん、
「やっぱりプライベートの顔もますます素敵だった」
という良い方向にいくこともありますよ。ただ片思いの初期は、よく知らない相手に対して期待が高まる時期なので、後でガッカリしないようにある程度覚悟しておきましょう。
(また、今回のご相談内容には何も触れられていませんでしたが、もしも相手が既婚者だと判明した場合は織川さんにとって良いことはないので、辛いでしょうが恋を諦めてくださいね)
連絡先を知らない片思い彼への、アプローチのステップ
では以上を踏まえた上で、片思いの彼にどのように働きかけていけばいいでしょうか。
他の記事でもたびたび書いているのですが、片思いの戦略では相手に追いかけさせるようにするのが秘訣です。
しかし、織川さんはお相手の連絡先をご存じないので、この恋を叶える第一歩としてはまずなんとかして相手とコンタクトを取らなくてはいけません。
今回のようなケースでは、織川さんがまず追いかけて魅力を伝え、その後相手に追いかけさせるように仕向けましょう。
ステップ1、何が何でもお相手と再会する
恋愛は相手あってのことですから、相手とコンスタントに会う関係にならない以上発展は望めません。
別の指導員さんとは連絡先を交換しているとのことですので、そこからなんとかして再会できるように力を尽くしましょう。
「どうしてももう一度直接お礼を言いたいので、指導員の皆さんとまたお会いしたい。またいろいろと勉強させてほしい」
など下心を感じさせない呼びかけをしてみましょう。
ステップ2、仕事時とは違った雰囲気のメイクやファッションで会い、ギャップ効果を狙う
彼とは仕事時に会った関係とのことですので、おそらくお互いにきちっとした格好をしていたかもしれませんね。
彼とプライベートで会えることになったら、ぜひ仕事時とは雰囲気の違う、フェミニンなメイクやファッションをしてみてください。ギャップ効果で良い印象を持ってもらいましょう。
男性は視覚で恋に落ちます!
男性から女性への好感度は、女性の容姿の魅力が大きく関係するので、魅力を最大化させてから会いましょう。
ただし、「あなたのために着飾りましたぁ!」な張り切りすぎなおしゃれは、必死な感じで下心も透けて見えるのでNG。
少しおしゃれしていって、「昼に昔の同級生たちと会っていたんです」と説明するくらいがいいでしょう(もちろん本当のことじゃなくてもOKです)。
ちなみに片思いの彼との再会の場面は、織川さんにとって超重要ですので「ここで惚れさせる」くらいに力を入れてください! ここで相手をキュンとさせられたら、あとのステップで手応えを感じるはずです。
どういう格好をするべきかわからなければ、「『美人の記号』『ブスの記号』!?モテない美人のNG行動を学べ」の記事を参考にしてくださいね。
ステップ3、指導のお礼を重ねて伝え、「教える」「教えられる」関係を引き出し、好意を持ってもらう
男性の多くは自分が優位に立つのが大好きで、恋愛でも主導権を握りたいと思っています。
そのため、織川さんと片思いの彼が「教える」「教えられる」という関係からスタートしたのはとても良いことだったと言えます。
首尾よく再会して話す機会を得たら、ぜひこの関係を強調するようにし、さらに相手を褒めるようにしてください。
ご相談にあった「苦手分野で初めてのことに緊張していた私ですが、その指導員の方は習うより慣れろの指導でのびのびと作業をさせてくれ」といった点を、素直に伝えてあげるといいでしょう。
たとえば以下のような感じです。
「とても緊張していたんですけど、○○さんの指導方針のおかげで、リラックスして取り組めました。いつも同じ指導方針を取っているのですか?」
褒めながら質問し、相手に喋ってもらう形がベストです。
ステップ4、片思いの彼に追いかけさせるための罠を張る①
ステップ3は好意を持ってもらうには効果的ですが、このままでは仕事の雰囲気を引きずっている「指導する側・される側」という枠からは出られません。片思いの彼を振り向かせるために、
「あれ? この女性は他の女性とは違うみたいだ」
という特別感をかもしだす罠を張りましょう。
具体的には以下のような感じになります。
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相手との共通点を探して話題に出し、親近感を抱かせる(参考「似ているところ・違うところを活かして片思いの彼と仲良くなる!」)
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彼とのやりとりの中で、自分自身のプライベートも仕事も含めた今の生活が充実していることを、ポジティブに伝える。
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最初の段階で織川さんのほうから追いかけたら、後は引いて相手の出方を待つ。自分からしつこくメッセージや電話をしない。
今現在、片思いの彼のことを気になってはいますが、あくまでも恋愛は女性の人生のスパイスにすぎません。
そして男性側もまた、「恋愛は人生のスパイスよ」と余裕のある女性が魅力的に見えるのです。
自分自身の容姿の魅力と、人生の充実を伝えたら、後は相手からの連絡がくるのを待ちましょう。
ステップ5、片思いの彼に追いかけさせるための罠を張る②
片思いの彼が織川さんを「特別な女性だ」と思ってくれたら、自然に男女としてデートをする流れになるでしょう。
その段階になっても、あまりダラダラとしたメッセージのやりとりや、デート時間を過ごしてはいけません。
あくまでもLINEなどの連絡手段はデートの日程を決めるためのもの、デート時間は相手に自分をもっと好きになってもらうためのものだと考えてください。
デートの日程を決めるのに関係のないダラダラとした中身のないLINEのやりとりや、長時間に渡るデートは早めに自分から切り上げるようにしてくださいね。
アプローチしている時にも同時進行的に他の男性にも目を向けると、心の余裕が生まれます
さて、一つ織川さんにお願いがあります。
上記のステップを踏んでいる間も、片思いの彼に対して余裕を持つために、ぜひ同時進行的に他の男性にも目を向けてみてほしいのです。
よく言われることですが、世の中に男性は星の数ほどいます。
特定の誰かとお付き合いをする前に、同時並行で何人もの男性を見ることは悪いことではありません。むしろ、女性側が男性を見る目を磨くという意味ではとても良いことです。
それに一途なのはいいことですが、「あの人じゃなきゃだめなの!」と思い詰めてしまうと、「重い女」のイメージになってしまい、織川さんにとってよくありませんからね(参考「『重い女』にも『軽い女』にもなるな!それぞれの特徴とは?」)。
決して今の片思いを諦めろと言っているのではありませんよ! 心に余裕を持つための手段と割り切り、他の男性とデートや合コンなどするチャンスがあれば、ぜひそちらにも前向きに参加するようにしてください。
最後に――今回の恋の大収穫の1つは「ときめき」!
最後に、今回の片思いで大収穫があったということをお伝えします!
織川さんが彼との出会いのおかげで、恋愛のときめきを思い出せたのはとてもラッキーでした。
女性は20代半ばをすぎると、ときめくことがかなり減ります(参考「大人が恋愛でときめかない3つの理由と解決策」)。
おそらく今回の彼との出会いで自分の「恋愛でときめくポイント」を再確認できたのではないでしょうか?
彼のどんなところにキュンときたのか、ぜひ洗い出して分析してみてください。
そうすれば万が一今回の恋がうまくいかなくても、「同じようなタイプの人は、どこにいそうか」と考え、自分から出向くことができますよね。
さらに、友人などから異性の紹介を受ける際にも、「こういう感じの人がタイプ」と具体的な希望を伝えやすくなります。
今回の彼との出会いを活かすことで、織川さんがときめく異性との出会いの確率を、ぐんと上げることができるんですね!
もちろん、せっかくの片思いなのですから今の気持ちを大切にし、まずは彼と連絡を取ることを目指してください!
織川さんのご相談の文章から、とても真面目で知的な女性だとお見受けしました。
ぜひ今回の片思いで彼にアプローチしつつ、ご自身についても分析してみてください。そうして得られたことは今後の人生にも役立つはずです。
織川さんの恋を応援していますよ。