「私は結婚したいのに、彼はその気がない」
「好きになる人はいつも既婚者ばっかり」
「友人だと思っていた男性から好意を寄せられて迷惑……」
などという恋愛のお悩みを聞くことがあります。
このように、好きな人ができたのに・その人と付き合っているのに、2人の将来はなんだか明るくない気がする――なんてことありませんか?
今回はそのようなお悩みを解決するのに役立つ、男女の「市場」のお話。これを知ればあなたにふさわしい男性を探す手がかりになるでしょう。
あなたは一体どこの市場に所属してる?
男女関係には4つの市場がある
私たちは一口に「男女関係」などと言いますが、実はその意味はいくつかあります。
今回はわかりやすく、それぞれの男女が誰かに選ばれているという意味で「市場」という言葉を使って説明しましょう。
1、恋愛市場
私たちが「恋愛」と聞いて一番に思い浮かべるのがこちらの市場です。
恋愛市場は、お互いにフリーな男女が相手を見つける場所です。
この市場では、女性も男性も見た目の良さがとても重視されるため、容姿が良い男女の方が恋愛がしやすいと言われます。
一方で、その人の家柄や経済力などは重視されないこともあります。
2、結婚市場
私たちが「結婚したい!」と思ったときに入っていくのが結婚市場です。結婚市場はやはりフリーな男女が結婚相手を探す場所です。
結婚市場は、一見すると恋愛市場にとてもよく似ています。実際、お互いの見た目を気にする人たちも多くいます。
しかし、あくまでもここは結婚を目的とした市場ですから、恋愛至上よりも「結婚に向いているか?」という点(家柄はどうか、経済力があるか、家事はできるか、子どもは生めそうかなどなど)がより重視されます。
3、不倫・浮気市場
結婚している、あるいは特定の恋人がいるはずなのに別の相手が欲しいと考える人は不倫・浮気市場にいます。
この人たちの恋愛は特定の恋人一人では満足ができず、ここでの活動は「誰かをだますこと」が前提となります。
4、友人市場
最後に、恋愛感情を持ち出さずして男女の友情が成り立っている市場が「友人市場」です。
ここではお互いが特別な存在ではなく、友人の一人として向かい合い、恋愛に関しても良き相談相手同士となることもあります。
ただこの市場は恋愛市場のすぐ隣にあり、「友達だと思ってたのに告白された!」ということもよくあります。「今は絶対に男女の恋愛はしたくない」と思っている人しか所属してはいけません。
(※恋愛市場と結婚市場は似て非なるものです。お互いに恋愛市場で出会い、恋愛に行き着くことももちろんかなりあります(それを幸せだと感じる人も多い)。ただしそれは恋愛を経て結果的に結婚した、というだけにすぎません。恋愛市場と結婚市場は「付き合うにあたって結婚への比重が置かれているかどうか」の違いだと思ってください。たとえば、「結婚前提ではないとお付き合いはできない」などと言う女性は一見恋愛市場にいるようですが、結婚に比重を置いているため結婚市場に入ります)
恋愛とは無関係の4以外の市場を中心に、話を続けてきますね。
自分と片思いの相手は、今どこの市場に属しているのか知ろう
片思いをしている女性が知っておかなければいけないのは、まずは自分と相手とがどの市場に属しているかを知ることです。
たとえば、基本的に恋人のいない状態の人は「恋愛市場」に属しています。
ですが、その人の片思いの男性が既婚者なら、彼は「不倫・浮気市場」に属していますよね。
この場合、2人の市場は異なるため、実はそもそも恋愛が成立しません。
同じく、女性が「恋愛市場」に属していて、男性が「結婚市場」に属している場合、単に女性は恋愛がしたいだけなのに、男性側は「結婚相手に向いているか?」という目で相手を見るのでこれもまた噛み合っていません。
つまり、恋愛をしたいと思っても、同じ市場に属していなければそもそも恋愛はできないのです。
長く付き合い続けている男女でも結婚しない場合があるのは2人のいずれか、もしくは両方が結婚市場に属していないからです。
しかし、特に女性の中には「恋愛=結婚」という風に捉えている人も多く、自分が恋愛市場に属しているのか、結婚市場に属しているのか自分でもわかっていない人がいるのです。
あなたは今、純粋に恋愛を楽しみたい気持ちが強いでしょうか?
結婚相手を見つけて家庭を作りたい気持ちが強いでしょうか?
それともいずれでもないでしょうか?
あなたはどこの市場に属しているのか、ぜひ自分に問いかけてみてください。
そして自分が所属している市場がわかったら、以下の該当の項目をお読みください。
恋愛市場に属しているあなたへ
単純に恋愛を楽しみたいあなたは、多くの男性の目を引くようにまずは容姿を磨くことに力を入れましょう。
結婚に尻込みしている男性が多い今、恋愛市場に属する男性も増えていますから、あなたは多くの男性の中から片思いすべき運命の人を探すことができます。
片思いの人を振り向かせるため、魅力的な容姿に加えて男性を追いかけさせるテクニックの勉強に力を注ぎましょう。
結婚市場に属しているあなたへ
「とにかく結婚したい!」という思いの強い、結婚市場に属しているあなたは、同じく結婚願望のある男性を探しましょう。
これらの男性の心をつかむには容姿も大事ですが、「一緒に暮らせるくらいに居心地の良い女性」「一緒に家庭を作れる能力のある女性」を目指さなくてはいけません。
彼に癒しを与え、家のこともできる能力を中心に磨きましょう。
不倫・浮気市場に属しているあなたへ
既婚者や彼女持ちとの恋愛を楽しむ不倫・浮気市場に属しているあなたには、実は今のままでは幸せにはなれません。
駆け引きやスリル感もいいですが、このままではあなたはずっと彼の二番目です。
あなたが彼のことを魅力的に感じるのは、彼の一番の彼女が彼の身の回りの世話を焼いているからだということにお気づきでしょうか?
あなたが恋愛で幸せになりたいと思うのなら、すぐに自分を恋愛市場か結婚市場に引き戻してください。
片思いの彼と属している市場が違うあなたへ
最初にも言いましたが、基本的に同じ市場の相手としか恋愛をすることはできません。あなたの片思いの相手や恋人候補の男性もどこの市場に属しているのかを必ずチェックするようにしてください。
その人は「彼女が欲しい」と言いながら、実は本命の彼女がいる不倫・浮気市場の人かもしれません。
同じく「彼女が欲しい」と言いながら、実は結婚相手になる女性を探しているのかもしれません。
かなり好きになってしまって引き返せなくなる前に、相手の男性との会話の中で彼がどこの市場に属する人が探るようにしてくださいね。
片思いの彼と属している市場が違う場合、あなたの恋愛は叶う可能性が少なくなり、前途多難なものとなります。片思いの彼を今すぐ諦めろとはもちろん言いません。ですが、あなたと同じ市場にいる男性とも関わりを持っていくことをぜひおすすめします。
最後に――自分の属している市場を知れば、求める男性も探しやすくなる!
いかがでしたか。
自分がどこの市場に属しているのか知れば、あなたに最適な男性を探す近道になります。
それに「自分は恋愛市場に属している」と思っていても、実はあなたの魅力は結婚市場に向いているということがありえます。
もちろんその逆も然り。
もしもあなたが「恋愛したい!」と思っているのに空回りしており、いつか結婚する気があるのならば、結婚市場のほうにも顔を出してみましょう。
逆に「結婚したい!」という思いが叶えられない場合は、恋愛市場に切り替えてみてはどうでしょうか。
「恋愛相手と将来の希望がなぜだか噛み合わないなぁ」と感じたら、市場についての考え方をおさらいし、自分がどうすべきか考えてみてください。