片思いの彼との関係を縮めたいと考えるとき、あなたはどんなテクニックを使っていますか?
実は人間にはみんな「一貫性の原理」と呼ばれる、「とりあえず習慣化したものを続ける」という心の働きがあります。
この一貫性の原理を応用することで、片思いの彼との距離を縮め、うまくいけば彼女になれるかもしれないとしたら?
今回はそのテクニックをご紹介しましょう。
「一貫性の原理(法則)」ってなんだっけ?
以前「『一貫性の原理』について解説!そのデメリットとは?」という記事で一貫性の原理について説明しましたが、今回もさらっとおさらいしておきましょう。
「一貫性の原理(法則)」とは、「人は一度した自分の態度や行動、自分に決めたことに対しては一貫性を保とうとする心の動き」のことを言います。
「長年勤めた職場だし、不満もあるけどとりあえずこのまま居続けてみようかな」
とか
「この本あまり面白くないけど、せっかくだから最後まで読むか」
などという感じですね。
こういった風に心が動くのは、自分の習慣を崩したくないからです。
習慣に従っていれば頭を使わず楽なので、現状維持をし続けてしまうのですね。
でも、私たちの人生をよりよく変えるためには、時には変化が必要な時もあります。
その意味では一貫性の原理にはデメリットもあるということ。
だから「一貫性の原理にとらわれないことも大事なのでは?」ということを書いたのが前回の記事でした。
今回は視点を変えて、一貫性の原理の特性を片思いの恋愛に活かす方法についてお教えしましょう。
片思いで活かせる一貫性の原理のテクニック
1、片思いの彼を恋人のように扱う
一貫性の原理が働いているとき、その人にとってずっとその状況にあることはごく普通なことになっています。
これを逆手にとり、「片思いの彼をあたかも恋人のように扱う」ことで相手もそれが普通に思っていくことが考えられます。
恋人同士でやるやりとりを、片思いの彼に対してやってしまえばいいのです!
ちょっとまだイメージがつかないと思うので、例をあげましょう。
仲がよく、上手くいっている男女のカップルを想像してみてください。
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2人はラブラブなので、直接の会話なり、ラインなり、やりとりをしているときにはラブラブです。お互いのいいところを認め合い、褒め合っています。
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雑談でじゃれ合うこともたびたびあります。
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2人はお互いのことを思いやっているので、相手に対してひどいことも言わないし、しません。
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相手の体調が悪ければ気遣うこともできます。
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時に彼女はちょっとしたこと(夕食のお店選びや、チケットの手配の手続きや、地図を読むことなど)で彼を頼ることもあります。それは彼女が彼の能力を認めているからです。
……こんな感じでしょうかね。
こういったことは普通、お付き合いが始まった後にやることだと思いがちです。
でもあなたが付き合う前から片思いの彼に対し、上記のような接し方をすれば
「あれ、まるでこの子彼女みたい」
「むしろ彼女じゃないならなんなの??」
という戸惑いを生じさせます。
これは片思いの彼の中ですでに一貫性の原理が働いており、「彼女のように振る舞っているこの女性」という存在が普通になっているからです。
これこそが狙いです!
あなたがあたかも彼の恋人のように振る舞い、さらにその関係が居心地の良いものならば、彼の中で積極的に一貫したい行動になっていくのです!
あなたが彼女ではないことに違和感を抱けば、その違和感を解消するために彼から告白してくれることでしょう。
もちろん、片思いの彼にとって居心地の良い関係でなければ効果はでません。
急に距離を詰めすぎてうざいと思われないように、彼の反応をよく見ながら仲良くして彼氏みたいに扱ってください。
2、相手に「好き」と言わせる
一貫性の原理はビジネスの世界でも活用されています。
その代表的なものがイエスセット話法と言われるもので、最初に簡単な質問に「イエス」と言わせ、その後も「イエス」と答えさせるというものです。
これは恋愛でも活用ができます。
この場合は相手に特に「好き」という言葉を言わせ、多用していくのが有効です。
ささいな何気ない会話の中で投げ込んで行くのがポイント。
あなた「どんな食べ物が好き? 私はチョコが好き」
彼「ラーメンが好きだよ」
あなた「私もラーメン好き! 特に味噌ラーメンが好き」
彼「俺はとんこつが好きだな!」
という風に、普段の会話から「好き」という言葉をお互いに出せるようにしておきます。
すると、彼の中でもあなたとの会話で「好き」という言葉を言うことが普通のことになる(一貫性の原理!)ため、あなたのことを表現するときも「好き」と言いやすくなり、結果として彼の方から告白もしやすくなるんですね。
先ほどのテクニックと併せて、こちらもぜひ意識して使ってみてください。
「一貫性の原理」のテクニックのあとは片思いの彼を突き放せ!
以上2つのテクニックを使ったら、最後に忘れてはならないテクニックがあります。
片思いの彼があなたのことを「彼女みたい」と感じ始めたら、あなたのほうから彼を突き放しましょう!
突き放すと言っても冷たくするのではなく、「最近忙しいんだぁ」などと言ってあえてLINEなどの返信を遅らせたり、いつもの時間にかけてくる彼の電話をあえて取らなかったりしましょう。
そうやって習慣化してしまったことをやや崩すことで、彼を少し不安させると追いかけて来てくれ、彼からの告白の後押しとなります。
最後に
一貫性の原理を利用した片思いを叶える恋愛テクニック、いかがでしたか。
実際は恋人同士ではなくても、あたかも恋人のように振る舞えばいつの間にか相手にとってもそれが普通のようになってきます。
その時間が積み重なれば、むしろ恋人ではないことに違和感が生まれ、相手が告白してくれる可能性も高まるのです。
さらに「好き」という言葉を相手に連発させれば、その言葉を言うことのハードルが下がるので、ますます告白もしやすい状況作りができるというわけです。