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暴言を吐いてくる人への対処法3つ


暴言を吐いてくる人への対処法

誰かと接していて「馬鹿か」「死ね」なんて暴言を吐かれてびっくりしたり、ひどく傷ついた経験はないでしょうか?

暴言を吐く人をこの世からなくすことはできませんが、こちらからちょっとした働きかけをすることで少しだけ状況を良くすることができるかもしれません。

今回は暴言を吐く人への対処法を3つご紹介します。

暴言を吐く人には、実はある視点が決定的に欠けているので、それをわからせてあげましょう。

なぜ暴言を吐く人がいるのか? 彼らに足りない視点は「客観視」

なぜ世の中には以下のような暴言を吐く人がいるのでしょう?

「お前なんか死んでしまえ!」

「あなたって本当に救いようがないわね!」

「あんたみたいな馬鹿、初めて見たよ」

……並べているだけで嫌な気持ちになってくるほどの暴言ですね。

言われた方はひどく傷つきますが、実は暴言を吐いている本人は、あまり大したことだと思っていないことがあり、そのため暴言を吐く人はいなくならないのです。

暴言を吐く人の言い訳は

「ついついカッとなってしまって」

「売り言葉に買い言葉だっただけで、私は本気じゃなかったんです。むしろ相手だって私にひどいことを言いましたよ」

「これくらいのことを言えるのは、むしろ相手のことを信頼しているからさ」

などといった、要するに「開き直り」が多いもの。

見方を変えると「こんな私(僕)でも受け入れてよね」という甘えであるとも言えるでしょう。

つまり暴言を吐く人とは「今まで暴言を吐いても周囲から許されてきた(あるいは、「周囲から見捨てられてきた」)人」なんですね。

では、彼らに足りないのはなんでしょうか。

答えを先に言ってしまうと、それは「客観視」

「暴言を吐いている時の自分の姿は、周囲からどのように見えるのだろう?」

という視点が完全に欠けてしまっているのです。もしも彼らに客観的な視点があったのなら、その暴言がとてもネガティブで強いパワーを持ち、どれだけ人を傷つけるものなのかわかるはずなのです。

あなたがある人に暴言を吐くのをやめさせたいと思うのなら、その人に客観的な視点を授けることが必要になり、それがそのまま対処法となるのです。

暴言を吐く人への対処法――客観視させるための3つの方法

1、相手の言ったことをそのまま繰り返す。

相手の暴言がどれだけひどいものなのかわからせるために、相手の暴言をそのまま繰り返す手法は有効です。


相手「お前なんか死んでしまえ!」
あなた「今、『死んでしまえ』って言ったよね」

この時、「今の言葉はひどいんじゃないの?」などとあなたの感想を伝える必要はありません。なぜならここで行いたいのは、あくまでも相手に自分自身を客観視させること。

相手の言葉をそのまま繰り返すことで、「死んでしまえ」という言葉の持つネガティブで強いパワーを相手に確認させます。

このようにすると不思議なもので

「あ、俺今「死んでしまえ」って言っちゃったけど、それって結構暴言だったかも……」と認識しやすくなります。

2、その場を去る

特に男女の恋愛関係で有効なのが、「その場を去る」というものです。

暴言によってひどく傷ついたのだ、ということをわかってもらうには、感情的になるよりもその場からいなくなったほうがいいのです。

つまり相手に頭を冷やす時間を与えるってことです。あなたもそれ以上言われることがないので、精神的にも楽ですよ。


相手「あなたって本当に救いようがないね!」
あなた「ひどい言葉ですね」→退散

この時言葉に対してだけ「ひどいですね」と告げ、去るのがポイントです。

「あなたってひどい人だ」と人格に対して評価を行うと、火に油を注ぎます。

3、鏡を置く・動画撮影機能を活用する

日常的に暴言を吐いてくる人が職場や家庭内にいる場合、インテリアを変えてデスクや部屋に大きめの鏡を置いてみるのもいいでしょう。

もしも相手がその鏡の近くで暴言を吐いたとき、その姿が鏡に映れば、まさにビジュアル的に自分のことを客観視することになるでしょう。暴言を吐く醜い姿を本人に見せてあげましょう。

また、暴言を吐く人の意識がもうろうとしている場合は、動画で相手の姿を撮影するのも効果的です。

たとえば、寝起きに暴言を吐く悪い癖の人が家族にいる場合。

注意しているのに、本人は「そんなの寝ぼけてて覚えてないんだから、仕方ないだろ?」などと開き直っているなどの状況では特に有効です。

ぜひその暴言を吐いている姿を動画に撮影し、後で見せてあげましょう。同じく酔っぱらいなどもこの手が使えますね。


暴言を吐いている人全てに言えることは「冷静ではなく、接している相手(あなた)を敵として見なしている」ということです。

しかし、会社の同僚にせよ家族にせよ恋人同士にせよ、日常生活で接している相手が敵同士なんてことはありません(それはたとえばビジネス上のライバルでも同じこと。家電メーカーのA社とB社は市場ではライバルですが、『世の中を家電でより良くする』という視点で言うなら仲間です)。

ですから、暴言を吐いている人も、本当は味方のはずのあなたを敵だと勘違いして暴言を吐くに至っているのです。

1~3の対処を行うことで自分を客観視させ、あなたが敵ではないということを相手に気づかせるようにしましょう。

暴言を吐いている人にやってはいけないことは「応戦」

暴言を吐いている人を目の前にすると、ガツンと言い返してやりたくなりますが、そのような「応戦」は最もやってはいけないことです。

NG例
相手「あんたみたいな馬鹿、初めて見たよ」
あなた「それはこっちのセリフ! あんたなんて馬鹿で思いやりもない奴!」

なんてやってしまうと、暴言同士をぶつけ合う単なるケンカになってしまい、「相手だってひどいことを言ったんだから自分は悪くない!」という相手の理論がまかり通ってしまいます。

それに、暴言を吐く人には、あなたが敵じゃないことをわかってもらうのでしたよね?

もしもあなたが応戦すると完全に敵認定され、その後の関係も悪化します。

相手は感情的に暴言を吐いていきますが、それでもぐっと堪え、今回ご紹介した1~3の対処法を心がけるのが大人というものです。

時間はかかるでしょうが、相手があなたのことを「敵ではない」と認識してくれれば暴言を吐かれることは減ってくるでしょう。

ただし、相手が仕事上で少ししか関わりがない人とわかっていたり、対処しても一向に改善しなかったりする場合は「そういう人だ」と割り切ってしまったほうがいいでしょう。

もしもそれが恋人や友人など選べる関係なら、精神的に消耗するので離れてしまったほうが身のためです。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。