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物欲を抑える方法!浪費をやめて買い物上手になろう


物欲を抑える方法

ふと立ち寄ったお店で「これ可愛い!」と衝動買いをしてしまったり、ネットショッピングでそんなに必要ではないものを「ポチリ」と買ってしまったり……なんてことありませんか?

人の物欲って本当に強いものですよね。

「これはヤバイかも」と思ったときが、あなたが変わるチャンスです!

今回は物欲を抑えて浪費もやめるための方法をお教えします。目指せ、買い物上手!

買い物をするとき、脳は幸福を感じる

物を購入した時、私たちは

「欲しかった物を手に入れたぞ!」

という達成感を得ます。

この時、私たちの脳の中ではドーパミンとβエンドルフィンという物質が分泌されます。

これらは快楽と安堵感、ひいては幸福感をもたらしてくれる物質であり、ダイレクトにストレス解消効果が期待できます。

「買い物してスッキリ!」

と感じるのは気のせいではなかったんですね。

買い物に幸福感を求めすぎる人達は、行き過ぎると依存症に

買い物による幸福感は「欲しい!」という気持ちになっていた期間は関係ないようです。

通常、欲しい物がある時には

「これ欲しいなぁ。うーん、買おうかどうしようか……」

と悩む時間があるかと思います。

これは、その「物」を、「本当に使うかどうか」「自分に似合うかどうか」「今の経済状況から言って買っても問題ないか」などを判断する時間ですよね。

つまり、物を購入したその後のことを想像して、購入するか考えています。

このように長らく悩んで「それでも欲しい!」と思って購入すれば、確かに大きな幸福感が得られそうですよね。

しかし、中には「物」ではなく、買い物をした時に得られる幸福感こそ得たいと思う人たちがいるのです。

その人達は急激に「欲しい!」という気持ちが高まっただけで、購入に踏み切ってしまうのですね。

これが物欲や消費欲求を抑えられない人たちで、行き過ぎると買い物がやめられなくなり、生活に支障が出てしまう「買い物依存症」に陥ります。

物欲は生きるためのパワーだから悪いものではない!

しかし、「物が欲しい!」という気持ちそのものは決して悪いことではありません。

物欲は、ある意味で生きるパワーにもなり得るからです。

「可愛い娘のために、あの洋服を買ってあげたい!」

「仕事が辛いけど、欲しいジュエリーを思い浮かべて出社すれば乗り切れる!」

「将来的に大きな家を買うために、今は仕事をバリバリ頑張るぞ!」

などなど、何か物を手に入れることを目標にして頑張る、というシーンもあるでしょう。余談ですが、日本の高度経済成長期にはこんな人達がたくさんいたこともあって、日本の消費は拡大しました。

それほどまでに物欲は強大なパワーであり、悪いばかりではないのです。

また、物欲の強い人は「自分の理想を、物を手に入れることによって実現させよう」という意識が強いとも言えます。

今は反対に「自分の理想は、持っている物とは関係なく実現できる」「むしろ物を持たないのが理想だ」という考えの人も増えてきたため、物欲の少ない人も多くなっているんですね。

さて、上記のことを踏まえると、あなたがもしも物欲が強くても、「買い物依存症的だ」「買い物のし過ぎで経済状況がピンチだ」という状況ではない限りは特に問題ありません。

むしろ「物が欲しい!」という思いが生きるパワーの1つになっているのなら、とても好ましい状況であると言えます。

続きは「自分は物欲が強くてそのことで支障が出ている……」という人のみ、お読みになってください。

物欲や浪費したい気持ちをコントロールできない人がそれを治す方法とは

「物欲がありすぎて困っている」

「欲しいと思ったらすぐに買ってしまう」

という人が根本的にできていないこと、なんだかおわかりになりますか?

それは以下の2つです。

1、「買うべきか買わないべきか」と判断するべき時間を取っていない・もしくは極端に短くせっかち

お買い物上手な人、無駄な買い物をしない人は、「買うべきか買わないべきか」という品物を目にした際、ある程度時間を取って考えます。

先述しましたが、その品物との未来を想像し、「本当に使うかな?」などとジャッジするんですね。

考える時間は数日や数ヶ月に及ぶこともあるでしょう。

しかし、すぐに買ってしまう人はこの時間を取らないか・取ってもごく短い時間で判断してしまっています。

「この商品いいな! 可愛い! 欲しい!」

という気持ちが先立ってしまって、理性的な判断が置いて行かれているのです。

無駄な買い物をしない人は、その品物のいい部分だけではなく、ダメな部分もしっかり見て買うかどうかを決めます。

例1、店頭で見たバッグを思わず欲しくなったA子とB子
浪費家で物欲の強いA子「可愛い! ピンクのバッグって欲しかったんだよね! 買い!」
無駄な買い物をしないB子「可愛い! ピンクのバッグって欲しかったんだよね!……でも私の想定する使い方だともっと大きいサイズの方が良いかな? あとこのバッグ重い。軽いバッグじゃないと疲れちゃうんだよね」

A子のような買い物の仕方をしていると、ダメな部分にも甘くなってしまい、結局購入した商品がタンスの肥やしになってしまうリスクも大きくなるのです。

B子のように商品のダメな部分もしっかり見抜けば、無駄な買い物をしなくて済みます。B子の厳しい目で見て「OK!」の出た商品は、購入後もきっと活躍するでしょう。

欲しい物ができた時には、とにかく最低でも丸1日は時間を置き、頭を冷やしながら判断するのがいいでしょう。

2、「必要な物」と「欲しい物」の区別がついていない

浪費家で物欲の強い人は、基本的に「必要な物」と「欲しい物」の区別がついていません。欲しい物に関しても、なぜか必要な物だと思い込んでいるのです。

たとえば、毎日かかる食費は「必要な物」ですよね。

しかし、毎日のお菓子は「必要な物」でしょうか? いえいえ、なくてもOKという意味では「欲しい物」なのです。

「でも私は毎食後のスイーツは絶対に必要だから!」

という人ならば、スイーツの予算も食費に組み込み、食費が跳ね上がらないようにやりくりすべきですよね。

この考え方は他の物でももちろん同じです。また例を見てみましょう。

例2、毎日使っているファンデーションが切れちゃったA子とB子
浪費家で物欲の強いA子「せっかくだから、自分へのご褒美に高級ファンデーションを買っちゃおう♪」
無駄な買い物をしないB子「同じファンデーション買ってこよう。同じくらいの値段で良さそうなものがあれば、今回はそっちにしてみようかな♪」

この時、A子は「必要な物」という名目で「欲しい物」を買っています。

もちろん、経済的に余裕もあり、「欲しい物」だとわかっている上で買うなら問題ないのです。

しかし、余裕があるわけでもないのに「せっかくだから」「必要なものだから」という言い訳で「欲しい物」を買ってばかりいて、「物は増えたがお金がない!」という困った状況に陥いるのは大問題です。

対して、B子は同じ予算内で「良さそうなものがあれば別のもいいかな」と、あくまでも「必要な物を選ぶ」という範囲で物事を考えていますよね。

B子のやり方は浪費はしていませんが、必要な物を買う過程で少しでも自分を楽しませるようにしています。

工夫を凝らすことで、「必要な物を買う」のでも、まるで「欲しい物を買う」くらいの満足度を得ることはできるのです!

購入の前に

「これは『必要な物』? それとも『欲しい物』かしら?」

とぜひ自分に問いかけてみましょう。

慣れてくれば2つの区別がつくようになります。

最後に――買い物上手になって自分なりの「リテールセラピー」を

買い物は幸福感をもたらすということは、最初にも言いました。

消費者心理のいくつかの研究でも「ふさぎ込んでいた気分を上げるため、予定にない買い物をすると本当に気分は良くなり不幸感が薄まる!」ということがわかっています。

そのため、買い物をして自分を癒すことを「リテールセラピー」などと言い、積極的にやっている人もいます。

ただこれには反論もあって、「買い物はむしろストレスになり得る」ということを言う人も。つまりは何事もほどほどが一番ということなのでしょう。

また、おそらくリテールセラピーで得られる満足感は、買い物をした品数や、値段などは関係ないと考えられます。

普段は浪費しなくても、メリハリを付けた買い物をして「欲しい物」を手に入れれば深い満足が得られ、良い息抜きになりそうですね。

買い物上手になって、あなたの物欲と上手く付き合い、自分なりのリテールセラピーを探していきましょう。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。