MIGORO

映画『フレンチ・キス』が教えてくれる恋愛ヒント


映画『フレンチ・キス』が教えてくれる恋愛ヒント

順調な関係だと思っていたのに、急に彼氏に振られてしまった!

こんな「まさか!」が起きることも長い人生にはあります。

しかし、その失恋に対してどのように向き合うかは自分次第です。

相手を取り戻すために頑張ってみる? はたまた――。

映画『フレンチ・キス』の主人公ケイトも、自分を振った婚約者を追いかけてなんとカナダからフランスに飛びました。

さて、彼女の冒険が私たちに教えてくれる恋愛ヒントとはどんなものなのでしょう?

『フレンチ・キス』ってどんな映画?(ネタバレ無し)

『フレンチ・キス』は1995年公開のアメリカ映画です。

メグ・ライアン演じる主人公、歴史教師ケイトは、カナダ人の医師チャーリーと婚約中。

チャーリーが出張でパリに行くことになり、ケイトも一緒に来ないかと誘われますが、彼女は飛行機恐怖症のため、この誘いを断ります。

パリにいるチャーリーと電話で連絡を取り合うケイトでしたが、ある日「パリで女神に会って幸せになってしまった」と別れを告げられてしまいます!

信じられない思いでいっぱいのケイトは、チャーリーを取り戻すために飛行機恐怖症を押してパリへ行くことを決意します。そしてその飛行機の中で、隣り合わせたのが、フランス人男性のリュック。

チャーリーとはタイプの違う、アウトローで怪しい雰囲気のリュックは、ケイトの知らぬ間に彼女のバッグにぶどうの苗木とネックレスをなぜか隠します。なんだかんだでリュックはチャーリー奪還に向けてケイトに手を貸すこととなり……。

今も昔も変わらないキュートなメグ・ライアンの、コメディタッチのラブロマンスです。

復縁狙いの「悪あがき」にも意味があった!?

メグ・ライアンの演じる主人公ケイトは、婚約を破棄した恋人チャーリーを追ってフランスへと発ちます。

この時注目したいのは、飛行機恐怖症だったケイトがそれを克服したこと。

映画の冒頭シーンでは飛行機の恐怖に打ち勝てない描写がされていたのに、チャーリーの心を取り戻すために、その恐怖心を押してまでもアメリカからフランスに単身飛び、彼に会おうとするのです。

「なぜ、どうして?」

という困惑の気持ちと

「きっと彼の心は私に戻ってくるはず」

という失恋自体を認めたくない執着心が彼女をそうさせます。

この時のパワーはまさに絶大。

どちらかというと保守的で冒険を好まない女性が、婚約者(だった男)の心離れという事件をきっかけに底力を見せるのです。

失恋、婚約破棄という事実に直面して泣き寝入りするのではなく、現状を変えるために何かせずにはいられないのですね。

ただし、この底力がチャーリーとの別れを受け入れた上で、前向きに今後を考えるパワーではなく、「彼に会って白黒つけてやる!」という過去にこだわる後ろ向きのパワーだということも忘れてはなりません。

これを一般的には「悪あがき」とも言うでしょう。

役立つリュックの恋愛アドバイス――気になる男性は優位に立たせない

ケイトが飛行機の中で出会い、その後行動をともにする男がリュックという、セクシーだけれどちょっと怪しいフランス人男性です。

このリュック、ケイトにたびたび恋愛について、あるいは男心についてアドバイスをします。

たとえば、作中でケイトとリュックのこんなやりとりがあります。

リュック「もう一度彼にとどめを刺されるために(パリに)来たというわけか」
ケイト「私がパリに来たのは愛する彼を取り戻すためよ【中略】私を一目見れば、チャーリーはあの女の魔法から目を覚ますわ」
リュック「それでもダメならひざまずいてお願いでもするか?」
ケイト「……あり得るわね」
リュック「目に浮かぶな、そばにはネグリジェを着て微笑む女神様。そして足元には君。チャーリーも苦労するよ」
(※一部要約してあります)

リュックは彼女から話を聞いただけですが、ケイトの恋がすでに終わりを迎えていることをよく理解しています。

だからこそ、今回の渡仏が恋の再燃には結びつかず、それどころかもう脈が無いことを思い知らされる(=とどめを刺される)だけという風に言っているのですね。

さらに、もう一度関係を考え直してほしいとチャーリーにお願いすることは、彼を困らせ、ケイトの望む結果にはならないということも暗に示しています。

リュックの男性目線でのアドバイスはことごとく的を射ており、私たちが片思いの相手を振り向かせる時にもぜひ心がけたいことばかりです。

他にもリュックは以下のようなことを言っています。

  • 彼が戻ってきてくれなかったら……私もう傷ついて一生恋はできないと言うケイトに、ある日すべて忘れられる時が来ると諭す。

  • チャーリーとの復縁を望むなら、彼を決して優位に立たせないようにしろと言う。

  • もう手がとどかないと思わせることで、チャーリーの心に火がつくと言う。

まさに男性を追いかけさせるテクニックのキモとなることを、親切にケイトに教えてくれるリュックは、アウトサイダーな男性ではありながら根はお人好しで、人を思う心のある人だと言えます。

メグ・ライアン演じるケイトのリアクションを真似すべき!

リュックから男心についてレクチャーを受けるケイトですが、彼女にとってわざとすねるなどして男性の気を引くことは難しいと思えることでした。

これは、ケイトが基本的にとても素直な性格であり、感じたことをそのままリアクションに出してしまうタイプの女性だったからです。

しかし実は、ケイトの素直な特性は彼女の魅力でもあります。

確かに、喜怒哀楽の「怒」や「哀」が全面に出てしまっては、相手を困惑させることも多くあるでしょう。

が、「喜」「楽」が全面に出るリアクションは、本人をとてもキュートに見せてくれるもの。ケイトの最大の魅力はここにあるのです。

素直で純真な魅力は、男性からモテる性格の特徴の1つです(参考「男性にモテる性格の特徴6つを盗んでモテ女になろう!」)。

ですからこの映画では、嬉しい・楽しいといったポジティブな感情を出すケイトのリアクションにもぜひ注目し、できればそれを真似できるようになりたいところ!

チャーリーの新恋人であるジュリエットはツンとした美人で、「テクニックとして男性にすねてみせる」という計算高さがある女性として描かれているので、その魅力の対比も面白い部分です。

そしてケイトのこの素直な魅力は、その後の彼女の幸せとも大きく関わってきます。

最後に

いかがでしたか。

ふられた恋人に会いに行くという「悪あがき」でフランスに渡ったケイトでしたが、恐怖症を押して新たな世界へと飛び込めたという点ではとても意味のあることだったと言えます。

また、その新たな世界の中で、ケイト自身の素直な魅力が際立ち、彼女にとって予期せぬ良いことも起こりました。

最後に映画「フレンチ・キス」から学べる恋のヒントについてまとめておきましょう。

  • 過去にこだわる後ろ向きのパワー(=悪あがき)は必ずしも悪いものではない。あなたが今まで知らなかった世界に踏み出すための底力になるかもしれない。結果はどうあれ。

  • 恋の戦略で大事な「追いかけさせること」を登場人物リュックのセリフから学べる!復縁を望んだり、一方的な片思いでも、自分が下手に出てはダメで、相手を優位に立たせないようにして。

  • メグ・ライアン演じるケイトの「嬉しい」「楽しい」などのポジティブなリアクションはかなり可愛いし男性ウケする!実際に映像で見て真似してみよう。こういう女性が結局は幸せをつかむのです。

コメディタッチで幸せな気分になれる映画で、とてもおすすめです。


The following two tabs change content below.
水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。