すんなりと成就する片思いもあれば、なかなかうまくいかずに苦しい思いをする片思いもあります。
もしもあなたが「毎回片思い続きで、うまく両思いに慣れたためしがない……」なんてお悩みを抱えているのならば、あなたの恋愛の仕方がちょっと間違っているのかも!?
恋が叶わない経験が、一度や二度ならいざ知らず、毎回うまくいかないのなら特に危険信号です。
今回は片思いがうまくいかない人がやってしまいがちな4つのことと、それらを改善させるために心得ておきたいことをまとめました。これであなたも片思いから卒業できるかも!
片思いがうまくいかない人がやってしまいがちな4つのこと
1、片思いの相手に、自分の願望や理想像を押しつけている
恋愛がうまくいっている状態とは、言い換えれば「恋愛相手との人間関係がうまくいっている状態」のことですよね。
そして人間関係をうまくいかせるポイントは、自分の願望や理想像を相手に押しつけないことです。
たとえば、お母さんが子供に
「勉強しなさい!」
なんて毎日言っていたら、子供のほうは気が滅入ってしまいますよね。
恋愛もそれと同じで、
「ぜひぜひ私と付き合ってください!」
という調子だと、やはりあまりいい印象は抱かないわけです。強制されているかのように感じてプレッシャーになるし、
あなたと自分との温度差に引いてしまい、結果として片思いの恋が叶いにくくなってしまうのですね。
2、片思いの相手に「好き」という感情を押しつけている
1と同じようなことが感情表現についても言えます。
恋愛スキルが高くない人は、自分の感情・気持ちを相手に伝えることが愛情表現だと勘違いしていることが多いのです。
「『好き』『愛してる』という言葉を伝えれば、相手もきっと悪い気はしないだろうし、あわよくば向こうも同じ気持ちになってくれるかも……?」
という風に考えてしまうのでしょうね。
しかしこれは間違っています!
確かに、「好きと言われて気になってしまい、本当に好きになっちゃったパターン」というのもあるにはありますが、少数です。それに、女性から男性に愛の気持ちを伝えるのはリスクのほうが大きいのです(参考「片思いの彼に告白させなきゃいけない理由、教えます!」)。
どちらかと言えば、あなたが片思いの相手を振り向かせるのに必要なのは、愛の言葉を伝えることではなく、「あなたの魅力をわからせること」なのです!
この具体的な方法については後ほどお伝えしましょう。
3、「恋に恋している」ため自己中心的になっている
特に若い世代にありがちなNG恋愛は、「恋に恋している」と呼ばれる状態によって引き起こされます。
これは「もういい年だし、恋愛していないとかっこわるい」とか「とにかく彼氏が欲しい!」という気持ちから生じるもの。
「恋に恋している状態」は、実は片思い相手のことはどうでもいいので、自分のことばかり中心に考えてしまい、結果的に相手に対して思いやりが持てません。
たとえば、相手が迷惑がっていることも考えず激しくアプローチしたり、すでに彼女がいるのに略奪しようとしたり。
このような態度は必ず片思い相手本人にも伝わるので、あなたの好感度は下がってしまい、恋がうまくいかないのですね。
4、そもそも自分の好みのタイプや、恋愛上の望みがわかっていない
最後に考えられるのが、自分の好みのタイプや、恋愛上の望みがわかっていないという可能性です。
この状況にある人は、「熱しやすく冷めやすい」という形で片思いが終わってしまうことがあります。
たとえば、ある若い女性が自分の好みのタイプがわかっていないながらも
「とりあえず顔はイケメンが良いな!」
と思ってあるイケメン男性を好きになったとします。しかしそのうちに
「好きは好きだけど、なんだか違うんだよね……」
という風に感じてしまう女性。熱していたはずの恋心が急速に冷めてしまったのですね。
この場合、彼女はおそらく恋愛相手に対して、「イケメンであること」よりも何か別の望みがあったのだと考えられます(たとえば「思いやりがある」とか「仕事ができる」とか「話が面白い」とか)。
しかし、自分自身がそのことをわかっていないために、自分の気持ちは長続きせず、片思いも中途半端に終わってしまうのですね。
付け加えると、「好きだったはずなのに、すぐにどうでもよくなる」というこの態度は、相手に対してとても失礼なことでもあるので、内面の魅力を高めるためにはぜひ改善したいポイントでもあります。
改善策はこれだ!片思いをうまくいかせるために心得ておきたい4つのこと
1、恋愛は2人でするものだと胸に刻み込め!
うまくいかない片思い続きの人が変わるには、まず
「恋愛は2人でするものだ」
ということをわかっておかなくてはならないでしょう。
片思いをしているときは「彼のことが好き!」という自分の気持ちで頭が一杯になってしまいますが、それが続くと自分の気持ちに溺れてしまい、本当に大切な彼自身のことが見えなくなります。
あなたに「好き!」「会いたい!」と思う自由があるのと同じで、片思いの人のほうにも「好きじゃない」「会いたくない」と思う自由があることはぜひ覚えておきましょう。
はっきり言ってしまえば、独りよがりではまったく相手にされないということです。
2、あなたの気持ち・感情を言葉で伝えるのではなく、あなたの魅力を行動で伝えろ!
愛の言葉を伝えるよりも、あなたの魅力をわからせる行動を取ったほうがいいことは先にも説明しましたね。
ここで少しまとめておきましょう。
★片思いの相手を振り向かせるのに必要なこと★
愛の言葉を相手に言う ×
あなたの相手への好意が丸わかりの行動を取る ×
あなたの魅力を間接的にわからせる行動を取る ◎
相手からの情報を得るときに「言葉」は大事ですが、その他「行動」からもたくさんの情報がわかります。
たとえば、片思いの人への
「私ってモテモテなんだよね~。去年も5回も告られたんだから!」
という「言葉」と
「ごめん、週末は別の人と先約があるから会えないの!」
といって本当に誘いを断る「行動」とでは、どちらがモテそうな雰囲気があるでしょうか?
もちろん後者ですよね。
むしろ前者は「自分でモテるってアピってて、必死だな!」というマイナスな感じすらしませんか?
これと同じで、あなたが片思いの相手に伝えるべきは、「私ってこれだけあなたのことが好きなのよ」という「気持ちを伝える言葉」ではなくて、「私ってこれだけ魅力的なのよ」という「魅力を伝える行動」なのです。
「自分の世界があって充実している私」になって、片思いのあの人を振り向かせましょう!
3、あなたから「好き好きアピール」はするな!
2をお読みになって、「じゃあ片思いの相手に『好き好き♪』というオーラを出した、積極的なアピールはできないってこと?」と思ったそこのあなた、正解です。
そもそも片思いの恋愛では女性であるあなたが相手に好意をあからさまにしたり、誘ったりなどといったことは全くしなくてかまわないのです。
あなたの魅力をうまく伝えることで「この女性を手に入れたい!」とあなたの価値に気づかせ、ひいては「苦労して手に入れた女性だから大切にしよう!」と思わせることころまでがテクニックなのです。
もしも今まで片思いがうまくいったためしがないなら、もしかして「好き好きアピール」過剰だったのかもしれませんよ。
片思いの恋でも、基本的には男性を追いかけさせることを目指しましょう(参考「片思いの勝利の秘訣は「追いかけさせる」!目指せ特別なオンナ」)。
4、自分の恋愛の願望を具体的に分析し、男性を選べ!
あなた自身が恋愛に何を望んでいるのか具体的にわかっていなければ、ベストなパートナーは選べません。
もしもあなたが「優しい人が良いな~」なんてふんわりした考えしか持っていないならば、どうでもいい男たちのことも簡単に好きになってしまうでしょう(なぜなら、要注意な「優しい男」なんてこの世にあふれているから。詳細は「演技かも?要注意人物「優しい男性」との恋愛に気をつけて」の記事をお読みください)。
あなた自身が恋愛にどんなことを望み、またどんな人を求めているのか、さらにその理由はなんなのか――まで分析できれば、自然に男性を見る目は厳しくなり、恋愛へのハードルは上がります。
そこまでしても「この人が好き!」と思える男性が現れたのなら、おそらくそれがあなたの欲しい物を全部持っている相手なのでしょう。
その相手ならば「熱しやすく冷めやすい」という状態に陥ることもないし、貴重な相手だから大切にできて思いやりも持て、上手に恋愛を進められるはずです。
ただしその時も相手が一番にならないように、優先順位の1位はあくまでもあなた自身であり、相手に「追いかけさせる」ということを忘れないようにしましょう。