世の中には幸せそうなカップルや夫婦がたくさんいますよね。
私達も大好きなパートナーと結ばれたなら、今以上に幸せになりたいもの。
しかし一方で「なんで付き合ってるの?」「むしろなんで結婚したの?」と首を傾げたくなるような、不仲で不幸なカップルや夫婦も存在しています。
実は、幸福度の高い幸せなカップルと、幸福度の低い不幸なカップルにははっきりとした違いがあり、それが簡単な公式で表せちゃうことがある調査からわかったのです!
今回は片思い中から付き合いだして、はてや結婚してまで役立つこの秘密の公式、こっそり教えます。
結婚生活への幸福感は「性行為の回数-口喧嘩の回数」だった!?
アメリカのオレゴン大学で、多数の夫婦を対象とした「結婚生活にどれだけ幸福感を抱いているか」という調査が行われました。その結果、学者たちは以下のようなシンプルな公式を導き出したのです!
性行為の回数-口喧嘩の回数=夫婦の結婚への幸福度
つまり、たとえ口喧嘩の回数が多くても、それ以上に性行為の回数が多ければ結婚生活への幸福度は高くなる。
また逆に、性行為の回数が少なくても、それ以上に口喧嘩の回数が少なければ、幸福度は保っていられるってことですね!
もっと具体的に言ってしまうと……週5回くらい口喧嘩してしまうカップルであっても、週7回エッチしていればそこそこに幸福だってことですね。
そしてこのことは、結婚していない恋愛関係のカップルにも言えるはずです。
さらに言えば、付き合う前の関係でもこの知識は大きなアドバンテージとなるのですが、これはまたのちほど。
「性行為の回数-口喧嘩の回数=夫婦の結婚への幸福度」で倦怠期の別れも説明できる
皆さんの中にも、いわゆる「倦怠期」を経験したことのある方が多いかもしれません。
倦怠期とは、付き合いたてのドキドキ感がなくなり、相手に慣れてしまって刺激がなくなり、気持ちが冷めたように感じることですね。そのまま相手に幻滅してしまい、別れの危機を迎えることもよくあります。
さて、倦怠期では性行為もマンネリ気味になります。
「こうしてこうして、ハイ次はこれで……おわり!」みたいな感じで、お互いが相手の裸や、エッチの仕方の手の内を知った状態にあるからですね。
すると、自然に回数も減って……いわゆる「セックスレス」にもなりやすくなります。
また、相手にネガティブな気分を抱いてしまいがちな倦怠期では、口喧嘩の回数も増えます。
そのため、エッチの回数は少ないのに、口喧嘩が増え、先ほどの公式に当てはまると、むしろ幸福感はマイナスになってしまうのです。
これが「倦怠期は別れやすい」のワケだったんですね!
性行為は身体の交わりであると同時に心の交わり――心を変えなくては幸福度は上がらない
とは言え、倦怠期で「エッチのやる気しないな~」と思っているカップルに、いきなり「エッチしなさい!」と言っても、なかなか難しいわけです。
だって、性行為というのは、身体の交わりであると同時に、心の交わりでもあるからです。
あなたも想像してみてほしいのですが、好きな相手とはエッチな関係になってもいいと思う一方、「生理的に無理!」な相手とは絶対にエッチな関係にはなりたくないですよね?
それと同じような感じで、倦怠期や相手に対して良い気持ちを持っていない状態ではパートナーに対して「エッチするのは嫌ではないんだけど、なんだかな~」「積極的には楽しめないな」と思っているわけです。
ですからまずはこの気持ち(心)を変えていかなくては、幸福度を上げる(=性行為の回数を増やすこと&口喧嘩の回数を減らす)ことはできないのです。
恋愛で幸福度を上げるための、ポジティブな働きかけとは?
では私達が幸福度を上げ、幸せなカップルとなるために、具体的な方法を考えていきましょう。
最初にご紹介した公式をもう一度振り返ってみます。
性行為の回数-口喧嘩の回数=夫婦の結婚への幸福度
実は「性行為」と「口喧嘩」はそれぞれ「パートナーと行うポジティブな行為」と「パートナーと行うネガティブな行為」の代表に過ぎません。
うまくいっているカップルはそりゃあエッチの回数も多いし、うまくいっていないカップルはそりゃあ口喧嘩も多いわけです。
関係が良好で、性行為が多いカップルは、他にも相手へポジティブな働きかけをたくさんしており、そのような働きかけを積み重ね、結果として性行為が多くなっていると考えられます。
ですから事実上は
ポジティブな働きかけ-ネガティブな働きかけ=幸福度
の公式となっているってことですね!
ポジティブな働きかけは、たとえば以下のような行動で表れるでしょう。
《カップルの幸福度を上げるポジティブな働きかけ》
1. 話をよく聞く(傾聴する)
2. 受け入れる
3. 励ます
4. 支援する
5. 信頼する
6. 尊敬する
7. 違いを交渉する
自分のことを信頼し、励ましてくれるパートナーに対してはポジティブな感情を持つようになります。片方だけではなく、お互いにできていればさらに2人の絆は深まるでしょう。
そして自然と相手と肌を重ねたいと思い、キスや性行為の回数も増えます。
これが「幸福度が高い」という状態なのですね。
逆に言えば、このような働きかけが全くできていない、うまくいっていないカップルに無理やり性行為をさせたところで、2人の幸福度は上がらないと考えられます。
恋愛の幸福度を下げてしまう、ネガティブな働きかけとは?
さて、次にカップルの幸福度が低くなる、やってはいけないNGな働きかけについて考えていきましょう。
口喧嘩の回数は、「パートナーと行うネガティブな行為」の代表でしたよね。
口喧嘩ばかりのカップルも、いきなり口喧嘩してしまうわけではなく、その背景にさまざまなネガティブな働きかけがあると考えられます。
《カップルの幸福度を下げるネガティブな働きかけ》
1. 批判する
2. 責める
3. 文句を言う
4. ガミガミ言う
5. 脅す
6. 罰する
7. 褒美で釣る
上記のような働きかけをいずれかが、もしくはいずれもが行うと、お互いに対してネガティブな印象を持つようになり、口喧嘩の数は自ずと増えていきます。
これらがポジティブな働きかけの回数を上回ると、結果として2人の幸福度は下がってしまうのですね。
付き合う前の片思いでも「ポジティブな働きかけ-ネガティブな働きかけ=幸福度」の公式は有効!
以上のことは、夫婦や交際中のカップルについて言えることですが、実は付き合う前の片思いの状態でも積極的に活かしたい知識です。
もちろん、付き合う前の関係では、2人に性行為はありません。
が、片思いの恋愛が成就し、相手から告白してもらって「この女性を絶対に幸せにしてやる!」と相手が思うのは、相手がその女性に対して居心地の良さを感じているからです。
この居心地の良さもまた、
ポジティブな働きかけ-ネガティブな働きかけ=幸福度(=居心地の良さ)
という公式で表せるはずです。
もしもあなたが相手のことをどんなに好きであっても、あなたからのネガティブな働きかけが多ければ、相手はあなたと一緒にいるに居心地の良さを感じず、振り向いてもらえません。
ですから、付き合う前から意識的に今回ご紹介したポジティブな働きかけをしていき、片思いの相手の幸福度を上げた上で、相手に告白してもらうのがベスト!
そして今回の内容を参考にして、付き合った後も継続してポジティブな働きかけをしていけば、ずっとラブラブなままでいられるでしょう。
最後に
恋愛の幸福度を上げる方法、参考になりましたか。
「性行為の回数-口喧嘩の回数=夫婦の結婚への幸福度」とは言うものの、単純に「性行為の回数を増やして、口喧嘩の回数を減らそう」と思うだけではダメなんですね。
性行為や口喧嘩が増減してしまう背景について知り、「ポジティブな働きかけを増やして、ネガティブな働きかけをなるべくしないようにしよう」と考えるのが正解なのです!
それが自然とできている夫婦やカップルが、結果的に性行為の回数が口喧嘩を上回り、幸福度が高くなっているということなのでしょう。もちろん、付き合う前にこのことを知っていれば、その後も活かしてずっと良い関係を保っていけますよね。
また、「喧嘩するほど仲がいい」という言葉もありますが、これに当てはまるケースはネガティブな働きかけもたくさんあるものの、それ以上にポジティブな働きかけが勝っていると考えられますね。