MIGORO

【詩 No.10】姫とおとぎ



色とりどりのドレスをまとっても


アナタへのお城は遠い


赤い花を手に

真っ白な気持ちで


ドコを通ってゆこう――




見つめてくれマスか

いつか。




すぐには向けない

真っ直ぐ過ぎる瞳だけど


遅いなんて事

思わずに

言わないでいて欲しい。




早く

上手くは走れないけど


私に馬車はいらないよ。


この足で

この腕で

辿り着きたいの


私やアナタを待つ

何かに向かって。




ねぇ私はずっと

星形のこころしか

持ち合わせていなくて


ただ精一杯に光る

羽のない からだ。


いつだってすぐに

俯いてしまう


上を,前を向きたくて

ちゃんと見たくて。


青い月に手を伸ばして

一人, 泣いてしまう。


落ちているバラを踏んで

強く打つ涙雨にくじけて


それでも私は

きっと


色とりどりのドレスを探してしまうから。




例え選んだこの道に

明かりが灯らなくても


誰もが知る気持ち。

教えてくれたから


終わりも始まりも

咲き誇るキレイな道。




怖くなるのは

勇気が出そうだからだよ。




アナタへのお城は

おとぎ話よりずっと


遠いけど。




青い夢を手に

真っ白な気持ちで


此処を通ってゆこう――




私やアナタを迎える

何かに向かって…。




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雨木ルイ

雨木ルイ

詩人。自分の内側を伝える為、中学の時に思いを言葉や絵にして表現し始めた事がキッカケとなり、日々を生きる中で感じる一つ一つの感情や感覚を大事にしながら綴っています。切なさや痛みを希望や夢に繋げる書き方や現実とファンタジーを入り混ぜた書き方が特徴。
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