MIGORO

【詩 No.27】恋する旅の途中で



ねぇ

逢えそうで逢えないね

見えそうで見えない


心のすきま

そっと風が吹いて

今にも崩れ落ちてしまいそうな

恋する夏の終わり


出逢った時と同じ場所で

まるであの時と同じような空を見上げて

私は何を待っているんだろう


君は今、何してる?


どこにいても

景色の一部が滲んでいて

どんなに遠くへ行ったって

君の姿、思い出してる。


きっと

誰かを愛せた時、自分を愛せた時

私たちの本当の輝きが姿を現わして

守りたいものが出来た時、

それを伝えたい人が出来た時、

過去の悲しみさえ許せてしまえそうで

幸せの涙で世界は揺れる


それを

君の隣で 私だけの隣で

同じ事を思ってみたくて

伝わる日は来るかな


ねぇ

言えそうで言えないよ

届きそうで届かない


君は確かに そこにいるのに

分かりやすい告白を

出来ずにいる


心のすきま

そっと風が連れ出して

今すぐそこまで繋げてくれたらいいのに


次の季節が迎えに来るまでに

私はどこまで、

君のそばに行けるかな。

ちゃんと、行けるかな。


その時はどうか

こんな私の事、受け止めてくれますように…。




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雨木ルイ

雨木ルイ

詩人。自分の内側を伝える為、中学の時に思いを言葉や絵にして表現し始めた事がキッカケとなり、日々を生きる中で感じる一つ一つの感情や感覚を大事にしながら綴っています。切なさや痛みを希望や夢に繋げる書き方や現実とファンタジーを入り混ぜた書き方が特徴。
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