MIGORO

【詩 No.7】あの日の季節



私の歩幅に合わせて

歩いてくれたあなた。

天気とか時間とか表情とか

いつも気にかけてくれてた。


なのに その瞳の色

気付けないままで

手も繋げずに下を向いた


一人で見る思い出は

どうしてこんなに遠くて

…そばに感じるのだろう


同じ空気を吸って

同じ場所にいられる、って

思い込んで

だけどちゃんと

私はあなたの事 信じられていたかな。

深く見つめる事 出来ていたかな。


届かなくなって初めて知った

もう遅いよなんて

言わないで


分かりにくい恋の始まりを

笑い飛ばして 手を取って

もう一度だけ 約束をさせて?


真っ直ぐ過ぎる私の気持ちが

あなたを苦しめてしまっても


今どうしても伝えたい

ごめんなさい から生まれる想いを

ありがとう に変えたいの――。


私の歩幅に合わせて

空を仰いで笑ってたあなた。

優しさも悲しみも

幸せを通して教えてくれた事

今頃こうして思い出してる


いつの間にか春を越えて

出逢ったあの日は記憶の中


もう一度 約束を交わせる日を

あと少し、もう少し…

きっと季節が変わっても

ここでこうして思い出すよ


繋いだ言葉だけが

今も二人を ずっとずっと照らすから。




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雨木ルイ

雨木ルイ

詩人。自分の内側を伝える為、中学の時に思いを言葉や絵にして表現し始めた事がキッカケとなり、日々を生きる中で感じる一つ一つの感情や感覚を大事にしながら綴っています。切なさや痛みを希望や夢に繋げる書き方や現実とファンタジーを入り混ぜた書き方が特徴。
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