成人して間もない時には、お酒にも、またお酒の飲み方自体にも慣れていないもの。
自分がどのくらい飲めるかわからないので、ペースがわからずに飲み過ぎてしまったりすることもあるでしょう。
でもそれってとっても危険なことです!
ベロベロに酔って他の人に迷惑をかけるかもしれない。ましてやそれが片思いの相手だったら最悪です。それに、翌日二日酔いで苦しむのは自分自身なのだから。
成人している人は改めて勉強として、まだ10代の人は未来の自分のために、「正しいお酒とのつきあい方」を学んでおきましょう。
こうすれば酔いにくい!お酒の基本の飲み方
酔いにくいお酒の飲み方というものがあるので、ここではまずその基本を習得しましょう。
1、食べ物を先に食べておく。乳製品が特にオススメ!
空腹の状態でお酒を飲むと、アルコールの回りが早くなります。ですので、先に何かお腹に入れてからアルコールを飲むようにしましょう。
チーズなどの乳製品は、胃の中に脂肪の膜を作ってくれるので、特にオススメです。
2、お酒といっしょにお水を飲む。
飲むときにはお酒だけではなく、お水もいっしょに摂るようにしましょう。
これは「和らぎ水(やわらぎみず)」と言い、日本酒を嗜むときにも一般的な方法です(酔わないだけではなく、口直しにもなるからでしょう)。
お水を別にオーダしにくいのであれば、お酒を水多めの水割りにしてもらうのもいいですね。
3、酔いにくいお酒をチョイスする。
あまり強いお酒を飲むのはやめましょう。
当然のことながら、アルコール度数の低いお酒を少しずつ飲めば、体に負担がかかりにくいです。
ブランデーやウイスキーなどは度数が40度と高め。
日本酒、ウイスキーが15度くらい。安心なのはビールで、5度程度です。
ソーダや水での割り物や、カクテルだと使うお酒の量が少ないので、酔いにくくなります。
これを踏まえて、オススメは「シャンディガフ」。
シャンディガフはビールベースのカクテルで、ジンジャエールと半分ずつ割ったものです。
お酒の入る量も減るし、ビールの雰囲気は損なわれない点がgood!
4、市販の酔い止めサプリメントの力を借りる。
「ウコンの力」や「ヘパリーゼ」などの酔い止めのサプリメントを事前に摂取しておくのもよいでしょう。
それぞれの体質によって合う合わないがあるでしょうから、「ここぞ」という機会が訪れる前に、いろいろと試してみるといいかもしれません。
デートの時はノンアルコールカクテルがオススメ
先ほどの4つのポイントを守れば、そこまで無茶な飲み方にはならないとは思います。
が、問題はデートの時。
片思いの相手とのデートで緊張してかえって飲み過ぎてしまう……なんてこともあるかもしれませんね。
個人的な意見ですが、デートの時はお酒は控えたほうがいいでしょう。飲んでも一杯くらいしか飲まないのがおすすめ。
というのも、お酒の力って意外と馬鹿にできなくて、変におしゃべりになってしまって余計なことを言ったり、絡み酒になって彼を困らたりする女の子も多いからです。
「飲まないの?」と訊かれてたら、「明日早いんだ~」とか「さっき頭痛薬飲んじゃって、今日はお酒飲めないんだ」とか言っていればOK(そこまで言っても無理にお酒を勧めてくる人はちょっと問題ありそうです)。
でもそんな時には雰囲気を壊さないように、ノンアルコールカクテルを頼むのをオススメします。
ノンアルコールとあなどるなかれ、酸味の効いたものも多く、結構大人の味です。
ノンアルコールカクテルって結構話題の種になるので、デートでも盛り上がると思いますよ。
知ってると役立つ、おすすめのノンアルコールカクテル
シンデレラ
レモンジュース・オレンジジュース・パイナップルジュースをシェイクした、甘いカクテル。
ネーミングの由来はもちろん童話のシンデレラから。
シャリーテンプル
レモンジュース・ライムジュース・ソーダ・グレナデンシロップ。
すっきりとした甘さが美味しいカクテル。
ですが地域によってはアルコールを入れるところもあるらしいので、要確認です。
ヴァージン・ピニャ・コラーダ
パイナップルジュース・ココナッツジュース。
ココナッツ好きにはたまらないノンアルコールカクテル。
間違って「ピニャ・コラーダ」と注文すると、ラム入りになってしまいますので、「ヴァージン」をつけるのを忘れずに!
トマトオレンジ
無塩のトマトジュースとオレンジジュースを同量入れる。
トマトは美肌にも嬉しい健康的なカクテルです。
アルコールパッチテストのススメ
自分がお酒に強いのか弱いのか、事前に知っておくことも重要です。
「親が強いから、私も強いはず」
なんて思い込みで、無茶な飲み方をしてしまったら危険。日本人の多くはお酒に弱い体質なのです!
ぜひ「アルコールパッチテスト」をして、自分の体質を知っておきましょう。
アルコールパッチテストは、アルコールを絆創膏で貼り付け、その反応の仕方(肌の赤み)によってお酒に対する分解の能力があるかを見るもの。
内科などの病院でもやってくれるようですが、アルコールパッチテストのキットが売っていますのでそれで自分でできます。或いは、所属の大学などの健康委員会で実施している場合も。
ぜひ機会を見つけてやってみてください。
二十歳を迎える前にやっておいたら安心ですね。
恐ろしいアルコール依存症について
ここからはちょっと恐い話を。
皆さんも「アルコール依存症」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
アルコール依存症は、その名の通り、アルコールに依存してしまっている状態を言います。
では、そもそも依存とはなんなのでしょうか。
「ワインが大好きで、週末にはいつも飲んでるし、ついにワインエキスパートの資格まで取っちゃった」
という人は依存症なの?
いえいえ、依存症かどうかの分かれ目は、「そのことによって本人や周囲が困っているかどうか、生活に支障が出ているかどうか」です。
例に出したように、週末にワインを嗜む程度であればお酒をコントロールできている状態なので、それは「趣味」。
ですが、ワインが好きだからって四六時中ずっとワインを飲んでて、そのことによって本人の仕事や学業など、やるべきことがおざなりになっていたり、周囲に迷惑をかけていたら「依存症」です。
この記事を読んでる方は大丈夫だとは思いますが、お酒はしょせんはただの飲み物であり、それに支配されてはいけないということを肝に銘じましょう。
最後に
いかがでしたか。
お酒はとっても美味しくて素敵な飲み物。
でも飲み方を間違うと、魔性の液体になってしまいます。
自分に合った飲み方を見つけて、アルコールとうまく付き合いたいものですね。