あなたは人前でどんな表情を見せていますか?
いつもニコニコしてる?
それとも、何かの拍子にイライラした表情をしてしまったり……していませんか?
そのイライラがたとえ特定の人に向けられたものではなくても、怒りの表情はその人にインパクトを与えてしまいます。もちろん、悪い意味で。女子力も急降下です。
イライラの感情を上手に受け流せば、あなたもニコニコ。そして周囲もいい雰囲気になることでしょう。
今日はあなたの心のイライラと、うまくつき合うための方法のご紹介です。
日常生活で出てきてしまう、私たちの怒りの感情
いつも怒っている人と、いつもニコニコご機嫌な人。
どちらと友達になりたいかといえば、もちろん後者でしょう。
そして、恋人にしたいと思うのも後者のはずです。
だから極端なことを言えば、男性の心をつかむのも、不機嫌な美人でなく、ニコニコした普通の子である場合が多いのです。
でも、ストレスの多い世の中ですから、あなたがイライラしてしまうことがあっても仕方がありません。
たとえば、あまり優秀ではない人と一緒に仕事をする羽目になり。
「なんであの人はあんなに仕事ができないの?!」イラッ。
たとえば、わかりきってることなのに、上司にいらないアドバイスをされて。
「そんなこと言われなくてもわかってるんだけど。私のことバカにしてるの!?」イラッ。
男友達の心ない発言に。
「あんたには関係ないでしょ!」イラッ。
……ほーらあなたも身に覚えがありませんか?
「怒り」とは反撃したい衝動のこと
こういった状況で、私たちは自分の怒りの感情をコントロールしていかねばなりません。
まず自分が苦しいし、周囲の人々に怖い顔を見せるのはあなたのイメージダウンとなります。
そう、イライラは私たちになんの得も与えてはくれないのです。
むしろあるのは損だけ。
ではなぜ怒りの感情なんて存在するんでしょう。
実は怒りとは「反撃」なのです。
怒りを与えてきた対象に、すぐさまに反撃するための反応が、怒り。
だから怒りを感じると、胸がドキドキして頭に血が昇ります。怒りを与えてきた相手に、すぐに反撃をしなくてはいけないからです。
現在では、この反撃は身体を使った暴力ではなく、行動や言葉によって果たされることが多いです。
でも、暴力だろうが言葉だろうが、怒りと怒りのぶつかり合いになってしまうのは避けたいですよね。
その後の人間関係だってあるし、怒りのぶつかり合いによるケンカは大変なストレスになるからです。
「怒り」の感情を抑える具体的な方法!
じゃあ具体的にはどうやって怒りの感情を抑えていけばいいのでしょうか。
大丈夫、すぐに試せる簡単な方法があります。
実は、この怒りの感情は、長続きはしないんです。
「ムカッ」
「イラッ」
ときた瞬間から、せいぜい10秒が怒りの感情のピークです。
だから、その10秒間だけ、少しだけ我慢すれば、そのあとは感情は乱されずに済みます。
この10秒間は、あなただけの呪文を作り、心のなかで唱えることをオススメします。
「あーかわいそうな人。こんなに怒ってしまって。かわいそうかわいそう」
「私は怒りに負けない」
「とにかく無心で!」
呪文はなんでもいいのです。
好きな俳優のドラマでの台詞とか、昔好きだった魔法少女アニメの決め台詞とかでもいい。
とにかく、自分が「怒り」を感じた、と思ったらすぐにこの呪文を心のなかで唱え続けてみてください。
ほんの10秒間だけです。そうすれば、あなたの怒りの感情を抑えつけることができるはずです。
呪文を唱えることで、「怒っている自分」というものを客観的に感じることができればしめたものです。
「あ、私怒っちゃってる!」
そう気づけば、たちまち冷静になれます。
「怒り」のポイントは人それぞれだと心得よう!
意外と知らない人が多いのは、「怒り」を感じるポイントは人それぞれだということです。
たとえば、
「ブスだね」
と言われても全く怒らないのに
「頭が良くないね」
と言われたらすごく怒る人がいるかもしれません。でもこれは悪意のある言い方ですから怒っても当然。
ですが、その人に対して、
「どこの学校の出身ですか?」
と単なる世間話の延長で聞いただけでも、怒ってしまう可能性があります。
この人の怒りは「学歴」「頭の良し悪し」によって引き起こされることが多いということですね。
これと同じで、あなたの怒りも何かの特定の話題に対して引き起こされているかもしれません。
より正確に言えば、その怒りはあなた自身が作り出したものなのだ、と言えるでしょう。
あなたが日常で怒りを感じた出来事を、その都度メモしておくようにすれば、あなたがどのような時に怒りやすいかを自分で理解することができます。
そうすれば、自分がどういう人間なのかもわかるし、怒りのコントロールに役立ちます。
人と話していてあなたが怒ってしまいやすい話題が出たときに、心の準備ができるでしょう?
この怒りのポイントの話、自分だけではなく、他の人に対しても使えます。
「あの人はこの話題には過剰に反応して、怒りやすいんだった」
とわかってれば、その話題を避けることができるので、和やかに話を進めることができますね。
このように、怒りの仕組みをわかっておけば、人間関係でも役に立てることができるんです。
最後に
いかがでしたか。
怒りの感情は私たちを苦しめ、時に眠れなくさせるほどのマイナスのパワーを持ちます。
でも、あなたは怒りでできているのではなく、あなたが怒りを作り出しているのです。
うまく怒りをコントロールして、いつもご機嫌な女子力のある素敵な人を目指しましょう。