梅雨の時期は、くせ毛の女子には辛い季節ですよね。
うねったり、広がったりで、なかなか思い通りに髪型が決まらない!
そんな時には思い切って、ウィッグを使ったヘアアレンジを楽しんでみてはいかがでしょう?
今回はウィッグの種類から、上手に使うポイント、お手入れの方法までをご紹介します。
ウィッグの種類について知っておこう
初心者さんのために、まずはウィッグの種類を把握しておきましょう。
部分ウィッグ
その名の通り、部分的なウィッグのこと。ポイントウィッグとも言う。
前髪用や、襟足につけるエクステタイプ、後頭部だけを覆うハーフウィッグなどもここに含まれる。
お団子に被せる簡単なシュシュウィッグ・ロープウィッグもあり、初心者におすすめ。
フルウィッグ
全体を帽子のようにすっぽり被るウィッグのこと。いわゆる全カツラ、オールウィッグ。
地毛がすべて隠れるので、ガラリとイメージを変えることができるのが強み。
ただし、地毛の量が多い場合は被るのにコツが必要なので、初心者向きではない。
ウィッグを上手に使うためのポイント5つ
「ウィッグって不自然な仕上がりになりそうで不安」
という人も多いと思います。
でも、ちょっとしたポイントを押さえておけば、そんな悩みも解消できます。
ポイント1、ウィッグのカラー選びは慎重に!
ウィッグ選びで重要なのはまずはカラー選びです。
部分用のウィッグでは、地毛も見えていますから、地毛になるべく近い色を選ばなくてはいけません。
また、フルウィッグにしても自分の地肌の色と似合わなければ結局使わなくなってしまうので、やはりカラー選びは重要です。
実際の店舗で試着してみることが一番ですが、今はネットの通販でも事前にカラー見本がもらえるお店もあるので、なるべくそういうところを選んで購入するといいですね。
ポイント2、初心者さんは部分ウィッグのシュシュウィッグやロープウィッグを使おう!
「ウィッグなんて本当に初めて使う!」なんて人におすすめなのは、シュシュウィッグとロープウィッグです。
いずれも、地毛をお団子にまとめて被せる方式のウィッグで、簡単で取り付けることができます。
それらに慣れてきたら、全部被るタイプのフルウィッグに挑戦してみましょう。
ポイント3、ウィッグの毛のテカリを抑えよう!
ウィッグが不自然に見えてしまう理由として、毛が妙にテカテカしてしまうということがあります。
このテカリを抑えるため、ヘアスプレーを軽く吹きかけてから、着用するようにしましょう。至近距離からではなく、やや離れた場所から広い範囲に吹きかけるのがコツですよ。
ヘアワックスをつけるのも同じ効果があります。
ポイント4、フルウィッグのつむじに注意!ヘア小物と合わせると◎
フルウィッグはつむじの部分が不自然な物が多いので、そこで地毛ではないことがバレてしまいがちです。
より自然に見せるために、つむじに人工皮膚のついたウィッグもありますが、使用の前にはその部分を櫛でとかすなどして、ごまかすように整えておきましょう。
それでも慣れないうちは、「これ被って外出して大丈夫かな?」と不安になることもあるはず。
そんな時は、カチューシャや帽子などのヘア小物と組み合わせて、気になる部分を隠すようにアレンジしてみましょう。
ポイント5、ロングヘアの場合、フルウィッグを被るときはしっかり地毛をまとめること!
フルウィッグを被った時に、頭が大きく見えてしまって不自然になるのは、ロングヘアの地毛がしっかりとコンパクトにまとまっていないために起こります。
ロングヘアの方はなるべく小さく小さく髪の毛をまとめてネットに入れ、被るようにします。
この時、なるべく下の方で左右の三つ編みを作り、頭に巻きつけてピンで留めてからネットで固定するといいでしょう。
「絶対にバレないフルウィッグが欲しい!」と思ったら
「絶対にバレない自然なフルウィッグが欲しい!」
そう思ったあなたには、医療用のウィッグがおすすめです。
世の中には病気や事故などで髪の毛を失ってしまった女性が多くいますから、その人達のための日常使いのウィッグが売られています。
人毛が使われており、見た目もとても自然です。
ただし、お値段はお高い傾向なので、お財布と相談ですね。
あと、逆に「ウィッグってバレても、それがむしろおしゃれ!」な場合もあります。
とんでもなくド派手なウィッグを付けているおしゃれな人はいっぱいいるので、最初から「そういうものだ」と開き直ってしまう考え方もOK(もちろん普段のファッションのテイストにもよるでしょうが)。
個人的にはフェミニンな服装を好む方であれば、無理してフルウィッグを使うのではなく、部分ウィッグだけでじゅうぶんに自然なヘアアレンジができると思います。
ヘアウィッグの手入れ
ヘアウィッグはお手入れすることで寿命が伸びますから、正しいお手入れ方法を知っておきましょう。
使用前・使用後にはブラッシングをすること
使用前には、形を自然にするために、使用後はほこりを取り除くためにブラッシングを行います。
ウィッグ用のブラシも売られていますので、それを使うと良いでしょう。というのも、ウィッグ用のヘアブラシは金属製であり、通常のものよりも静電気が起こりにくいようになっているからです。
ブラッシングは毛の流れにそって行います。毛の流れにそって優しくすれば、カールなどが崩れることはほぼありません。
数回使用したらシャンプー・リンスをする
ヘアウィッグも汚れがつきますから、私たちの地毛と同じようにシャンプーとリンスをしてあげましょう。
数回の着用につき、一回程度でOKです。
むしろ毎回シャンプー・リンスをしてしまうと、ウィッグが傷んでしまいます。
洗面器やたらいなどに水かぬるま湯を入れ、シャンプーを薄めて入れ、そこにウィッグを沈ませて押し洗いをします。
リンスも同様に行います。
タオルで優しくポンポン叩くように水気を切ったら、そのままタオルの上で乾燥させます。