片思いの彼といい感じになってきたら、贈り物をもらうなんて嬉しい機会も訪れるもの。
「彼からもらったものならなんでも嬉しい♪」
とは思うものの、それがまったく自分の好みからはずれていたらリアクションに困ってしまいますよね。
そこで今回は、付き合った後にも役立つ、片思いの彼から贈り物をされたときの正しいリアクションの取り方を教えます。
これを守れば、彼にバッチリ好印象を残すことができますよ!
プレゼント上手な男性は少ない!?
いきなりですが、実は女性が喜ぶプレゼントができる男性って、あまりいません。というか、かなりのマイノリティです。
たとえば、
「やっぱり女性はジュエリーやアクセサリーが好きなのかな?」
なんて想像はできても、どんなアクセサリーをあげていいものか見当がつかないからです。
ジュエリーやアクセサリーと一口に言っても……
●指輪なのか、ネックレスなのか、それとも他の物なのか?
●デザインはどんなものがいいのか?
●ブランド物じゃないとダメなのか? だとしたらどこのブランドがいいのか?
●イエローゴールドやプラチナなんてあるけど、どう違うの?というか俺にはプラチナとホワイトゴールドの見分けがつかないよ。K10とかK18なんて違いがさっぱりわからん!
●宝石は入っていた方がいいのか? だとしたらやっぱりダイヤじゃないとダメ?
なんて苦悩してしまうのです。
女性には比較的身近なアクセサリー・ジュエリーの知識ですが、多くの男性にとっては、全く未知の世界ですからね。
これは男性の車の知識に、女性が全く太刀打ちできないことと同じです。
男性は上記のような苦悩を乗り越え、それでも私たちにプレゼントをしてくるのですから、はなから100店満点を期待してはいけません。
明らかにあなたの好みじゃないアクセサリーを贈ってきたり、なんかよくわからない置物を贈ってくる可能性さえあります。
あとは、「自分がもらって嬉しいものは相手も嬉しいハズ!」と考え、ゲームソフトなんかくれることも(全然ロマンチックじゃないですね)。
「プレゼント上手な男性」が少ないのには、このような事情があるからなのです。
プレゼントが上手すぎる男性は、女性経験が豊富なのかもしれませんね。
(もちろん、これらはあくまでも傾向としてです。アクセサリーに詳しい男性もいるし、車やゲームが趣味の女性だっていますから、それらを否定するわけではありません)
好みのプレゼントをもらうためには、彼に具体的なあなたの好みを伝えること
プレゼントが下手な男性の方が多いのはわかったけど、やはり自分の好みのプレゼントをもらえるほうが嬉しいですよね。
別に物欲が強いわけではなく、自分好みの物をくれたほうが「私の事わかってくれてるんだ」とテンションが上がりますものね。
自分好みの物を贈られるためには、事前に彼にあなたが喜ぶ物の情報を与えなければなりません。
●こういうデザインのものが好き。逆にああいうものは好みじゃない。
●ブランドは○○が好き。
などを、あくまでも「話の流れ」や「一緒にウィンドウショッピングをしているとき」に説明しましょう。
唐突に言い出すと、ねだられている印象が強くなってしまい、マイナスイメージにつながりかねないからです。
しかもなるべく具体的に好みを伝えることが重要です。
たとえばウィンドウショッピングで一緒にジュエリーショップに入っても、あなたが
「どれも素敵だね」
なんて言ってしまったら、全くヒントになりません。
「あのショーケースの左から二番目の、オパールの指輪が好み♪」
くらい言って良いでしょう。そこで初めて、彼はあなたの好みの物を理解してくれるのです。
プレゼントをもらった時の正しいリアクションの取り方
でもここまでやっていても、「好みじゃないプレゼントをもらってしまった……」ってこともあるかと思います。
もしくは、本格的な交際の始まる前の片思いの状態では、「金額的にそんなに大したことないプレゼントをもらう」というシーンも。
こんな時にばっちりなリアクションを伝授しましょう。
まずはどんなにその品物にガッカリしたとしても
喜んでみせる
ことですね。基本ですが、これってなかなか難しい。
重要なのは想像力。
彼がどんな気持ちで、
どんなに迷って、
その品物を買って用意してくれたのかを想像し、そのこと自体に感謝しましょう。
もしあなたが少しでもガッカリした表情を見せてしまうと、相手は
「ミスをしてしまった!」
と傷ついてしまい、あろうことかあなたにひどいことを言ったり、二度と贈り物をしてくれない可能性すらありますから気をつけて。
次に、
高級品をもらってしまったときには、まずは戸惑ってみせる
これも重要ですね。
あなたは高級な物をもらってもちろん嬉しいのだけど、相手の懐も心配する態度を見せることで、揺るぎない本命になれるのです。
以上の心がけは、いくつかの恋愛マニュアルでも言われていることです。
特に水野敬也氏は著書『スパルタ婚活塾』の中で、以下のように言っています(ところで、この本は一応婚活と銘打ってはいますが、男心がよくわかるので片思いの女性みんなにオススメです)。
そう、リアクションとはサービスなのである。 サービスとは「相手に何かを提供する」ことだけではない。「プレゼントのもらい方で相手を気持ちよくさせる」──これもれっきとしたサービスなのだ。
プレゼントを贈った側である男性は自分のことを、女性を喜ばせることができる能力のある人間だと思いたいのです。
それなのにあなたが、「理想の物と違った……」とガッカリしたリアクションを取ってしまうと、まるで「お前は女にまともなプレゼントもできない奴だ!」と責められているように感じるのです。
こっちにそんな悪気はないのにね。
でも、男性は思いのほかデリケートですから、相手の真心を受け取ったら、その品物はなんであれ、まずはサービスとしてリアクションしてみせるのが重要なんです。
さもないと、彼はあなたにもう二度とプレゼントしてくれなくなるかもしれません。
彼からのプレゼントが明らかに手抜きの場合は要注意!
注意したいのは、あなたも彼に対して贈り物をしていて、にもかかわらず彼との贈り物との間に格差がある時です。
たとえば、あなたが相手にねだられてブランド物の財布をあげているのに、相手はあなたにお手頃なお菓子の袋詰めをプレゼントしてくる場合など。
あとは明らかに、「その辺のお店のワゴンセールで買いました」みたいなものを贈ってくるとかです。
プレゼントにかけるお金や手間は、学生の場合は男女平等で構いませんが、社会人になれば男性がやや多いのが理想的です(一般的に男性のほうが収入が多くなる傾向にあるし、手間をかけてもらってあなたを追いかけさせたほうがいいから)。
たとえあなたの片思いであったとしても、彼にかけるお金や手間が大きくなってしまうと、あなたはいつの間にか「尽くす女」になってしまいます。
尽くす女になることにメリットはありません(詳細は「片思いの相手に選ばれたいなら、『尽くす女』を卒業しよう!」をご覧ください)。
また、最初からそのような関係性をあなたに強いる男性はいい男ではないので、ちょっと考え直したほうがよろしいでしょうね。
もちろん、何事もケースバイケースなので、たとえば「収入の少ない彼が、お手頃価格の商品の中からあなたのためを思って必死にプレゼントを買った」ということであればこの限りではありません。
相手をよく見て、彼の真心を受け取るようにしましょう(参照「【必読】片思い女子が恋愛ハウツーコラムを読むうえで気を付けたいこと」)。
また、片思いの男性にプレゼントの選び方については、「誕生日、クリスマス、片思いの相手へのプレゼントは結局何が正解?」の記事をぜひご覧くださいね。
最後に――男性にお金を使わせるのは、とてもいいことです!
「彼にお金を使わせるのは、ちょっと気が引ける」
そう感じる女性は筆者である私を含め、たくさんいます。
しかし、彼にお金を使わせるのは、彼自身が「そうしたい」と思っていればむしろ歓迎すべきものなのです。
少し嫌な言い方になりますが、「これだけ投資したのだから、絶対に彼女と付き合いたい」「あの女性はいい女に違いないからこそ、俺がお金を払っているのだ」という想いが大きくなってくるからです。
だから、あなたはプレゼントを拒む理由もないですし、奢られるのを悪く思う必要もありません。
「奢られて当然」といった態度は高飛車なので抑え、「いつもありがとう♪」と笑顔で彼に感謝してください。
そうすれば、彼は
「この人は僕を気持ちよくさせてくれる、居心地の良い女性だ」
と感じ、あなたにますます魅力を感じることでしょう。