自分を大切にするって何?片思いの恋愛であなたが傷つかないために

自分を大切にするって何?片思いの恋愛であなたが傷つかないために-01

よく「自分を大切にしなさい」という言葉がありますが、あまりピンと来ないという女性、意外と多いんです。もしかしてあなたもその一人?

片思いをしていると無我夢中になって、「彼に振り向いてもらうために、できることはなんでもしてしまおう!」となってしまう頑張り屋さんな女性はたくさんいます。

しかし、そんな姿は、

「それって自分を大切にしてないってことだよ」

と思わせてしまうこともしばしば。

今回は、片思いの恋愛で自分を大切にする考え方を教えます。

自分を大切にしていないとは、自分という軸を忘れて他者(片思いの彼)の軸を優先していること

「自分を大切にしない」ってよく考えるとすごく怖いことだと思いませんか。あなた自身は、あなたにとって大切な人なのに、そのことがわかっていないということなのですから。

あなたの心も身体も、替えの利かない大切な存在です。

それなのに、

「片思いの彼に呼び出されたから、大事な試験勉強の前だけど出かける」

「片思いの彼のことが好きだから、仕事よりも彼を優先させる」

「片思いの彼が、私にセフレになってほしいみたいだから、そうする」

なんてことがあれば、あなたは自分自身を大切にしていないと言えます。

いずれも、ここで軸となっているのは、「片思いの彼」です。

彼がどうしてほしいかという基準で自分のことを決めてしまって、あなたは自分のことを忘れてしまっています。

片思いの彼はあなたの代わりに試験を受けてくれないし、試験で悪い点を取っても何も保障してくれません。

あなたが恋愛を優先させたことで、仕事で迷惑がかかったり、最悪あなたがクビになっても片思いの彼は痛くも痒くもありません。

片思いの彼のセフレになってあなたが傷ついても、彼にはそのことがわかりません。

もしかしたら、上記のような場面で彼があなたに多少の同情は寄せてくれるかもしれません。しかし、それでも彼があなたの苦しみを代わってくれることは絶対になく、長い目で見ればあなたのことを傷つけ続ける可能性さえあります。

これでは、あなたの未来は、あなただけが決めることができるのに、まるで片思いの彼にその決定権を与えてしまっているようですね。

つまり、

「あなたが自分という軸を忘れて、片思いの彼という軸を優先して物事を考え、何事も決定すること」

これがあなたが「自分を大切にしていない」ということなのです。

あなたの親友が片思いの恋愛で自分を大切にしていなかったら、あなたはどう思う?

もしもあなたの親友が

「片思いの大好きな人がいるの。その人今はまだ彼女がいるんだけど、『絶対に別れるから待ってほしい』って言われてるんだ。それからかれこれ1年経ったかな。他にも言い寄ってきてくれる男の人はいるけど、私はやっぱり彼のことが好きだから、信じて待ってるんだ。我ながら純愛だよね」

なんて言っていたら、

「そんな男やめなよ。絶対に不誠実だし、時間の無駄じゃん。そういうの純愛って言わないよ。もっと自分を大切にしなきゃだめだよ!」

と思いませんか?

人間って不思議なもので、他人のことならよくわかるのに、自分のこととなると一気にわからなくなってしまうことが多いのです。

あなたの親友はあなたにとって大切な人。

そしてあなた自身も、あなたにとってすごく大切な人です!

もしも片思いをしていて、「あれ、今なんだかおかしい状況かも?」と思ったら、「もしも親友が今の私の状況だったら、私はどう思うかな? その片思いの恋を応援できるかな?」と自分に問いかけてみてください。

自分を大切にしない片思いの恋は、いずれ自分自身を嫌いな恋になってしまう

あなたが自分の軸ではなく、片思いの彼の軸で何事も決めるようになると、あなたはだんだん自分を見失い、自分を傷つけてしまうような判断を平気でしていくようになります。

そして、片思いをしている自分自身のことが好きではなくなります。

自分は自分以外の誰かにはなれないのに、その自分が嫌いだなんて異常な事態です。

西原理恵子の「ぼくんち」という漫画の中で、こんな台詞があります。

「ぼくは昔 南の国から売られてきた女の子を、逃げ出さないように見張る仕事をしていたんだ。
毎日16時間勤務、いつも背中から泣き声が聞こえるんだよ。
ああ これは最低の仕事だ。そう思ったら自分のことがとてもキライになって、自分をケイベツしちゃうんだ。
そこでぼくはちょっと計算してみたんだよ。
16時間といえば1日の三分の二。で、ひょっとしてこの仕事を10年続けたとする。
そしたらぼくは3650日間の三分の二の2433日間中ずっと自分をケイベツして大キライでいなきゃいけないの。
気がついたらぼくは、そっこーでそこを逃げ出していたよ。
いくら世間がきびしくて、きめられた仕事はちゃんとやらなきゃいけなくても…
ぼくはもうすこしぼくにやさしくして、ぼくがすきでいたかったから」

ここでは仕事内容のことを言っていますが、恋愛でも同じことです。

あなたがもしも今の片思いの恋愛を続けていることで、人生の多くの時間で自分のことが嫌いになってしまっているのなら、それはとても辛いことです。

恋愛はあなたが素敵に輝くために存在しています。

もしもあなたの片思いの恋愛をする中で、「今の私が、もし親友だったら私はどう思うだろう」「私は今の自分が好きだろうか」と疑問がわいてきたら、その恋のあり方についてちょっと立ち止まって考えてみましょう。

そしてぜひ自分に優しい選択をしてください。

これについては「片思いをしているあなたが、自分を見失わないために」の記事でも少し触れたので、興味があればご覧になってください。

あなたが幸せな恋ができるようにいつも願っています。