性格の悪い人が魅力的に見える理由。もしも好きになったら?

性格の悪い人が魅力的に見える理由。もしも好きになったら?-01

片思いで大好きになってしまった男性が、なんと「性格の悪い人だった!」ということ、ありますよね。

性格が悪いとわかっていながら、その人のことを諦めきれないあなた――。

実はそれには理由があったんです。

今回は、性格が悪い人が魅力的に見えてしまう理由と、性格の悪い人を好きになってしまった時の心得について書いています。

性格の悪さが魅力につながる理由3つ

性格の悪い人は性格が悪い故に、魅力的に見えることがあります。

1、批判的な態度を取る人は能力が高く見えることがあるから

批判的な態度や物言いは、「この人ちょっと他の人とは違うな!」「頭いいな!」という風に見せることができます。

たとえばニュースなどを見ていて

「キャスターの言うとおりだよね。僕も本当にそう思う」

と言うよりも

「いや、このキャスターの言っていることっておかしいよ」

というほうが、本人に意見があって頭がいいように見えませんか。

もちろん、ニュースに対する意見なのですから、賛成であっても反対であってもOKだし、本当はたかがそんなことで知力は計れません。

しかし、いつも何かの意見に対して「いや・でも」と批判していると、まるですばらしい意見を持っているかのように、周囲も自分自身も錯覚してしまうことがあるんですね。

そのことを利用して、プライドが高く性格の悪い人は何事も批判的に物事を見て、自分を大きく見せようとするのです。

本当にそのことについて意見を持っているかどうかは、その人の言っている内容をしっかり聞いていれば気づくことができます。

「いやこの人の言っていることはよくない。だって本当は~だよ」

と、批判の根拠や理由を言えている人はきっと洞察力がある人でしょう。

対して

「いやこの人の言っていることはよくない。よくないったら、よくないんだ」

などと、根拠や理由を明らかにできないまま「なんだかこの意見は気に食わない」という雰囲気があるのなら、単に批判的にすることで自分を立派に見せたい人かもしれませんね。

2、普段性格が良くないと、時たまの優しさが強調されるから

普段悪いことばかりしている人の場合、ときたま見せる優しさがすごく強調されて見えてしまうことがあります。

たとえば、

「昔は不良でしたが、今はちゃんと働いています」

という人は

「今も昔もまじめで、今もまじめに働いています」

という人よりもなぜか評価が上がるんですね。

「クラスの不良が捨て猫を拾っていた!」という少女漫画のシチュエーションが定番なのも、この効果があるからでしょう。

しかしよく考えてみてると、人間複数の一面を持っているのは当たり前です。普段いじめっ子のジャイアンが妹だけには優しかったり、家族に怒鳴り散らす人が、外では人気者だったり……。

「あの短所だけなければいい人なのに」なんてよく言いますが、悪い面と良い面は切り離せないからその人なのですよ。

もしもあなたが片思いの人に対して「あの部分さえなければいい人なの」と思っているなら、それは幻想だと気がつきましょう。

「あの部分さえなければいい人」というのは、実は世の中すべての人に当てはまるのです。

たまに怒鳴り散らすのがなければいい人。

人を見下すのがなければいい人。

さぼりがちなのがなければいい人。

……ほら、それっていい人じゃないですよね?

3、性格の悪い人のことを本当は嫌いなのに、好きだと勘違いしているから

性格の悪い人は、基本的に相手の心に引っかき傷を残していく人(=気になる人)だということも覚えておきましょう。

あなたや他の人に対してひどいことを言ったりやったりしているのであれば、

「どうしてそんなにひどいことをするの?」

と気になるでしょう?

本来なら、そういったひどい行動を目の当たりにすれば「この男性はキライ!」と感じてしまいそうなものですが、実は世の中には「自分の好きと嫌いの感情の区別のつかない人」というのが存在しています。

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本当は嫌いな相手なのに

「この人が気になるってことは、私って彼のこと好きなのかな?」

と勘違いしてしまい、自ら進んで彼女になりたがってしまうんですね。

このタイプはダメ男にハマりやすいので、注意が必要です。

性格の悪い人を好きになったら、その片思いの恋は諦めなきゃいけないの?

性格が悪いと知っていながらもその人に惹かれてしまうのは、性格の悪さ故に魅力的に見えるからだということはわかりましたね。

では、あなたは性格の悪い片思いの相手を諦めなくてはいけないのでしょうか?

結論から言えば、あえておすすめはしませんが、特に諦める必要もありません。

性格が悪いと言っても、その内容は千差万別でしょう。

いくら性格の悪い人であっても、結局はあなたと相性が合っていれば問題ありません。あなたが相手の性格の悪さをよく理解し、うまく付き合えればいいだけです。

あなたとの付き合いの中で、相手が「自分のこういう部分は悪いな」と自覚すれば、変わってくれる可能性もゼロではありません。

性格の悪い人は、その後もずっと変わらない可能性のほうが高い

しかし、変わってくれる可能性がゼロではないということは、実は変わってくれない可能性のほうが高いということです。だから相手に変に期待してはいけません。

「私のことが好きなら、性格の悪い部分を直してくれるはずだ」

という期待はこの際捨てなくてはいけません。

あとは、先ほども述べたとおり、片思いの彼には悪い面といい面があって、だからこそ「その人」だということを忘れないことですね。

あなたはその人に悪い面があったからこそ、恋に落ちたのかもしれません。つまり、性格の悪い彼を好き好んで選んだのはあなたなのですね。

「性格の悪い彼を好きになったけど、変わってくれなかった……」

そのように嘆くのは

「猫を飼うことにしたけど、この猫は空を飛べなかった……」

そう嘆くことと実は同じなのです。

猫が空を飛ばないのと同じで、彼もまた急に性格が良くなることはおそらくありません。

片思いの彼の性格の悪さを付き合う前から見抜いているのなら、その短所が付き合った後も変わらないと心得た上で、彼にアプローチを続けましょう。

それを少しでもしんどいと感じるのであれば、あなたはその恋を諦めたほうが身のためでしょう。

最後に

今回のまとめです。

  • 性格の悪い人が異性から好かれることがあるのは、その性格の悪さによってかえって魅力的に見えることがあるから。
  • 性格の悪い人に片思いをしていても、諦める必要はない(決しておすすめはしませんが)。性格の悪い彼でも、あなたとの相性はいいという場合もある。ただし、付き合った後も彼の性格の悪さは変わらないと思って期待しないでおくこと。

「恋は盲目」「あばたもえくぼ」とはよく言ったもので、好きな気持ちが強いと大事なものが見えなくなりがちです。しかし、そんな中で「片思いの好きな人の性格がどうやら悪いみたい」と気づけたあなたは立派です。

今回の内容をよく振り返り、その上で片思いの彼とどうなりたいのかよく考えて、後悔のない行動をとってくださいね。