世の中にはとってもユーモアのある、面白い女性がいますね。冗談を言ってその場の人々を笑わせるのは、人を魅力的に見せてくれる、良い要素です。
しかし、女性が冗談を言うことは、特に女性側が片思いをしている恋愛シーンでは、あまり有利には働かないのです。
今回はその理由について迫っていきましょう。
女性が「笑い」を利用して男性から好意をもたれる方法についても書いていますので、ぜひ参考にしてください!
冗談の種類は2つ――自虐と知性
冗談の種類には2つあります。
①自虐的な冗談
女性芸人がよくやるのが、自虐的な冗談です。
自分を貶(おとし)めたり、失敗談を話したり、時に下ネタを言い、笑いを誘うもの。
「この年齢まで独身でいちゃった」
「あまりに彼氏がいなさすぎてエッチの仕方を忘れた」
とかいう類のものですね。
この手の冗談を言うと、あなたの品格を下げてしまいます。
こういった冗談は
「私はモテない女で、お笑い担当の恋愛対象外です」
というメッセージになり得るからです。
男性は「手に入るか入らないか微妙なラインの高嶺の花」の女性を欲しがります。にもかわわらず、自虐的な冗談を言ってしまうと一気に格下の女性だと思われしまいます。これでは片思いの戦略的にNGなのです!
②知的な冗談
では、自虐的な冗談と違った、機転を利かせた知的で、時にブラックな冗談はどうでしょうか。
たとえばこんな冗談があります。
小さな少女が霊柩車を見て、
「いいな、あんなきらきらのついた車、乗りたいな」
と言いました。
それを聞いた母親は
「大丈夫、あなたもいつか絶対に乗れるわよ」
と返しました。
こういった「うまい!」と膝をたたきたくなるような言い回しは、発言者の頭の良さを感じさせる冗談です。
しかし、これもまた女性が言っても恋愛シーンではあまり評価されません。
というのも、男性の多くは自分の手に負えないような頭のいい女性を避けるからです。
これは自分が優位に立てなくて、プライドが傷つくため。
つまり、自虐的な冗談だろうが、知性的な冗談だろうが、女性がそれをあえて言うことにはメリットがないのですよ。
片思い女性が「笑い」を利用して男性から好意をもたれるには――男性の冗談に笑ってあげよう
では、片思いをしている女性は「笑い」とどう付き合えばいいのでしょうか?
実は女性は「笑わせる・笑われる」のではなく「笑う」ことを目指さなくてはいけません。
先ほどご紹介した「自虐的な冗談」と「知的な冗談」は、女性が言うとマイナスポイントとなりますが、男性が言うとプラスポイントになります。
(もちろん、あまりに自虐的なら引いてしまうし、知的なのもこざかしい感じがすれば興ざめではありますが。)
もしもあなたが片思いをしている男性が先ほどのような冗談を発したときには、私たち女性が笑ってあげることが大事です!
男性が恋人として求めているのは、「積極的に冗談を言って笑わせてくるような女性」ではありません。
そうではなくて「自分の冗談を理解して笑ってくれる女性」です。
あなたが片思いの男性の冗談にすかさず
「面白い♪ ふふふ」
と言ってあげれば、その男性を高く評価することになるのです。これはあなたが笑うことで、
「あなたは女性を笑わせることのできる、高い能力のある男性です」
「そんなあなたを私は好ましく思っています」
という2つのメッセージを伝えることになるからです。
もしもあなたが「笑い」を利用して片思いの彼を振り向かせようと思っているのなら、決して笑わせようとするのではなく、彼の冗談を理解して笑ってあげるようにするのが得策なのですね。
あなたの「冗談を言える個性」は、交際後に発揮して!
とは言え、世の中には実に面白い自虐的な冗談や、知的な冗談を繰り出すことのできる女性がたくさんいますし、それは魅力の1つです。
もしもあなたがそのような女性の1人なのであれば、その魅力を自ら押しつぶしてしまうのは実にもったいないことです! 個性として素晴らしいものですから、否定はしないようにしましょう。ただし繰り返すように、その個性は恋愛シーンでは有利には働かないので、そういった魅力は男性と付き合い始めた後に発揮するようにしてください。
あなたと恋愛相手とが正式に付き合い始める前に、
「実は冗談を言うのも結構好きだけど、気心の知れたごく親しい人の中だけにしてるんだ」
とそういった面があるのをほのめしておくのもいいでしょう。
あなたに好意のある男性ならば、
「なにそれ、冗談を言う君を見てみたい! 一体どんなことを言うんだ?」
「ぜひその『気心の知れたごく親しい人』とやらになりたい!」
と、あなたによりいっそう興味津々になるでしょう。
ただし付き合い始めた後も、くれぐれも冗談の言いすぎは禁物です。