片思いの恋を叶えるためには、恋愛テクニックの勉強が必要です。
しかしテクニックの中にもそれぞれ自分に合うと感じるものや、逆にピンと来ないものなどありますよね。
実はそれは恋愛テクニックにも流派のようなものがあり、恋を叶えるためのプロセスが違うことがあるからです。
今回は恋愛テクニックの3つの流派の説明と、流派を選ぶ上で注意したいことなどについて書いています。
はじめに――「強くなりたい」のアプローチ方にはいろいろある
突然ですが、ここに「とにかく強くなりたい! ケンカで負けたくない!」と強く望む3人がいたとします。
Aさんは体を鍛え、武道を習うことにしました。
Bさんも体を鍛え、ボクシングを習うことにしました。
Cさんは武器を手に入れ、その扱いについて学ぶことにしました。
3人とも努力が実を結び、周囲から
「あなたとケンカしたら負けそう」
と言われるようになりました。
「だってAさんは武道の達人だもの」
「Bさんはボクシングのチャンピオンだし」
「Cさんに銃を持たせたら右にでる人はいないよ」
そう、3人とも方法は違えども「強くなりたい」という願いを叶えたのですね。
これらは「流派の違い」「プロセスの違い」という風に言い換えることができるでしょう。
いきなり強い人談義が出てきたので、面食らった人もいたかもしれませんが、これはたとえ話。
実は片思いを叶えるための恋愛テクニックでも、まったく同じ事が言えるのですよ。
恋愛テクニックの流派の3つ
片思いを叶えるための恋愛テクニックの情報はこの世の中にあふれています。
いろいろなところでさまざまな情報を目にするものの、それらのいくつかが矛盾していると感じることもあるでしょう。
それは当たり前のことで、恋愛テクニックにもいくつかの流派があるからです。
大きく言えば以下の3つ。
1、男性を追いかけさせて告白させるようにし向ける流派(女性である自分自身を、片思いの男性よりも上に置く)
2、女性から追いかけてアプローチしていく流派(片思いの男性を、女性である自分自身よりも上に置く)
3、恋愛心理学を重視して実践する流派(女性と男性の位置関係はその時々によって違う)
たとえば、それまで1のやり方をしていた人が、急に2のテクニックを知ったとしても「これはおかしいな」などと感じることでしょう。
しかしすべての流派の目標はまったく同じで、「片思いの彼と結ばれ、その人とずっと一緒に仲良くやっていく」というものですよね。
ですから極端なことを言ってしまえば、どの流派のやり方であったとしても、その目標が叶えさえすればOKなのです。
だからどれが正しいとか間違っているということでないのですね。
ちなみに、3つの流派のやり方が微妙に被っていたり、別の流派からあるやり方を借りてくるということはあり得ます(「追いかけさせる」ために心理学を利用するなどといったケースですね)。
だから恋愛テクニックにおいては流派と言ってもそこまで区切りが厳密なものではなく、「女性である自分をどのような存在に置くのかという、大筋の考え方が違う」と言う風に思えばいいでしょう。
結局どの恋愛テクニックの流派を選べばいいの?
では、私たちは片思いの恋愛テクニックのどの流派を選べばいいでしょうか?
先ほども述べたとおり、「片思いの好きな人と結ばれる」という目標さえクリアできるのであれば、実はどの流派を選んでも構いません。
あなたの好みや納得できるもの、やりやすいものを選べばいいでしょう。
ただ一点注意したいのが、どの流派に属するか決めたらある程度の期間はそのやり方を徹底してやってみることです。
「1のやり方を1週間ほど試してみたけど、あまり効果がないみたいだから2に切り替えよう」
などという人は切り替えが早すぎます。
恋愛テクニックは即効性のあるものから、遅効性(ゆっくり効果が出る)ものまであります。だからその流派のやり方が自分に合っているかどうかを知るには、最低月単位で見てください。
ちなみに、「そんなにモタモタしていたら片思いの彼を他の女性に取られちゃう!」という場合もあるので、恋愛テクニックは本命の男性に限らず実践してみて、日頃から本番に備えるようにするといいでしょう。
自分の流派ではない流派のテクニックを知ることも役に立つ!
また、一つの流派に属しつつも、他の流派のやり方を知ることにも意味はあります。
それは
「ああ、こっちの流派ではこういう理屈でこういうテクニックを使うのね。じゃあ、テクニックそのものは違っても理屈は同じだわ」
ということに気がつくことがあるからです。一見全然別のテクニックに見えても同じ理由から生まれている、ということがあるのですね。
たとえば
「片思いの人には料理は振る舞いなさい」
というテクニックと
「片思いの人には料理を作ってはいけません」
というテクニックがあったとします。
おそらく両者のテクニックはそれぞれ以下のような理屈で誕生したのです。
前者のテクニックは「男性の胃袋をつかむのは好意をもたれる上で効果的だからこそ、積極的にやる」という理屈
後者のテクニックは「あえて料理をしないことで、『あの女性の料理が食べてみたいなぁ』という想像力をくすぐってさらに好きにさせる」という理屈
このように考えると、実際に行うテクニックとしては真逆の「料理をする」「料理をしない」という行動にそれぞれなっていても、根本には
「料理は男性のハートをつかむために大いに使えるスキルだ!」
という同じ考えがあるのがわかるでしょう。
流派に限らずさまざまなテクニックを知れば、そもそも女性のどのような部分が、男性にとって魅力的なのかということもよくわかるようになるんですね。
すると今度は応用ができるようになり、「この人の場合はこうアプローチした方が効果的かも」と片思いの彼に対して自分なりに工夫ができるようになるのです。そこまでできればもう上級者ですね。
最後に
恋愛の流派についての話、参考になりましたでしょうか。「なんでマニュアルごとに書いてあるテクニックが違うの~!?」なんて悩めるあなたも、とりあえず自分の腑に落ちる流派を選ぶところから始めてみましょう。
ちなみに筆者は1の「男性を追いかけさせて告白させるようにし向ける流派」の流派に属していますので、筆者の書いた他の記事も基本的にその考えに従っています。
今回の記事を読んで納得してくれたなら、ぜひ他の記事もお読みになって実践してくれると嬉しく思います。