仕事で失敗したり、友人とケンカしたり、恋愛がうまくいってなかったり……。
そんな時は誰もが落ち込んでしまいますよね。
でもほんのささいなことなのに、いちいち落ち込んでしまうようだと、生きていくのに疲れてしまうかも。
落ち込みやすい自分を変えたいと思うなら、ぜひ今回の記事を参考にしてください。落ち込みやすい人の特徴を知り、対策を立てていきましょう!
落ち込みやすい人の特徴3つ
1、プライドが高く、完璧主義者
落ち込みやすい人の多くは、実はプライドの高い完璧主義者です。
「本当は100点満点を取らなくてはいけないのに、それができていない……」
という感覚が隠れているため、ちょっとしたことでもすぐに落ち込んでしまうのですね。
完璧主義者が辛いのは、成功した時に
「できたー! やったぞー!」
という達成感があまりなく、
「100点を取るのは当たり前で、100点を取り続けなくては無意味」
と思っていることです。
達成感のある「幸せ♪」は感じにくいのに、挫折感のある「不幸だ……」は人よりも感じやすいというのが弱点になります。
誰でもやってしまう可能性のある仕事上のちょっとしたミスでも、
「自分はもうだめだ……」
と必要以上に自分自身を追い詰めてしまうのですね。
ちなみに、完璧主義のデメリットについては「完璧主義者の特徴とデメリット!やめる考え方教えます」について詳しく書いていますので、興味のある方はどうぞ参考にしてください。
2、自分への評価軸が自分ではなく、他者にある
落ち込みやすい人の評価軸は、自分ではなくて他者にあります。
これがどういうことなのか例を挙げて見てみましょう。
例1、落ち込みやすいB子が口の悪いA男にひどいことを言われた
A男「B子ってさ~本当に何もできないよね」
B子「え……。(私って何もできないんだ……落ち込み)」
例2、落ち込みにくいC子が口の悪いA男にひどいことを言われた
A男「C子ってさ~本当に何もできないよね」
C子「A男くんはそう思うのね。(あんたが知らないだけで家事もできるし、仕事でも結果出してるよーだ)」
例1のB子は、A男の「何もできない」という言葉をそのまま受け入れて落ち込んでしまっています。これはB子の自分への評価軸が他者にあるからです。
他者であるA男の言葉を正しい評価だと思うからこそ、落ち込んでしまうのですね。
対して例2のC子は、評価軸は自分にあります。C子は自分の評価を自分自身で行っており、「家事もできるし、仕事も結果を出している」と思っています。
そのため、他者であるA男のひどい言葉にもめげることなく、落ち込まなくて済んでいるのですね。
もちろん、自分の評価軸だけを信じすぎることは客観視から離れることでもあるので、行き過ぎては周りの見えない人になってしまいます。
しかし、自分のことをよく理解しているのは自分ですし、自分の心を守るのも自分しかいないのです。
よっていいかげんに言っただけかもしれない相手の発言を、正しい評価だとすんなり思いこんでしまうのは、とても危険なことなのですよ。
3、過去の失敗にとらわれてしまう(反芻思考)
落ち込みやすい人は、過去にやってしまった失敗にとらわれ、何度もそのことについて考えてしまいがちです。
これを「反芻(はんすう)思考」と言います。
ネガティブな記憶を何度も何度も思い出すことによって、落ち込みの気分はどんどん強化されてしまいます。
特に女性は、過去の失敗を覚えておこうとする特性が強いとされるので、男性よりも反芻思考をする傾向があります。
しかし過去の失敗がどのようなものであれ、それはすでに終わっているということも思い出してくださいね。
「落ち込みやすさ」から脱するには
あなたがその「落ち込みやすさ」から脱するために、まずは完璧主義者であることをやめましょう。あなたが求めている「100点満点」は幻の存在。
あなたが何かミスをしてしまって、100点を取れなくてもあなた以外の何かに原因がある場合だってたくさんあるのです。
そして自分の評価軸を誰かさんに委ねるのも、もうやめましょう。
あなたにはあなたのいいところ、長所も魅力もあります。もしもそれを知らないなら、今からぜひ知るようにしてください。あなたを評価しようとする人の言うことすべてが正しいわけじゃないんですよ。
最後に、反芻思考を食い止める方法。
反芻思考を止めるのに有効なのが、ズバリ「気をそらすこと」です!
「過去の失敗を思い出し、嫌な気持ちになってきた……」
そう思ったら、それとは別の全然違うことをしてください。
なんでもいいのですが、たとえば……
- YouTubeで癒やし動画やおもしろ動画を見る
- お気に入りのポエムを読み返す
- ゲームアプリで楽しむ
といったことでOK。なるべくポジティブなコンテンツに触れるといいですね。
スマホでできることであれば、反芻思考に陥りそうな際にすぐに見ることができるのでおすすめ。
気のそらすのはほんの数分でいいのですが、とても効果があります!
数分後「さっきの気分はどこへ?」と思うこともザラでしょう。そう、それぐらい過去の嫌なことなんてどうでもいいことなんですよ。
最後に――女性の方が男性よりも落ち込みやすい!?
実は女性は男性よりも落ち込みやすい傾向があると言われます。
これは女性のほうがホルモンバランスが乱れやすいためです(生理前にイライラしたり、情緒不安定になる人も多いですよね?)。
また先ほども述べましたが、女性は過去の失敗に関して「今後このようなことがないように覚えておこう」とする傾向があるため、反芻思考にも陥りやすくなっています。
これは男性が失敗に関して「目をそらそう!」「忘れてしまおう!」とする傾向があるのと対照的ですね。
ですから、落ち込んでしまった時に
「こんな小さなことで落ち込むなんて私ってダメ人間なんじゃないか……」
と自分を責めて負のループに突入するのではなく、
「でも女性は落ち込みやすい傾向があるから、こんな時もあるか!」
と軽く流せたほうが、心は楽になりますよ(もちろんなんでも「女性だから」と言い訳ばかりして、大事なことから逃げるのはいただけませんが)。
落ち込むことばかりだと、うつ病を引き起こしてしまうことも。
世の中は自分の思うとおりには行かないものなので、私たち自身の考え方を変え、落ち込まない自分を作らなくてはいけません。
ぜひ今回の記事を参考にして、あなただけの「落ち込まない自分」を作り上げてください!