こんな男に片思いしては絶対にダメ!DV男の見分け方

こんな男に片思いしては絶対にダメ!DV男の見分け方-01

片思いのあなたは「もしもあの人とつき合えることになったらとっても幸せ!」なんて夢見て頬を染めているかもしれませんね。

でも、幸せなことばかりではないのが男と女の仲というもの。

ささいな口喧嘩くらいは当然あるでしょうが、もしそれが暴力に発展したり、あなたの体や心に大きな傷を残したりするものだったとしたら……?

そう、それは「DV(ドメスティックバイオレンス)」と呼ばれるものかもしれません。

あなたがそんなひどい目にあわないために、今回はDVの中でも特に「デートDV」と呼ばれているものについてお伝えしたいと思います。

決して他人事ではありません。

デートDVとは

デートDVとは交際中のカップルにおいて、一方がもう一方に対して心身への暴力をふるうことを言います。

厳密には同性での親密な者同士や、女性から男性への暴力も含まれます。

ですが、デートDVの多くは男性から女性への暴力が圧倒的に多いため、この記事では主にそれについて取り上げたいと思います。

暴力と言ってもその内容は多岐にわたります。必ずしも身体的な暴力に限るわけではありません。

あなたの知っている男性、あるいは元彼などを思い出したながら、以下を読んでみてください。

身体的な暴力

相手を殴る、物を投げる、監禁するなど。

言葉での暴力

あなたをばかにする・欠点をあげつらうような発言をする。バカ、ブス、など。過剰な皮肉や嫌みなど。

心理的な暴力

物を投げたり蹴ったりして威嚇する。自殺するなどと言って脅す。無視する。あなたの気を引くために浮気する。あなたの大切な物を傷つけるなど。

性的な暴力

セックスの無理強い。嫌がっているのに乱暴なセックスをする。避妊がいいかげんで責任感がない。あなたとのセックスの内容を他の人に話すなど。

このように、身体への暴力だけがDVではないのです。

それよりも言葉の暴力で傷つけられたと感じる被害者のほうが多いでしょう。

また、DV男性の特徴として、性的な関係を結んでから上記のような行動に走る人が多いのです。

これは、「性的関係をむすんだ=彼女は自分のものになった」と感じるため。でもそんなのはただの向こうの勘違いです!

あなたは誰の物でもなく、もちろん彼の物でもなく、あなた自身です。所有物ではありません。性的関係を結ぶやいなや、彼があなたを束縛するようになったら、充分に警戒してください。

また、身体的な暴力や、言葉の暴力をなどをふるわれたあとで、彼が何事もなかったかのように(あるいはこの上なく優しく)セックスの誘いをしてくることがあるかもしれません。

あなたは少し前にされた暴力が頭をよぎり、「セックスを断ったらまた傷つけられるかもしれない」と恐怖心を抱き、セックスをOKするでしょう。

このとき、あなたは性的暴行の被害者にもなってしまいます。ですが、一方で彼はこう考えます。

「さっきの暴力もこのセックスで帳消しだ」「セックスしてくれたんだから、もう俺のことは怒っていないはずだ」。そして彼の罪の意識はどんどん消え失せ……この不健全な関係はずっと続いてしまうかもしれないのです。

こうなってしまったらまさに悪循環です。

どんな男性がDVをするのか?

DVをするの男性の特徴は、以下の三つ。

1、以上に嫉妬深い

2、支配欲が強く、他者をコントロールしたがる

3、男尊女卑の考え方を持っている

しかし実際には、DV被害者の女性は、このような特徴に気づきにくいのです。

というのも、嫉妬深い態度には「それほどまでに私のことを愛してくれてるのね」と感じ、支配欲が強いといのも「リーダーシップがあって頼れる。男らしい」などと肯定的に受け取ってしまうからです。

女性は、男性から言い寄られても最終的に男性に尽くし、いいところ見ようとする人が多いため、このようなことになるのかもしれません。

そして、DV加害者である男性もまた、自分の暴力行為を「君のためだ」「俺がこんなに愛してるのがわからないのか」といった、あたかも愛情から出た行動のように言います。

そして相手のいいところを見ようとする被害者女性は、その言葉を信じて(信じようとして)しまうのです。

また、ネチネチと説教を続ける男性も他者をコントロールしたい気持ちが強く、要注意です。

本来は平等な関係であるはずの男女交際で、アドバイスを逸脱した過剰な説教は不要です。

説教をすることの裏には、「だめなお前、できる俺」という関係でありたいという気持ちがあります。

そのため、あなたが優れた女性で、仕事や家事などができればできるほどに、説教男の説教は加速します。

あなたが仮に「だめな私なのだから、もっとがんばらなきゃ!」と思ってしまったとしたら、相手の思うつぼです。

がんばってさらに優れたあなたになったとしても、相手はそうは思わず、むしろあなたへの暴力が加速するきっかけとなってしまいます。

しかし、DV気質を持っている男性かどうかといった判断を付き合う前にするのは、とても難しいものです。

性的関係を結んだあとに初めてわかったり、結婚した後に判明することさえあります。

つきあう前に彼に投げかけたい質問と、もしDV被害にあってしまったら

DV気質の男性かどうかを見抜くのは非常に難しいことですが、リスクを回避するためにできることももちろんあります。

それは

1、つきあう前に彼に質問をなげかけてみること

たとえば、彼に「女性と男性では、あえて言うならどっちが偉いと思う?」と聞いてみましょう。

DV加害者は男尊女卑の価値観を持っているためです。この質問に「男が偉い」と断言する男性はあぶないかも。

「DVって知ってる? これについてどう思う?」とはっきり尋ねてしまうのもいいでしょう。

この時、彼が暴力反対の姿勢をはっきり示してくれるかちゃんと見ておきましょうね。

ただし、「この質問自体しづらい」とあなたが感じるのであれば、あなたがすでに彼に対してどこかに恐怖心を抱いているということかもしれません。

2、DVだと感じたらしかるべき機関に相談する

これは完全に対症療法ですが、とても大事。

あなたがDVだと感じた時点でその関係は不健全なものですから、迷わず専門機関に相談しましょう。

各都道府県に女性のための相談センターがありますので、すぐに電話をかけてみて。きっと優しく対応してくれますから。

その際に「私は彼のことを愛してるから」などという想いはいったん置いてください。

たとえば、あなたの学校や職場で、上司や教員があなたを気に入らないからと殴ったらどうでしょうか?大問題となることは目に見えていますよね。

にもかかわらず、恋愛の場面でのみ暴力が許されるのはとてもおかしいことです。

DVは犯罪であり、もしもそんなことになったらあなたと彼とは被害者と加害者になるのです。

そう、DVはれっきとした犯罪行為であり、あなたが被害者である以上はまず守られなければいけません!まだまだ改善の余地はあるものの、「DV防止法」という法律もちゃんとあるのです。

子供の世界にDVはない

最後にとある動画をご紹介したいと思います。

これはイタリアで作られたCM。

少年たちに将来の夢などをインタビューするCMクルー。そこに可愛らしい女の子、マルティーナが登場します。

子供ながらも、実に情熱的なイタリア男性らしくマルティーナを褒めたり、笑わせたりする少年たちの姿がいじらしい。

CMクルーのリクエストに応じる少年たちですが、最後に「マルティーナを殴れ!」と言われ……。

最後に

いかがでしたか。

「女性だから男性に暴力を振るわれてもいい」、そんなばかげたこと、あるわけがない。

あなたを本当に愛する男性は、多少のやきもちはあるにせよ、あなたを束縛なんかせずに、尊重するはずですから。

今回の内容を頭に置いて、DV気質のある男性を避けて素敵な片思い、そして交際をしてくださいね。