片思いをするには理由がある!人が人を好きになるしくみとは?

人が人を好きになるしくみ-01

「わたしは四六時中彼のことを考えているのに、一方の彼はどう思ってるか全然分からない!」という方は多いと思います。

そこで今回は、心理学の観点から意中の彼がどうすれば自分を好きになって告白してくれるのか、また人が誰かのことを好きになる条件についてご紹介したいと思います。

がむしゃらに行動するのではなく、法則を考えながらアプローチして、片思いを成就させましょう。

1.人の行動原理

まずは一般的に、人がどうすればある行動に至るかを考えて見ましょう。

「行動」には「認知」と「感情」が非常に密接に関わっています。

認知とはどう思うか、考えるかということで、感情とはどう感じるかということです。

人は考えたこと、思ったことによって感じることも変わるし、それによって行動も変わるとされています。

たとえば、「今度みんなで一緒に飲みに行かない?」と意中の男性に誘われたとして、その言葉に対してある女性は「みんなと一緒でも彼と一緒なら行きたい!」と思い、またある女性は「みんなで一緒に、ということはわたしと二人では嫌なのかな・・・」と思ったとします。

この二人の女性がどちらも彼の誘いをOKしたとして、実際会ったときにどういう行動をとるでしょうか?

前者ならきっと楽しい気持ちで終始彼と楽しい時間を過ごしただろうと思います。

一方後者なら、彼と会ってもずっと悶々とした気持ちでいるかも知れません。

彼がどうしたらあなたを好きになってくれるか

では、このことを片思い中のあなたと意中の彼に置き換えてみましょう。

意中の彼がどうすればあなたのことを好きになり、告白するという行動に至るかですね。

「告白する」という行動をとるということは、あなたに対して「好き」という感情があるということであり、その感情があるということはあなたのことを多方面において好意的に考えている必要性があるということです。

つまり、彼があなたのことを好意的に思うことが出来れば、良い方向に向かう可能性が高くなるということですね。

ただし、当然のことながら人それぞれ何をもって他人のことを好意的に思うかは違うので、すべては分からないにしても、彼の立場になって考えてみることが重要かも知れません。

2.人はなぜ誰かのことを好きになるのか

では、個人間での違いは置いておいて、一般的にどのような状況で人が人を好きになるのかを見てみましょう。

単純に接触した回数が多い

まず始めに、「単純に接触した回数が多ければ多いほど相手のことを好きになる」という仮説があります。

ここで言う接触とは体が触れることではなく、むしろコミュニケーションを取った回数ですね。

たとえば、一日や週にどれくらい意中の彼と電話やメールでやりとりしたり、実際会ったりしているのかということです。

ただし、相手にとって意味のない内容や不快になるような内容を何回も送るのは、考えるまでもなく逆効果でしょう。

容姿の良さ

自分の容姿に自信がない方にとってはあまり知りたくなかったことかも知れませんが、好きになる要素の中にはやはり容姿の良さというのは含まれています。

ただ、人の好みは千差万別です。

自分で自分の容姿は優れていないと思っていても、相手にとっては全くの逆かも知れません。

心理学の研究では、一般的に人はパーツごとが美しい人よりも全体的に見て平均的な容姿をしている人のほうを好きになる傾向があると示されています。

似ている点が多い

共通点が多いと人は親近感や共感をおぼえ、その人を好きになる傾向が高くなるようです。

ここでいう共通点とは、容姿、性格、趣味など自分に関わるほぼすべてのことです。

さきほど、容姿の良さも好きになる上で重要な要素だと述べましたが、なにもモデルや芸能人などいろんな人から見て美しい人にならなければ好きになってもらえない、ということではなく、相手の男性と自分の容姿(のレベル)が似通っているのであれば、十分好きになってもらえる可能性はあるということです。

好意を受けている

非常にシンプルですが、人は相手に好きになってもらえると、自然とその相手のことも好きになってしまうものです。

自分のことが好きな友達のことは普通そこまで嫌いにはなれませんよね。

ただし、他の要素も含めて総合的に見るのであまりよく知らない相手に、単純に好きということを伝えただけで相手も好きになってくれるというのはあまりないかもしれません。

得られるものが多い

相手にとって自分がどれだけ有益なことを与えてあげられるのか、それも相手のことを好きになる重要な要素だと思われます。

単純に考えると、自分にとって良いことを与えてくれる人(たとえば知識、やすらぎ、安心感、お金、ステータスなど)にはもっと近づきたいと思うし、逆に自分にとって不利益しかない場合(たとえばめんどくさい、しつこい、自分の時間が大幅に取られる、束縛されるなど)自然と離れていってしまうでしょう。

何が相手にとって有益に働くのかもまた人によって大きく異なるので、相手の立場になって考え行動することが大切ですね。

最後に

人はどう行動するのか、どういう状況において誰かを好きになるのかが理解できたかと思います。

片思い中は自分の感情でいっぱいいっぱいかも知れませんが、意中の彼と付き合うためにも上手く自分の感情をコントロールして、今回紹介したことを考えながら行動することが出来れば良いですね。