片思いのライバルとの正しい接し方、教えます

片思いのライバルとの正しい接し方-01

片思いをしていて、たまに耳に入ってくるこんな話。

「●●ちゃんも、○○くんのこと好きらしいよ」

ライバルのいる片思い、というわけですね。

しかしライバルがいようがいまいが、それが友人だろうが誰だろうが、恋心を止めることなんてできませんよね。

そこで今回は、片思いのライバルとの正しい接し方を教えます。

はじめに――片思いのライバルは「敵」なのか?

「片思いで、ライバルに勝つ!」

という表現がよく使われますが、これって半分正解で半分不正解です。

というのも、恋は「勝ち負け」というよりも「選ばれるか選ばれないか」という側面が強いからです(その「選ばれる選ばれない」ということを「勝ち負け」と表現することもありますが)。

「勝とう!」という意識を持つことそのものは悪いことではありません。でも、あまりにそればかり考えていると、「ライバルを出し抜く・蹴落とす」「ライバルは敵だ!」という意識に近づいてしまいます。

その発想は、あまり良くないことなんですね。

これについて次項から掘り下げてみましょう。

ライバルはあなたと共通点があるはず! そう思うと親近感がわいてきませんか

ライバルとあなたは片思いの相手が同じ、ということはあなたとライバルとはどこかに共通点があるはずです。

たとえば、

「同じ化粧品のブランドが好き」

という場合、趣味が似ているということになりますよね。

恋愛でもそれは基本的に同じです。

同じ人に片思いをしているということは、あなたとライバルの趣味が似ていて、同じものに惹かれるという、どこかしらの共通点があるということ。

よく「恋敵(こいがたき)」と言って「敵」という言葉が使われていますけど、あなたとライバルとは同じ立場にあるもの同士という見方もできるんですね。そう思うと親近感がわいてきませんか?

あまりライバルのことを意識しすぎて、「敵」と思わないほうがいいのです。

ライバルに意地悪なことをして、蹴落とそうとなどと考えるのはもってのほかです!

恋のライバルは、命を取り合うような敵でなく、同じスポーツで戦う好敵手だとイメージしてください。

二人共、そのスポーツ(片思いの相手)のことをすごく好きなわけです。

ずるいことをして勝っても、それって本当に嬉しいのかしら?

そのように考えれば、相手に対してフェアな心でいられるはずですよね。

そう、ライバルに対してフェアでいられるかどうかは、恋愛ではすごく大切です。

ずるいことはせずに、あなたの心が美しいほうが、あなたは魅力的でいられるからです。

これを受けて

「何を綺麗事言っちゃってさ!」

なんて思った人こそ、どうぞ続きをお読みになってください。

ライバルのいる片思いではアプローチ方法は2つあるが・・・

ライバルのいる片思いでは、アプローチの仕方は以下の2つがあります。

先ほどの説明とかぶる部分も含めて、まとめておきましょう。

1、ライバルに意地悪なことをしたり、ライバルの嫌な噂を流したりして蹴落としていき、片思いの人を自分に振り向かせようとするアプローチ(→成功しても、片思いの彼は相手の女性に対して受け身のまま)

2、自分が内面も外見も、努力を重ねて磨き、片思いの人の心をつかみ、選んでもらうアプローチ(→成功すれば、片思いの彼は相手の女性に対して積極的になる)

実はこの2つは厳密に言うと、同時に行うことができません。

2をするには、内面を磨かなければいけないのに、1の「意地悪をする」「嫌な噂を流す」といった行動は、これとつじつまがあわなくなってしまうからです。

また、1の行動はライバルを蹴落とすことで、片思いの人が付き合う人の選択肢を減らそうとしていますよね。

「ライバルAさんや、ライバルBさんさえいなくなってしまえば、片思いの彼は私を選んでくれるはずだわ! しめしめ……」

というわけです。

しかし、実は嫌がらせなどが功を奏し(?)、仮にライバルのAさんやBさんがいなくなったとしても、残った意地悪な彼女が片思いの彼に選ばれる可能性は、とても低いのです。仮に選ばれても、それは成り行き上なんとなく付き合っているだけです。

それは、彼女が自分の内面を磨く努力をまったくしてこなかったから。

男性に愛されるためには、「この女性は特別な人だからぜひ付き合いたい」と思われなくてはいけません。

しかし1のアプローチをするような女性は、魅力的で特別な女性とははるか遠い場所にいます。仮に片思いの彼がお付き合いができたとしても、長く愛されることは到底難しいでしょう。片思いの彼は相手の女性に対して、「選択肢が他にないからとりあえず付き合ってみた」という状態の、受け身のままだからです。

逆に言えば、あなたが恋のライバルから意地悪なことをされても気にしなくていいのです。

そのライバルは恋愛で幸せになれませんからね。

まったくメリットのない1のアプローチ、おわかりいただけましたか。

私たちが片思いを叶えるには、2のアプローチをしていく必要があるのです。

こちらのアプローチが成功すれば、片思いの彼は積極的にあなたを追いかけ、あなたを愛してくれるようになりますよ。

2のアプローチ方法の詳しいところについては、当ブランドの他の記事が参考になるので、ぜひご覧になってくださいね!

ライバルとの心理戦は不要。相手が誰であってもフェアな心で普通に接する

片思いのライバルがあなたの知り合いだった場合は、どのように接していいか悩んでしまうこともあるでしょう。

しかし、実は普通に接しているのが一番いいのです。

変に牽制(けんせい)するなどの、心理戦は必要ありません。相手を挑発したくないなら、ライバルに対して恋愛に関することを黙っていてもいいでしょう。

もしもライバルが

「私、○○くんのことが好きなんだけど、もしかしてあなたも?」

などズバリ聞いてきた場合も、

「確かに○○くんのことは良く思っているけど、そのことであなたと揉めたくはない」

と伝えてしまってかまわないのです。

相手が友達であれ誰であれ、あなたがフェアだと思えるやり方でライバルである彼女と接し、敵意を持たない・持たせないようにしましょう。

ライバルが普通の感覚を持つ女性なら、少し気まずい雰囲気にはなるかもしれませんが、そのことで特にトラブルには発展しないはずです。

それどころか、お互いにどこかスッキリした、清々しい気持ちになることさえありますよ。

ただ、くれぐれもライバルを挑発するような物言いをしないように気をつけて。

ライバルが友人ならば特にですが、「あなたのことも大事に思っている」など、思いやりのある言い方をし、「恋愛のことだけを第一に考え、友情を雑に扱う女性」にならないようにしてくださいね。

もしもライバルが意地悪なことをしてくる女性だった場合の対処法

厄介なのは、ライバルが意地悪なことをしてあなたを蹴落とそうとしてくる(先ほどの説明の1のアプローチ)タイプの女性だった場合です。

「こっちは敵意を持っていないのに、相手は明らかに敵意がある」というパターンですね。

その時のライバルの意地悪や嫌味などは、スルーしてしまってOK。

何度も言いますが、そのような女性は恋愛で幸せになれませんから、あなたは同じ土俵に上がらなくていいのです。

ただ、あまりにも意地悪がすぎて辛い場合には、周囲に事情を話しておきましょう。これはライバルとの関係がさらにこじれたときに、あなたに味方してくれる人を増やしておくためです。

その際に、ライバルと片思いの人をめぐる恋愛事情について事細かに説明することはしなくてかまいません(もちろんあなたが信頼できる人にはしてもいいですが)。

「私は彼女と揉めたくはないのだけど、彼女からの意地悪が止まらない」

と実際にされたことの報告をしておけばいいでしょう。なんにせよ、あなたは悪いことをしていないのですから、落ち込むことなく過ごしていいのですよ。

ただし、あまりに意地悪がひどい場合には「いじめ」レベルとなり、もしかしたら警察や、あなたが未成年ならば保護者などに出てきてもらわなければいけないかもしれません。その際には自分の身を守ることを最優先してくださいね。