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感謝の言葉フレーズ集と、上手に感謝を伝えるコツ


感謝の言葉フレーズ集と、上手に感謝を伝えるコツ

私たちの日常のコミュニケーションを明るく、なめらかにしてくれる大切な言葉「ありがとう」。

感謝の気持ちを伝えれば、言われた相手も笑顔になるし言った方も嬉しくなるものです。

しかし感謝の気持ちを表現するフレーズは「ありがとう」だけではないし、「ありがとう」を応用させるという方法だってあります。

今回は感謝の言葉のフレーズ集と、感謝の気持ちを上手に使うコツについてです。

感謝の言葉のフレーズ集

~してくれてありがとう・~してくださってありがとうございます

「ありがとう」は感謝の言葉の基本形ですよね。

「~してくれて」と感謝の内容を示すことで伝えると、相手も「自分だけに向けてくれている言葉だ」と特別感のある印象を持ってくれます。

たとえば、以下の2つの例。

A
相手「頼まれていたもの買ってきたよ」
あなた「ありがとう」

B
相手「頼まれていたもの買ってきたよ」
あなた「天気が悪かったのにわざわざ買いに行ってくれて、ありがとう」

Bのほうが「どこまであなたが尽くしてくれたのか私はわかっていますよ。その上で感謝の気持ちを伝えています」というメッセージになり、相手に対して特別感が出ることがお分かりになるでしょう。

いつもありがとう・いつもありがとうございます

ありがとうという言葉に「いつも」をつけることで、今だけではなく常日頃から感謝しているというニュアンスを伝えます。

これは一緒にいる機会の多い家族や親友や恋人などに使うと、より仲が深まります。

また、まったく親しくない相手や、感謝の言葉をなかなか言える機会のない人に言うのもいいでしょう。

たとえば、公共の場で清掃の人を見かけた場合など、「いつもありがとうございます」と言えば、その人は自分の仕事で喜んでくれる人がいることを知ることになり、明日からまた頑張ろうといういい気分になってくれるかもしれません。

~のおかげで・おかげさまで

「おかげさまで」も使いたい言葉の一つです。

この言葉を使えば、「他でもないあなた様のおかげでこういう良い結果になりました」というニュアンスを伝えることができます。

A
相手「今日楽しかったね!」
あなた「ねー!」

B
相手「今日楽しかったね!」
あなた「うん、○○ちゃんのおかげで楽しい時間を過ごせたよ!」

Aの例でも「ねー!」と共感しているので悪くはないですが、Bの例なら一緒に過ごしてくれた相手に共感し、さらに感謝の気持ちを伝えることができますね。

助けてくれて・助けてくださって・助かりました

「助けてくれた」という言葉を使って間接的に感謝の気持ちを伝えるのもいいでしょう。もちろん、「ありがとう」と合わせ技にするのもいいですね。

「また○○くんに助けられちゃったね、いつもありがとう!」

などと言えば「助けてくれたあなた」と相手の実力を認めることになり、相手を褒めることになりますのでおすすめです。

あの時は本当に助かった・助かりました・支えになった・支えになりました・身に染みた・身に染みました(やや過去を振り返って)

過去の相手の親切に対して振り返り、感謝の気持ちを示すのもいいでしょう。

ちょっと大げさにも聞こえるかもしれませんが、

「あの時は○○さんの親切が本当に身に染みました」

「あの時は○○くんの言葉が支えになったんだよ」

などと言えば、やはり「他でもないあなたのあの時の親切に感謝している」という気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

感謝の気持ちを上手に伝えるコツ

1、シンプルな感謝の気持ちを薄っぺらくさせない

ところで、感謝の気持ちを示すシンプルで簡単なフレーズは以下のようなものがあります。

  • ありがとう
  • サンキュー!
  • まことにありがとうございます
  • 感謝いたします

確かにこれらの言葉だってとてもいいフレーズですから普段からぜひ使ってほしいのですが、これしかバリエーションがないと軽く、薄っぺらく聞こえるようになります。

実際の例を見てみましょう。

A
〈ある日〉
あなた「はい、これ頼まれていたものだよ」
相手「お、サンキュー!」
〈別の日〉
あなた「雨降ってきたから私の傘入ってく?」
相手「ありがとう!」

B
〈ある日〉
あなた「はい、これ頼まれていたものだよ」
相手「ありがとう!」
〈別の日〉
あなた「雨降ってきたから私の傘入ってく?」
相手「いつもありがとう! あなたみたいに心遣いのできる人に私もなりたいな(←感謝の気持ちの内容を表す+自分の思いを自分の言葉で伝えている)」

Aの例だと、相手は感謝の気持ちを確かに伝えてはいるものの、これが度重なることで形式的に言っているみたいに聞こえるでしょう?

対して、Bの例では相手はシンプルな「ありがとう」も使いつつ、別の日では感謝の気持ちを示すために自分の言葉をしっかり使っていますよね。

もちろん普段から丁重な感謝の言葉を言わなくてはいけないということではないのですが、いつも一言の簡単な感謝の言葉だけで済ませていると、あなた自身も薄っぺらい印象になってしまうんです。

「この人、口先だけで言ってそう」

「とりあえずありがとうって言えばいいと思ってんじゃないの?」

なんて思わせてしまうんですね。

だからメリハリをつけるように、ボキャブラリーを増やしつつ、時には感謝の気持ちを明らかにした丁寧な感謝の言葉をなるべく自分の言葉で言うことが大切なんですよ。

ちなみにこのことは、普段感謝の気持ちを伝えるのをおろそかにしがちな身近な相手(家族・親友・恋人など)に対してこそ、気にしたいことです。

2、感謝の言葉は普段からどんどん口に出そう!

感謝の言葉は普段から口に出して言わないと、いざというときに出てきません。

これについて説明をするために、口癖について考えてみましょう。

皆さんにももしかしたら口癖があるかもしれませんね。

口癖は、普段から口に出しているために習慣化している言葉なのです。その言葉を発することに慣れているから、何も考えていなくてもポロッと出てくる。

もしもこの口癖がネガティブで嫌な言葉だったら――「バカ」「嫌い」「私なんか」「お前なんか」――こんな言葉が口癖として習慣化していたら聞いているほうも嫌になりますよね。

でも本人はもう癖になっているから止められないのです。

そして普段「好き」ではなく「嫌い」という言葉に言い慣れている人は、好きと言うべき肝心な時にも「嫌い」と言ってしまうことさえあります。

たとえば、気になる女性に「私のこと、好き?」と聞かれた、普段から卑屈で「嫌い」ばかり連呼している男性。

照れ隠しのつもりで彼女に「嫌い」と言ってしまってチャンスを逃す……なんて笑い話ではなくて本当にあり得ることなんですよ。

だから感謝のフレーズをはじめとしたポジティブな言葉は、普段から言い慣れておくことが必要なんです。

しかし、あまりにも連呼して薄っぺらく聞こえてしまうのももったいないこと。だからそのときごとに、相手や状況にそった感謝の言葉を伝えることが大切なんですね。

「でも日常でそんなに感謝の気持ちを伝える機会はないんじゃないの?」

なんて思った方、そんなことはありません。

実は私たちの日常には「ありがとう」と言えるタイミングがたくさんあるんですよ(詳しくは「毎日の暮らしにもっと『ありがとう』を。感謝上手はいい女」)。

感謝のタイミングを逃さずに、今回のフレーズを使って上手に感謝の気持ちを声に出してみましょう。


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水嶋英美里

水嶋英美里

ライター。文学系の大学院を修了しており、国語科の教員免許持ち。コラムは根拠のないテクニック紹介にならないよう、「なぜこうすれば結果が得られるのか」といった部分まで踏み込んで書くことが得意。猫と文学とカモミールティーを愛する。