ジュエリーと言うと「宝石(ストーン)」と金属部分である「地金」が組み合わされたもの。
「絶対私は誕生石が好き♪ 地金はピンクゴールドが可愛いと思う♪」
なんて皆さんもお好きな宝石や、地金などへのこだわりがきっとあることでしょう。
さて、でも実はジュエリーはいつも「宝石+地金」の組み合わせではないと買えないというわけではありません。
地金がついていない、宝石だけのものを「裸石(ルース)」と呼んでいます。
そしてルースだけを買って持っておくことにもメリットがあるのですよ。
あなたがルースを買うべき3つ理由
1、ルースはお手頃価格で手に入る事が多い
「私なんてまだまだジュエリーを持てるような身分じゃない……お金もないし」
なんて思っている女性、いませんか?
実は、ジュエリーの値段のうち、高価なのは地金の部分なのです。
地金のうち、プラチナやゴールドの比率が高ければ高いほどに、価格も価値も上がるのは皆さんもご存知の通り。
そのため、「K10のダイヤモンドリング」と「K18のダイヤモンドリング」で、ダイヤモンドは似たようなものだったとしても、価格差がとても大きいことがあります。
逆に言えば、地金の部分がまるでないルースならば、かなりお手頃なお値段で購入することができちゃうというわけです!
もしもあなたが自分に自信がなかったり、ジュエリーと言えば高価なものというイメージを持っていて手が出せないのなら、いっその事ルースを買ってしまえばいいのですね。
2、オーダーメイドで好きなように加工できる
いざ、ジュエリーを買いにショップに訪れても、意外と好きなデザインがない場合もあります。
「このネックレスのデザインで、オパールのものがあったらいいのに……!」
なんて思っていても、そういうものは存在しないことのほうが多いですよね。
しかし、もしもあなたが予めオパールのルースを持っていた場合、そのルースを使って好きなデザインのオーダーメイドのジュエリーを作ることが可能なわけです。
また、一度加工してしまっても、その後別のものに加工することができますから、別にルースを買ったとしても、ルースのままで持っている必要はないのです。
「このルースをいよいよ加工してジュエリーにするときがきた!」
あなたがそう思った時が、そのルースの出番ということですね。
3、エンゲージリング問題の思わぬ解決になる場合がある
もしもあなたが現在未婚なら、将来的に素敵な男性と結婚ということもありえますよね。
しかし、男性が悩むのがエンゲージリングのことです。
「彼女はどんな指輪が欲しいのか……」
「どれくらいの宝石の大きさがいいのだろう? 種類はやはりダイヤモンドだろうか?」
などと悩んでしまうのです。
そこで、もしもあなたがルースを持っていればチャンス!
あなたの手持ちのルースは、あなたの好みバッチリの宝石であり、大きさなのですから、彼に費用を負担してもらいつつ、お気に入りのエンゲージリングに加工することができるのですね。
彼の心の負担を減らして、なおかつお気に入りのデザインのエンゲージリングが手に入るのです。
もっとも、「エンゲージリングは男性にすべて費用を負担してほしい」という想いの人もいますので、その時は使えない方法ではありますが。
ルースはどこで手に入るの?ルースの購入場所について
「ルースを買うことに興味が出てきた! でもどこで買ったらいいの?」
というあなたに、ルースの売っている場所をお教えしましょう。
ルース販売の専門店
通常のジュエリーとは違って、ルースを専門にして取り扱っているお店も存在しています。
たとえば東京では御徒町が有名ですね。
このようなお店で実物の宝石を見て、店員さんにあれこれ相談しながら購入というのは一番安心できるでしょう。
鉱物展示即売会
その場もズバリ、鉱物展示即売会こと「ミネラルショー」「ミネラルフェア」というものがあります。
そこではいくらか入場料を払うことで、さまざまなディーラーから直接石を買い付けることが可能です。
鉱物全般を取り扱っているため、宝石ではなく半貴石や、化石(!)も多くあります。
ただ、出店数の多い展示会では事前にどこでどのようなものを買うか決めていないと、目的のものが手に入らず時間を費やしてしまうので、前もって欲しいものをリスト化しておくのがおすすめです。
ネット通販・ネットオークション
上記の専門店やディーラーなどがネット上に店舗を持っている・オークションを行っている場合があるので、ここから購入するのもいいでしょう。
ただ、現物が見られないので、購入の際にはある程度割り切ることが必要です。
もしくは、実際に訪れたことがあり、信頼のある専門店やディーラーなどのネット店舗を使えば安心ですね。
いずれも、鑑別書をつけてもらう場合には別料金だと思ってください。
ルースのお値段を見て、「ええ! こんなに綺麗なストーンがこんなに安いの!?」なんて驚いてしまうこともあるかもしれません。
きっとそれはいい出会いですよ。実際に購入するかどうかは別として、たくさんのルースに出会い、見る目を養ってください。