お財布や銀行の口座に入っている、「お金」。
働けばお金は増えるし、使えばなくなってしまう「お金」。
あなたが生きていく上でも、お金はとても大切な存在です。でもお金や、それを得るための方法、経済的な自立についてしっかり考えてみたことはあるでしょうか?
もしもあなたがお金についてもっと知りたいと考えるのなら、またお金を得たいと考えているのなら、今回の記事は必読です。
はじめに――お金は生きていく上で絶対に必要!
あなたは今日どこかで買い物をしましたか?
友達と一緒にカフェに入る、参考書の購入、ふらっと立ち寄った映画館……こんな風に私たちは毎日何かしらお金を使っていますよね。
「今日は家から出なかったからお金を使わなかったわ♪」
なんて思っても、その日にあなたの浴びたシャワーの水道や電気にもお金がかかっています。
つまり、生きている以上は絶対にお金がかかるのですね。
たとえあなたがまだ未成年で、それらのお金を他の家族が払っていたとしても、あなたが生きていく上では必ずお金はかかっていることに違いはありません。
だからあなたがごく普通に生きていく以上、お金をどこからか得ることが絶対に必要になってくるんですね。
さて、ここまでは当たり前の話ですが、絶対に忘れないでください。
次からお金を得る方法、そのスタイルの中にも種類があるんだということを見ていきましょう。
お金を得るスタイルの2つ
1、誰かに頼ってお金を出してもらう
まず考えられるのが、お金を得るために自分ではない誰かを頼る方法です。ある人がお金を稼いで来て、そのお金を使って生活していくスタイルですね。
相手は誰でもいいのですが、代表的な存在としては
- 親、きょうだいなどの家族
- 恋人や配偶者などのパートナー
ということになるでしょう。
さて、この方法は見ようによっては「誰かに寄生している」ようであるため、このような方法を取る女性はイヤだ思う人もいます。
ですが、このスタイルを取っている人の中にも、それぞれの事情というものがあります。
たとえば、あなたがまだ未成年の学生だとしたら、親を頼るのは当たり前のことです。
たとえば、あなたが妊娠中の妻だとしたら、出産に備えてお仕事を休んでもいいのです。
むしろこのような事情があるのに、
「稼いだアルバイト代をすべて使って、自分の学費や生活費を全部まかなえ!」
とか
「妊娠中でも大きいお腹を抱え、今まで通りに出勤して稼いでこい!」
などと言う身近な人がいたらひどいですよね。
だから、身近な誰かに頼ってお金を出してもらうことは決して悪ではありません。
言い換えると、「養っている側がこの女性に対して価値を感じているからこそ、養ってくれているから」です。
上記の学生の例だと、「今はお金のことはひとまずいいから、学生としてしっかり勉強して立派な社会人になってね」という彼女の未来に価値を感じています。
妊婦の例だと、「今はお金を稼ぐことよりも、新しい命を生むことに全力で取り組んで、身体を大事にしてね」という、彼女自身とその子どもに価値を感じています。
だから、あなたが誰かに価値を提供して「その価値のために自分は喜んでお金を提供しよう!」と思ってくれれば、このスタイルを選択してもまったく構わないのですよ。
2、自分でお金を得る
続いて、自分でお金を得る方法です。
あなたがお金を得る方法は、さらに3つに分けられます。
2-1、自分が働いてお金を得る(労働)
一番スタンダードな方法は、あなたが自分の時間を使って働いてお金を得ることです。
たとえば、一般的な会社員は、朝から夕方まで働き、その1ヶ月の代価としてお金(給料)をもらいます。
残業代や報奨金などで、もらえるお金が多少増えることはあるかもしれませんが、昇給などを待たない限りはあまり大幅アップしません。
2-2、誰かに働いてもらい、お金を得る(事業)
「誰かに働いてもらい」なんて言うと、人に頼る方法みたいに思えますが、これは自分で事業を興すという意味です。
つまり自分が社長になって、多くの社員に支えてもらうシステムを作り、お金を得る方法です。
事業が成功すれば、お金がたくさん手に入ります。
2-3、お金に働いてもらい、お金を得る(投資)
最後にお金に働いてもらう投資です。これはお金を株や不動産その他などに替えて、運用し、配当金などを得るものです。こちらも2と同じく、成功すればお金がたくさん手に入ります。
あなたがお金を得たいと思ったら、この内の方法の1つ、あるいはいくつかを選び実行しなくてはいけません。
多くの人は1のみを行って満足しますが、お金をたくさん得たいと思ったら1だけではおそらく足りません。
もしもあなたが「効率よくしかもたくさんのお金が欲しい」と思えば、2や3の選択をする心の準備と実行力が必要になってきますね。
ただし、2、3にはそれなりのリスクがあることもお忘れなく。特に3の投資は、生活費以外のお金から出すのが鉄則です。
お金は自分で稼ぐことを基本に考えよう
①経済的に自立している女性のほうが魅力的
さて、では結局私たちはお金を得るために人に頼るのと、自分で稼ぐのとではどちらがいいのでしょうか?
先ほど、「人に頼ってお金を得ることも構わない」という意味のことを書きました。
しかし断っておきたいのですが、そういった生き方をおすすめしているわけでは、決してないということです。
確かに何らかの事情(妊娠や子育て、病気、介護、急な離職など)で一時的に働けず、お金を得ることができなくなってしまうことも、長い人生では起きるかもしれません。そんな時に身近な誰かに頼ることもきっとあるでしょう。
しかし、それはあくまでもイレギュラーなものであるべきです。
もしもあなたがお金を持ってきてくれる誰かの好意に甘え続けると、あなたの輝きがどんどん失せてしまいます。
最初のうちは、あなたにお金を渡して養ってくれている誰かも「今はゆっくりして!」と言ってくれるでしょう。
しかし、あなたがそのままずっと自分でお金を得ることを忘れてしまって、それが当たり前のようになってしまうと
「この子は、自分で何かをしたいという気持ちがないんじゃないか」
「そもそも人に頼り続けることができる性格に、大きな欠陥があるんじゃないか」
などと思われてしまうでしょう。
だから……私たちは女性はやっぱり「自分でお金を稼ぐべき!」なのです(先ほどご紹介した、いずれかの方法でね)。
このことは恋愛でも有利に働きます。
経済的に自立している女性の方が、男性の目から見て魅力的だからです。
男性だって馬鹿じゃないですから、まともな人であれば自分に依存しそうな女性を警戒します。経済的に自立していない女性は、「俺がお金を全部出さなきゃいけないのか」というマイナスポイントになります。
もちろん、たまたま離職中に運命の人と思えるような素敵な男性と出会うこともあるかもしれません。その時には、あなたが本来は自立心のある、これから先お金を得ることを考えられている前向きな女性であることを伝えていかねばならないでしょう。
「でもバリバリお金を稼ぐ女性になったら、可愛げがなく見られるんじゃない?」
そんな風に思った方も、心配無用です。
あなたがどんなにバリバリ稼ぐ女性であっても、そのことをむやみやたらにひけらかさず、恋人の前で女性らしさを忘れなければいいだけです。
②お金は選択肢を増やすパスポート
それに、もしかしたらこんなこともあるかもしれません。
あなたが選んだ配偶者とどうしてもうまくいかないことがあり、「いっそのこと離婚してしまおうか」なんて頭をよぎったとします。
その時、あなたが自分で稼げる女なのか、そうではないのかで、その後の人生が変わるかもしれません。
「私は経済的に自立していないから、離婚しても生活ができない。うまくいっていない彼との関係に我慢して、このままの生活を送らなきゃいけないわ」
なんて悲しすぎませんか?
あなたが自分でお金を手に入れることのできる女性であるなら、より多くの選択肢(離婚するのか、しないのか)を得ることができるのですね。
同じことが恋愛や結婚以外でも言えます。
あなたが産んで育てた子どもが成長し、「ぜひ大学に進みたい! 留学したい!」という希望に満ちあふれた若者になったとします。
もしもこの時に、あなたの稼いだお金がたんまりあれば
「ぜひチャレンジしなさい!」
と言って送り出し、夢を応援してあげることができますよね。
つまり、「お金は私たちの選択肢を増やしてくれるパスポート」なのですよ。
だからぜひ自分でお金を得られる女性(しかもなるべくたっぷり!)になることが、あなた自身とあなたの大切な人のためになるのです。言い方を変えれば、心の余裕と自由とを手にすることだとも言えそうです。
最後に――お金について考えることは「楽しい」!
ところで、お金について考えることを嫌がる人がいます。
「お金の話や稼ぎや投資の話なんていやらしい」なんて。
確かに、誰かれ構わずお金の話をするとなれば、嫌だと思う人もいるのでいけませんね。
でも、自分の今のお金やこれからのお金について考えるのは、とても大切なことです。時には、あなたの家族やパートナーと話し合うことだってあるでしょう。
それは先ほども言ったとおり、「お金は私たちの選択肢を増やしてくれるパスポート」だから!
あなたが「いいな♪」と思える選択肢を後押ししてくれるのがお金なのですから、その時に備えて計画を立てておかなくてはいけませんものね。
それに冒頭でも言ったとおり、私たちは生きていく上で絶対にお金を必要とします。だから仮に避けていたとしても、お金について向き合わなくてはいけない日は「必ず」来ます。
その時に「お金の話なんて嫌だな~」と思ってするのと「お金の話って結構楽しいね♪」と思ってするのとでは、全然気持ちが違うでしょう?
楽しい時間が多いほうが、人生は間違いなく楽しい!
だから、あなたが稼ぐことも含めて、お金について考えることを「楽しいこと」だと思ってほしいのです。
経済的に自立し、お金についても楽しんで考えられる女性を一緒に目指してみませんか?