あなたは現在片思いしている相手から良い印象を持ってもらえているでしょうか?
「あんまりよくないかもしれない・・・」「多分興味すら持ってもらえてないかもしれない」などあまり良い印象を持ってもらえていない心当たりがある方や、これからアプローチしていく上で「自分のことをもっとよく思ってもらいたい!」という方にとっては、どうすれば相手によく思ってもらえるのかというのは気になる情報かと思います。
そこで今回は、他人の印象の決め方についての心理学理論を応用した、相手に好印象を与えるために気をつけるポイントを3つ紹介したいと思います。
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人は他人の印象をカテゴリーに当てはめて決めている
まず、人にしてもものにしても、私たちが何かを理解しようとするときには、今までの知識や経験に当てはめて判断します。
なぜそうしなければならないかというと、人の脳は一つ一つ与えられる情報を処理していっては時間がかかりすぎるからです。
なので、パソコンのフォルダのようにあらかじめカテゴリを作っておいて、その中の情報と似ていたらそうだと判断する、という形をとっています。
たとえば、初めて会った男性に「お仕事は何をされていますか?」と聞いたとします。
もしその答えが「医者です」なら、「お金もちなんだろうな」や「頭良いんだろうな」など、もともと医者という職業に対して一般的にそういう印象があるのですぐにそう思います。
しかし、一方でもし相手が「フリーターです」と答えるとすると、「だらしない人なのかな」「あんまりお金持ちじゃないんだろうな」など思うかも知れません。
こういう風に、私たちは日々のこういった一言から他人にレッテルを貼ることでどういう人なのかということを瞬時に判断しています。
しかし、何も職業だけでなく、性別、人種、外見、行動、趣味などさまざまなことを考慮にいれて大まかに判断しています。
自分の今までの経験から考えてみると分かると思いますが、他人に対してすぐにレッテルを貼ってしまいませんか?
しかも、一度そう見てしまうとなかなか他の視点からは見直すことは難しいです。
次にその人の態度や行動を見ても、最初にはったレッテルから判断することになるからなのです。
身だしなみを整える
では、今説明したことを頭に入れた上で、どういった点を気にするべきなのでしょうか?
まず始めに、「そんなの当たり前!」と思う方もいるかも知れませんが、身だしなみをきちんと整えておくのは良い印象を与える上で大切なことの一つです。
なぜなら、人は外見だけで相手がどんな性格をしているかを自分の経験に当てはめて決めてしまう傾向があるからです。
これはハロー効果と言うのですが、先ほど言ったように脳の情報の処理を楽にするために行われていることの一つです。
日常生活の例で言えば、髪もぼさぼさで化粧もしておらず、だらだらと歩いている女性を見ると、実際に話したりしてその人のことをもっと知るまでもなく、「だらしない人」「めんどくさがり」などと瞬時に思ってしまいますよね。
逆に、いつでもニコニコしていて、誰にでも愛想よく振舞い、可愛らしい服を着ている女性を見ると「きっと誰にでも優しい人」と思うでしょう。
ただし、ただ可愛い服を着て愛想よくしていればすべての男性によく思ってもらえるわけでもありません。
過去の経験などからそういった女性に対してあまり良い印象を持っていない男性もいるかも知れません。
なので、好きな男性がどんな女性が好きなのか、またどんな外見であればそう思ってもらえるのかを考えて試してみるのが良いでしょう。
自分の良いところは出来るだけ早めに、たくさん伝える
相手の男性と知り合ってもうかなり長いという方にはあまり役に立たないかもしれませんが、まだ相手が自分のことをよく知らないのであればチャンスです!
自分の良い部分を分かってもらえるような情報を言動、態度、行動でどんどん伝えましょう。
先に良い印象を作ってしまえば、後に良くないことが知られてしまったとしても最初に作られた印象が悪くなりにくいです。
ただし、聞かれてもないのに言ってしまったり、ダイレクトに伝えようとするとただの自慢になってしまうので注意してください。
あくまでも会話の流れに沿って自然に伝えることが出来ると良いと思います。
さらに一般的に、すでに良い印象を持っていると、同時にそれに関連するレッテルをはりやすいという傾向があります。
たとえば、先に「いつでも楽しそうな人」という印象を持たれたとすると、「親切」「親しみやすい」「優しい」などのそれに関連する印象も持たれることがあるということですね。
なので、出来るだけ早くに自分の良いところを知ってもらうことが大事かと思います。
ネガティブな情報はなるべく控える
良いところを伝える、の逆ですが、自分に関して悪い印象を与えるようなことを言うのは控えましょう。
もちろん意図して好きな人相手にそんなことを言う人はあまりいないとは思いますが、自分が特に悪いことではないと意識していないことなどをふとしたときに言ってしまうこともあると思います。
先ほども言いましたが、先についてしまった印象を変えることはかなり難しいです。
それに、その悪いレッテルに関連してさらに悪い印象を持たれる可能性もあります。
相手がどんなことに対して良く思わないのかを十分に考え、言動や行動を気をつけるようにしましょう。
最後に
いかがでしたか?
ほんの一瞬の言動や態度や行動で人は他人のことを瞬時に判断してしまいます。
「いつの間にか距離をとられていた・・・」なんてことにならないように気をつけましょう。
しかし、基本的に好きな人の前では良く思われるような態度を取る方が多いと思いますが、知り合い、友達のポジションで終わらせないようにするためにも、この記事を参考にして片思いが叶うのを願っています。