皆さんはネックレスをどれくらいの数お持ちでしょうか。
その時の気分やファッションに合わせて、着こなしに幅を与えてくれるネックレス。
でも、自分の持っているネックレスの長さが果たして何センチなのか、わかっている人って意外と少ないのではないでしょうか。
ネックレスはその長さによって、呼び名も、与える印象も違ってきます。
今回はそんなネックレスの長さによる名称とデザインによる名称、そしてそれぞれのデザインの与える印象の違いなどをご説明しましょう。
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長さによるネックレスの種類
チョーカー(ドッグネック・ドッグネックレス)・・・40センチ以下のもの
40センチ以下のネックレスのことを、チョーカーと呼びます。
ドッグネックやドッグネックレスとも呼ばれますが、あまり日本では一般的な呼び方ではないようです。
首にぴったりとくっつくほどの短いネックレスで、犬の首輪を連想することからそう呼ばれました。
のちにモナコ公妃となった女優のグレース・ケリーが映画で身につけたことでも有名です。
チョーカーのネックレスの魅力は、何よりも首自体をスリムに見せることができます。
特に相性のいいのは、Vネックのトップス。
Vネックは縦長のラインを作って首を長く見せてくれますが、何もつけないと寂しい印象を与えます。
そこでチョーカーを合わせることで、自然な華やかさを加えることができるのです。
また、スーツの襟元から覗かせるのにもgood。
プリンセスネックレス・・・40~45センチのもの
40~45センチのネックレスをプリンセスと呼びます。
この長さは最も標準的なタイプなので、お持ちの方は多いでしょう。
「プリンセス」の名の通り、特にドレスとの相性はとてもよく、首やデコルテをスリムに見せてくれる効果があります。
襟元からさり気なく覗く長さで、比較的さまざまなデザインの服と合います。
スリムさをさらに演出したいときには、あえて太さのあるチェーンを選ぶとよいでしょう。
マチネーネックレス・・・50~55センチ
ここから先はすべて「ロングネックレス」と呼ばれる範囲の長さのものになります。
まずは、50~55センチのマチネー。
もともと、「マチネー」とは演劇の昼公演のことを指します。
昼の社交界におもむく女性たちが身につけたことから、そう呼ばれるようになりました。
カジュアルさとシックさを兼ね備えているの便利な長さ。
シンプルなワンピースとは特に相性バツグンです。
オペラネックレス・・・70~80センチ
マチネーは昼公演という意味でしたが、こちらの夜公演にやることが多いオペラ。
夜のパーティーなどで使われる長さです。
みぞおちくらいまで垂れ下がる長さが、優雅さを演出してくれます。
ロープネックレス(ソトワールネックレス)・・・81センチ以上
オペラよりも長いネックレスをロープ、あるいはソトワールネックレスと呼びます。
一連でつければ縦長のラインの強調になり、二連、三連とすれば華やかになります。
このように、オペラ・ロープほどの長さのネックレスはアレンジがしやすいため、非常に使い勝手がいいのです。
1930年代、有名ブランドは次々にカジュアルなスタイルにロングネックレスを合わせる着こなしを提案しました。
以来、カジュアル×ロングネックレスの組み合わせは今に至るまでの定番となっています。
デザインによるネックレスの種類
ユニフォームネックレス
同じ大きさの真珠を連ねたデザインのネックレスを、ユニフォームネックレスと呼びます。
同じ規格の粒を使っているので、「ユニフォーム」なんですね。
基本的には真珠を使ったものだけをこう呼びます。
シックな印象を与え、フォーマルな場では欠かせない存在です。
グラデーションネックレス
中央に大きな粒をおき、両端に向って少しずつ小さな粒を用いるのがグラデーションネックレスです。
ユニフォームネックレスもグラデーションネックレスも、作るには同じ大きさの真珠が必要になるので、以前は希少でした。
しかし、今では品質の良いフェイクパールが多くあるので、それなりのものを安価で手に入れることができます。
ラリアットネックレス
ラリアットネックレスは、通常のネックレスのペンダントトップのある部分からチェーンを垂らしているタイプのデザインのネックレスです。
Y字になっていると言えばわかりやすいでしょうか。
その形から乳間ネックレスと呼ばれていた時期もありました。
セクシーさを出したいときにはオススメです。
レースネックレス
その名の通り、ネックレスを編んで作ったネックレスのことです。
つけ襟風のデザインが流行りました。
森ガールさんにもオススメのデザインです。
ステーションネックレス
ステーションネックレスは、チェーンの間にストーンを配したデザインのネックレスです。
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という形になっているのが特徴で、カジュアルな着こなしにぴったり。
最後に
いかがだったでしょうか。
普段何気なく選んでしまいがちなネックレス。
それぞれの名称や与える印象を知っておくと、選ぶのがさらに楽しくなりますよ。
「プリンセスネックレスはたくさんもっているから、今回はマチネーネックレスで」など、選ぶポイントの一つとして活用してみてくださいね。