片思いの彼に、あなたのことを好きになってもらいたくはありませんか?
それも、とても強く、あなたに恋焦がれてもらいたくはありませんか?
男性に恋心を抱かせ、強く想ってもらうには、あなたが彼の攻略対象にならなくてはいけません。
「攻略対象なんてまるでゲームみたいね」
そう感じたあなた、正解です! 私たちは片思いの彼に恋のゲームを仕掛けなくてはいけないのです。
この恋のゲームを面白くするために知っておかなくてはいけないのは、「予定調和を崩す」というテクニック。
予定調和を崩して男性をドキドキさせ、片思いの彼に振り向いてもらいたい方は必読です。「予定調和を崩すって何?」と思ったあなたも、ぜひ続きをどうぞ。
男性を燃え上がらせる恋愛はゲームの攻略と同じ
いきなりですが、あなたはゲームが好きですか?
ゲームと言ってもジャンルはさまざまですが、もしもあなたの操作するプレイヤーキャラが、ゲームを開始当初から「最強!」の設定だったらどう思いますか。
最強なので、どんどん新しいステージに進めるし、難関のボスなんかもかる~く退治。
そして短時間であっさりクリア……。
これじゃあ、まったく楽しくないし、記憶にも残らないですよね!?
ゲームの楽しさは自分のテクニックを磨いたり、キャラを育てたり、要するに攻略するところにあります。
「不可能ではないけど、難しい!」
「難しいけど、もう少し頑張ればいけるかも!?」
という、ギリギリのラインの難易度のレベルが、私たちの攻略したい気持ちをくすぐるわけです。そして無事にクリアした暁には、「いいゲームだったなぁ」と思い出にもなるし、何度もプレイしたくなる。
で、なぜこんなお話をしたかというと、男性が女性にする恋愛も基本的にはこれと同じだからです。
「振り向いてもらえる可能性は0ではないようだけど、結構難しいぞ!」
そう片思いの彼に思わせる女性の方が、「攻略したい心」をムズムズさせるし、付き合った後も大切にしてもらえます。
もちろん、「こりゃあ完全に脈ナシだ……」と思わせてしまっては、片思いの彼は撤退してしまうでしょうから、注意は必要です(世界で数人しかクリアできない、超難易度の高いゲームにトライする人は自分に相当自信があるか、考えなしな人だけです)。
だから私たちはそのギリギリの、「手がなんとか届きそうなレベルの高嶺の花」にならなければいけないのです(これについて詳しくは「片思いの勝利の秘訣は『追いかけさせる』!目指せ特別なオンナ」の記事で書いています)。
「予定調和」の関係だと、あなたの片思いの彼は攻略のしがいを感じない
では片思いの彼から見て、ギリギリ、手が届きそうな、届かなさそうな女性……というポジションを目指すためにはどんなテクニックを使えばいいでしょうか?
またゲームでたとえましょう。
もしも「ダンジョンをクリアするゲーム」のはずが、一本道の単純なダンジョンしか無かったら拍子抜けしちゃいますよね?
ゲームを進めていっても、
「また一本道かぁ~」
「どうせこの後も一本道でしょう?」
という風に予想がついてしまう。
この、予想がついてしまう状態のことを「予定調和」と言います。
「予想通りに物事が展開し、結果もやっぱり予想通り」というやつです。
片思いの彼との恋愛でも同じことが言えます。
「きっと彼女は僕に今こういうことを言ってほしくて、この後こういう風に反応するんだろうな……ほらやっぱり」
というのでは、全然攻略のしがいがなく、魅力的に思えないのです。
しかし、私たちは片思いの彼にとって、「手がなんとか届きそうなレベルの高嶺の花」にならなければいけないので、一本道のダンジョンでいてはダメなわけです!
「夢をかなえるゾウ」などの作品で有名な水野敬也氏も、その著書「スパルタ婚活塾」の中で以下のように言っています。
「巷にあふれるコミュニケーションノウハウ本が見落としている点なのだが、魅力的な会話というのは、予定調和を崩すことなのである。」
「今回俺が一番伝えたいのは、『この女と付き合いたい』と男に思わせるためには、相手の上に立つコミュニケーションが非常に重要であるということだ。」
本文の文脈では、男性と会話するにあたって予定調和を崩せということを言っているのですが、基本的には会話にかぎらずとも、この姿勢は大事なのです。
では次項から詳しく「予定調和の崩し方」のテクニックを見ていきましょう。
片思いの彼と仲良くなった時にこそ生まれてしまう予定調和
片思いの彼との関係では、予定調和を崩したほうがいいのはわかりましたね。
しかし、実はあなたの片思いがうまくいっていればいるほど、予定調和を崩すのは難しくなってしまうものなのです。
あなたとあなたの片思いの男性の仲が深まってくると、二人の間には「暗黙の了解」という名の予定調和が入り込んでくることが多くなるからです。
たとえば……
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片思いの彼は同じバイト先。シフトが同じ日には、別に約束をしているわけではないけど、駅まで一緒に帰る。
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片思いの彼は私の帰宅時間を知っている。その時間に電話やラインをくれるのが、最近の習慣みたいになっている。
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土曜日の夕方に時間が空いていれば、片思いの彼と夕飯を一緒に食べに行くことが多い。最近はそれを見越して、その時間にあまり予定を入れないようにしている。
などなど。
これって、一見すると片思いの彼と仲が良くて、すごくいい感じに思えますが……。
こういうことが積み重なると、いくら仲は良くても「予定調和」の状態が続いてしまい、片思いの彼を安心させすぎてしまうのです。
「今日も僕と一緒に駅まで帰るだろう」
「この時間に連絡すれば、すぐに返信が来るだろう」
「土曜の夕方は、あの子はどうせ暇してるだろうし、また当日に声掛けよう」
そのように思わせてしまい、あなたに「高嶺の花」のイメージがなくなっていってしまいます。下手をすると、予定調和に甘んじる期間が長すぎて、恋人未満友達以上の曖昧な関係に悩むようになってしまうかもしれません。
もしもあなたが片思いの彼との間に、「暗黙の了解」が生まれてきたと感じたら、すかさず次項で説明する予定調和を崩すテクニックを使いましょう!
片思いの彼との習慣化した予定調和を崩すテクニック――「いつも通り」を少し変える
予定調和を崩すテクニックと言っても、別にいい感じだった片思いの彼に対して、急に意地悪な態度を取れと言うわけではありません。
ほんの少し、あなたの「いつも通り」の行動を変えてみるだけです。
先ほどの3つの例を使って、予定調和を崩すと以下のようになります。
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片思いの彼は同じバイト先。シフトが同じ日には、別に約束をしているわけではないけど、駅まで一緒に帰る。
→「今日は約束があるから、別の駅を利用するね」と言って一人で帰る。駅に行くまでにお店に寄り道をするなどし、「今日はここでね」と言って別れる。 -
片思いの彼は私の帰宅時間を知っている。その時間に電話やラインをくれるのが、最近の習慣みたいになっている。
→帰宅時間を変え、出先で連絡を受けて「今出先だから」と連絡を断つ。家にいても、シャワーや自分のリラックスタイムを優先し、あえて片思いの彼からの連絡に反応しない。 -
土曜日の夕方に時間が空いていれば、片思いの彼と夕飯を一緒に食べに行くことが多い。最近はそれを見越して、その時間にあまり予定を入れないようにしている。
→彼から連絡があろうがなかろうが、自分の予定を入れて忙しくする。連絡を受けても「急だから行けないよ」などと言って断る。
……わかりましたか?
要するに、「きっと彼女はなんだかんだ、僕と一緒にいることを選ぶんだろうな」という片思いの彼の予想を「彼女は、僕よりも彼女自身の予定を優先した」という事実で崩してみせるのです。
これは予定調和に慣れてしまっている男性にとっては、実に刺激的です。
先ほどのゲームのダンジョンの例だと、
「どうせまた一本道だろ…………って急にすごい入り組んだ仕掛け出てきた!?」
という感じですね。予定調和を崩すテクニックは、男性の恋を格段に面白くするのです。
そして、実はこれらのことはあなたが片思いの彼に「高嶺の花すぎる女性」と思われている時にも使えます。その場合は、普段そっけないあなたが取らないような、「ちょっと一緒にいたい」という態度を見せることです。
「いつもはクールな彼女が、一緒に帰ろうって誘ってきた!?」
という行動でも、彼の「いつも一人で駅まで行く」という予定調和を崩したことになるのです。
いずれにしても、ポイントは片思いの彼に対しては常に少々ムラのある対応を心がけ、「少し予想がつかない一面のある女性だ」と思わせること。
予定調和を崩すテクニックで、片思いの彼の、あなたを攻略したい心に火をつけましょう!
予定調和と吊り橋効果――片思いの彼をドキドキさせ恋心を抱かせよう
予定調和を崩すテクニックを使えば、片思いの彼は少なからず不安感を抱くようになります。
あなたへの愛情から不安になるということも、もちろんあるでしょう。
が、もっと大元の「習慣化していたことが崩されてしまう」ということへの、漠然とした不安でもあります。
ところで、あなたは「吊り橋効果」というものをご存知でしょうか。
吊り橋の上にいるとドキドキしてしまうので、そこで異性と出逢えば自分がドキドキしていることを恋心と勘違いし、本当にその異性を好きになってしまう、という効果です。
片思いの彼との間の予定調和を崩すテクニックは、吊り橋効果と通じます。
片思いの彼はあなたとの間にあったはずの、予定調和な展開が急に裏切られて不安感を抱き、ドキドキします。
そこで
「こんなに不安になっているということは、僕ってもしかして彼女のこと好きなのかも」
と感じるというわけです。
そこまでくればしめたもの。当ブランドの他の記事にあるテクニックも実践しながら、片思いの彼が告白してくるのを待ちましょう。