寒い季節ですね。
12月の忘年会、1月の新年会、そして2、3月の歓送迎会……と冬は何かと飲む機会が多いもの。
そこで迷わず
「とりあえずビール!」
なんて頼んでいませんか?
女性にとって冷えは大敵。なのに、その冷たいお酒が冷えの原因になっているなんてこともあるんです!
そこでおすすめしたいのは、日本酒の熱燗(あつかん)やホットワインなどの温かいお酒。
せっかくの飲むんですから、ついでに冷え性も治してしまいましょう。
冷たいお酒は冷え性を加速させる!?
「冷たい飲み物を摂取すると、体が冷える」ということは、みなさん感覚的にわかっていることと思います。
冷たいものが臓器に直接届くので当然ですね。
冷たい水や、ジュースも体を冷やします。
でも、お酒はそれ以上に体を冷やすリスクが高いのです。
それはアルコールの分解のプロセスに関係しています。
アルコールを摂取すると、血液中のアルコール濃度は上昇し、これを分解するためにたくさんの水分を必要とします。
体から水分がなくなってくると、血液自体が濃くなります。
ここで「血行が悪くなる」という状況になり、冷えが引き起こされるのです!
女性は体の構造上、男性よりも冷え性になりやすいと言われています。
だからより「冷たいお酒」には注意しなきゃいけないんですね。
ただし以上の話はあくまでもたくさん飲酒してしまったときや、「体を冷やしやすいお酒」を飲んでしまった時の話。
実はお酒の中にも「体を冷やしやすいお酒」と、「体を温めるお酒」があるんですね。
体を温めるお酒のうち、とても身近なのは以下の2つです。
●赤ワイン
●日本酒
この2つは体を温めてくれる作用があるとされていますので、冷え性の女性には特におすすめ!
ホットの赤ワインは寒い時期のヨーロッパでは好んで飲まれますし、日本の寒い地域でも日本酒を作っているところが多いことからも納得ですね。
白ワインは体を冷やすわけではありませんが、ぶどうの果実の皮に体を温める効果があるので、赤ワインよりは効力が落ちます。
ちなみに、要注意なのは「麦」。
夏に麦茶が好まれることからもわかるように、麦は体を冷やす作用があります。
ビールや焼酎は麦からできていますので、体を冷やすお酒の代表です。
冷え性で悩む女性は、麦が原料のお酒を選んではいけませんよ。
冷えが気になるのなら、飲み会でも赤ワインや日本酒を注文しましょう!
もちろん熱燗(あつかん)やホットワインを選んだほうが体に優しいですよ。
家でも気軽に楽しめる温かいお酒のレシピ
実際に飲み会で日本酒の熱燗(あつかん)や赤ワインにトライしてみれば
「まんまと日本酒の熱燗や赤ワインにハマってしまった」
なんて女性も出てくることまちがいなしです。
そこで家でも楽しめる温かいお酒のレシピをご紹介しましょう。
ネット上には湯煎をすすめているレシピも多いですが、より気楽に楽しむために手間の掛からない方法をおすすめします。
赤ワイン(180ml)のホット
耐熱性のマグカップに入れて、500wの電子レンジで70秒ほどチンしてください。
美しい赤色が楽しめる、透明ガラス製のものがおすすめ。
☆赤ワインのホットにちょい足し
・レモンやオレンジなどの輪切りを入れる、もしくはオレンジジュースやレモンジュースで割る。割る場合はお好きな割合で、ワインとジュースを混ぜてからレンジで温める。
・シナモン・カルダモン・クローブ・ジンジャーなどお好きな香辛料を加える。ジンジャーを乾燥させたパウダーか、生ショウガを小さく切ったものがおすすめ。
・ハーブティーと割る。お酒に弱い人は、むしろ温かいハーブティーにワインをちょっと入れるくらいの分量が良いですよ。
日本酒一合(180ml)の熱燗
同じく500wの電子レンジで70秒ほどチンしてください。
徳利(とっくり)がなくても大丈夫!
こちらもお気に入りの耐熱性マグカップに入れて楽しんでください。
手軽に楽しめますよ。
☆日本酒の熱燗にちょい足し
・砂糖・生姜の絞り汁・溶き卵を入れて「たまご酒」
・すり下ろしたショウガを好きなだけ入れて「生姜酒」
日本酒なんておじさんっぽい?
いえいえ、一度飲んでみれば、むしろ冷えを解消したい女性にぴったりなお酒だということがおわかりいただけるでしょう。
最後に
いかがでしたか。
温かいお酒を頼んで、じんわりとほろよい気分で体を温めましょう。
でもくれぐれも飲み過ぎ・深酒は禁物!
「恋する乙女のための、正しいお酒の飲み方」の記事も読み、お酒と上手に付き合いましょう。