よく言う「癒し系」という言葉。
「癒し系の女性は男性にモテる!」
なんて言いますよね。ですから、そこかしこに「癒し系の女性になるには」なんて恋愛コラムが山ほどあります。
なるほど、たしかに男性は癒やされたいのは事実らしいです。
が、無理して癒し系になる必要なんてあるんでしょうか?
今回は無理して癒し系の女性にならずに、自然体で男性を癒す方法をお伝えしましょう。
普段、「性格がきつそう!」「クール」なんて言われてしまっている女性こそ必読です。
癒し系の女性は、男性を攻撃してこなそうだからモテる
井川遥さんとか、綾瀬はるかさんとか、有村架純さんとか……。
よく「癒し系」だなんて言われていますね。そして癒し系の女性はモテる!
なるほど、可愛らしくてタレ目で、のんびりとした口調はたしかにマイナスイオン出てそう! まさに癒し系です。
でも、じゃあ「癒やし系ってなんなの?」と言われてもはっきりしませんよね。
実は「癒し系」というのは単なるイメージにすぎません。
上で挙げた三人は、「一緒にいると癒やしてくれそ~♪」というイメージがあるけど、実際どうだかはわかりませんよね。
このイメージって突き詰めると、「男性を攻撃しない感じがする」ということなんです。
女性も同じですけど、男性も日々の生活で闘っています。それも「俺は男だ!」という鎧を着て(参考:「ジェンダーや女性らしさや男性らしさってなんだろう?今こそ真の「女子力」について考える」)。
ですから、恋人と一緒にいるときにはなるべく闘いたくないと思っています。戦士の休息ってやつです。恋人には癒やしを求めるんですね。
そこで、絶対に攻撃してこなそうな女性を、多くの男性は好きだと思うんです。これが癒し系がモテる理由です。
癒し系の女性じゃないと、男性は癒せないの? そんなことありません!
しかし、実は典型的な癒し系ではなくても、男性を癒やすことはできます。
というのも、それぞれの男性にとって癒されると感じるポイントは違うからです。
先ほど挙げたような女性芸能人は、確かに優しそうな女性で人気はありますが、必ずしも男性全員があのような女性が好みというわけではありません。
それに、外見だけ癒し系だったとしたら、中身が相手の理想と違っていた時に「裏切られた」と思われてしまうリスクさえあります。
あなたが癒すべきは不特定多数の男性ではなく、片思いのあの人だけですよね?
であれば、典型的な癒し系の女性にならなくても、彼一人を癒せれば目的は達成できるんです。
それは言ってみれば、オーダーメードの癒し。彼に合った形で彼を癒すことを目指します。
むしろ、あなたが普段癒し系からかけ離れていればいるほど、「自分にだけに見せてくれる特別な一面」だと感じ、相手は優越感を抱くことができるんです。
片思いの彼を癒やすための行動とは?
では、彼を癒やすには具体的にどんな行動をとればいいでしょうか?
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大前提として、彼のプライドを傷つけないこと。相手が苦手なことを話題にしない。
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仕事や勉強のことを無理に聞き出さない。相手が言ってきたらしっかり聞く(参考:「目指せ聞き上手!あなたの女子力を上げる『傾聴の技法』とは」)。
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タイミングを見て褒める(参考:「褒める力を磨いて、片思いの男性の居心地を良くする女になる」)。
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甘えさせる。ただしこちらから提案して尽くしすぎない(参考:「片思いの相手に選ばれたいなら、『尽くす女』を卒業しよう!」)。たとえば、相手が膝枕を求めてきたらしてあげるけど、自分から「膝枕してあげようか?」とは言わない。また、長時間はさせないなど。
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彼が求めていることを察する努力をする。
基本的に人は皆「恋愛相手には常に優しくいてほしい」と思っています。
特に男性は、「毎日男でいること」で疲れています。
女性なら、女性同士でわいわいと騒ぐことで「毎日女でいること」のストレスを発散させることができますが、男性はこういうことをしません(これは男女の脳の作りの違いです)。
ですから、「男を休んでいる状態の自分」を見せられる、優しい女性に惹かれます。
これが「癒やされる」ということ!
中には女性に意地悪をされたいマゾな男性もいるようですが、彼らだって本当に四六時中、きついことを言われ続けていたらめげてしまいます。
マゾがマゾのままでいられるのは、きつい中にもその女性の中に優しさを感じているからなんです。
もしくは、普段はきついけど、たまに極上の優しさを与えてくれる存在だとその女性を見なしているから。
今の例だと、「普段はきつい」のだから典型的な癒し系の女性ではありませんよね。
でも、たまに与える極上の優しさが癒しになっているので、男性にとってはこの上ない「癒やしを与えてくれる女性」ということになるんです。
だから、私たち女性は片思いの男性に対して、優しくしなければいけません。
しかし、それは尽くす女になることとは違います。私たちは彼のお母さんではないので、何から何まで面倒をみる必要はありません。
それをやってしまうと、いつしか彼の中で私たちの優先順位は下がり、ひどいときには「セフレ兼家政婦」のような扱いを受けることになってしまいます!
女性は男性に追いかけられることで、楽しい恋愛を手に入れることができるからです(参考:「片思いの勝利の秘訣は『追いかけさせる』!目指せ特別なオンナ」)。
最後に――「きつい」と思われている女性が、片思いの彼を癒やすための極意
もしもあなたが
「自分はどう考えても癒し系の女性じゃないなぁ。ズボラだし、性格はきついし……」
などと思っているのなら、先ほど挙げた具体的行動を、より意識的に片思いの男性に取り組んでみてください。
すると
「普段はきついのに、二人きりだと意外と優しい!」
というのが、すごくいいギャップとなって彼の胸に響きます。
男性って女性よりも鈍感な傾向があるので、女性の内面の優しさにあまり気づきません。
普段の姿(外見や口調)がきつい感じだと、なおのことです(逆に外見がおっとりしていれば、中身の性格の悪さにも気がつかないことがあります)。
だから、チャンスがあればあなたの優しさや女性らしい一面を積極的に見せていくことで、片思いの彼に気づかせる必要があるんですね。
要するに、「私はあなたを攻撃しません」というアピールをすることが大切なのです。これが癒し系じゃない女性が、男性を癒やす極意だと言えましょう。